福生市で生活保護を検討している方に向けて、受給できる条件・実際に受け取れる金額・申請の手順・そして住まいの探し方までを1つの記事にまとめました。
福生市は東京都の1級地-1に区分されています。これは全国で最も基準額が高いグループで、23区や立川市・昭島市と同じ水準です。単身世帯であれば生活扶助と住宅扶助を合わせて月13万円前後が目安になります。
また福生市の保護率は人口1,000人あたり20.7人で、多摩26市の平均(17.4人)を上回っています。窓口が生活保護の相談を日常的に扱っている自治体だということです。「相談に行っても門前払いされるのでは」と不安に感じている方は、その点はまず安心してください。
福生市で生活保護を受けられる人の条件
生活保護は、資産や能力その他あらゆるものを活用してもなお生活に困窮する方に対して、国が定めた最低生活費との差額を支給する制度です(生活保護法第1条・第4条)。
世帯の収入が最低生活費を下回っていること
判断の軸になるのは「世帯の収入」と「最低生活費」の比較です。
最低生活費は、世帯の人数・年齢・お住まいの地域によって計算されます。福生市の場合、単身世帯であればおおむね月13万円前後が最低生活費の目安です。収入がこれを下回っていれば、不足分が保護費として支給されます。
ここで言う収入には、給与だけでなく年金・各種手当・親族からの仕送り・一時的な所得も含まれます。
働いていても受給できる
よくある誤解として「働いていると生活保護は受けられない」というものがありますが、これは誤りです。
生活保護は最低生活費に足りない部分を補う制度なので、収入があってもその額が最低生活費を下回っていれば対象になります。福生市の公式サイトでも、アルバイト収入があっても受給できる旨が明記されています。
むしろ働いて得た収入には後述する勤労控除が適用され、収入の一部が手元に残る仕組みになっています。
資産の活用が求められる
預貯金・不動産・自動車などの資産は、原則として生活費に充てることが求められます。
ただし機械的に「すべて手放さなければならない」わけではありません。自動車は通勤や通院に必要と認められれば保有が認められる場合がありますし、持ち家も居住を続けたほうが合理的と判断されれば処分を求められないことがあります。個別の事情によって判断が変わる部分なので、窓口で相談する価値があります。
扶養義務者への照会について
親族への扶養照会は、かつて申請をためらわせる大きな要因でした。
現在は運用が変わっています。2021年の厚生労働省通知により、扶養義務者に扶養の可能性が期待できない場合には照会を行わない取り扱いが明確化されました。長年連絡を取っていない、家庭内暴力があったなどの事情がある場合は、申請時にその旨を伝えてください。
借金があっても申請できる
借金の有無は、生活保護を受けられるかどうかとは直接関係ありません。福生市の公式サイトでも同様の説明がなされています。
ただし保護費から借金を返済することは想定されていないため、債務整理を並行して進めるよう助言される場合があります。
\ 私は生活保護を受給できる? /
生活保護を受給できるか?簡易診断【無料】
世帯人数・年齢・収入を入力するだけで、生活保護受給の可能性について簡易診断が1分程度で可能!
福生市の生活保護でいくら受け取れるか
ここからが本記事の中心です。福生市で実際にいくら受け取れるのかを、計算の仕組みからモデルケースまで具体的に見ていきます。
生活保護費は3つの部分でできている
毎月受け取る保護費は、大きく次の3つで構成されます。
- 生活扶助 … 食費・衣類・光熱水費など日常生活の費用
- 住宅扶助 … 家賃・地代など住まいの費用
- 各種加算 … 世帯の状況に応じた上乗せ(母子加算・障害者加算など)
このほか、義務教育の費用(教育扶助)、医療費(医療扶助)、介護費(介護扶助)などが必要に応じて支給されます。医療費と介護費は現金ではなく、福祉事務所が医療機関へ直接支払う形になります。
福生市は1級地-1なので、生活扶助はもっとも高い区分の基準額が適用されます。
生活扶助はこう計算する
生活扶助は次の式で求めます。
生活扶助 =(世帯員それぞれの第1類の合計 × 世帯人数に応じた逓減率)+ 第2類 + 特例加算
少し複雑に見えますが、意味は単純です。第1類は「一人ひとりにかかる費用」、第2類は「世帯全体にかかる費用」です。
第1類(個人単位・福生市=1級地-1の額)
| 年齢 | 月額 |
|---|---|
| 0〜2歳 | 44,580円 |
| 3〜5歳 | 44,580円 |
| 6〜11歳 | 46,460円 |
| 12〜17歳 | 49,270円 |
| 18〜19歳 | 46,930円 |
| 20〜40歳 | 46,930円 |
| 41〜59歳 | 46,930円 |
| 60〜64歳 | 46,930円 |
| 65〜69歳 | 46,460円 |
| 70〜74歳 | 46,460円 |
| 75歳〜 | 39,890円 |
この表で見落とされやすい点が2つあります。
ひとつは、もっとも高いのは12〜17歳(49,270円)であることです。成人より高く設定されています。育ち盛りの食費などが反映されているためで、「大人のほうが高いはず」という感覚で読むと間違えます。
もうひとつは、高齢の区分で額が大きく変わることです。70〜74歳は46,460円ですが、75歳以上になると39,890円まで下がります。その差は6,570円あります。「65歳以上」とひとまとめにして計算すると、実際の額と食い違ってしまいます。
逓減率(世帯人数が増えるほど下がる)
| 1人 | 2人 | 3人 | 4人 | 5人 | 6人 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1.00 | 0.87 | 0.75 | 0.66 | 0.59 | 0.58 |
世帯人数が増えると生活用品を共有できるため、一人あたりの費用は下がります。それを反映したのが逓減率です。
この率を掛けるのは第1類の合計だけで、次の第2類には掛けません。ここを取り違えると計算が合わなくなります。
第2類(世帯単位)
| 世帯人数 | 月額 |
|---|---|
| 1人 | 27,790円 |
| 2人 | 38,060円 |
| 3人 | 44,730円 |
| 4人 | 48,900円 |
| 5人 | 49,180円 |
| 6人 | 55,650円 |
第2類は光熱水費や家具什器など、世帯でまとめてかかる費用です。
第2類には級地による差がありません。福生市も、地方の3級地の町村も同じ額です。第1類は地域によって変わるのに第2類は変わらない——この非対称が制度の実際の姿です。
特例加算
上記に加えて、世帯員1人あたり1,500円が特例加算として上乗せされます。単身なら1,500円、2人世帯なら3,000円です。
福生市のモデルケース別 受給額
実際の世帯構成にあてはめて計算してみます。いずれも住宅扶助を上限まで使った場合の目安です。
ケース1:単身・40歳
| 項目 | 計算 | 金額 |
|---|---|---|
| 第1類 | 46,930円 × 1.00 | 46,930円 |
| 第2類 | 1人 | 27,790円 |
| 特例加算 | 1,500円 × 1人 | 1,500円 |
| 生活扶助 小計 | 76,220円 | |
| 住宅扶助 | 上限 | 53,700円 |
| 合計 | 約129,900円 |
ケース2:単身・70歳
| 項目 | 計算 | 金額 |
|---|---|---|
| 第1類 | 46,460円 × 1.00 | 46,460円 |
| 第2類 | 1人 | 27,790円 |
| 特例加算 | 1,500円 × 1人 | 1,500円 |
| 生活扶助 小計 | 75,750円 | |
| 住宅扶助 | 上限 | 53,700円 |
| 合計 | 約129,400円 |
ケース3:単身・78歳
| 項目 | 計算 | 金額 |
|---|---|---|
| 第1類 | 39,890円 × 1.00 | 39,890円 |
| 第2類 | 1人 | 27,790円 |
| 特例加算 | 1,500円 × 1人 | 1,500円 |
| 生活扶助 小計 | 69,180円 | |
| 住宅扶助 | 上限 | 53,700円 |
| 合計 | 約122,800円 |
ケース2とケース3を並べたのには理由があります。同じ単身の高齢者でも、75歳を境に月7,000円近く変わります。70代前半と後半で扱いが違うことは、あまり知られていません。
ケース4:母子2人(母35歳+子10歳)
| 項目 | 計算 | 金額 |
|---|---|---|
| 第1類 | (46,930円+46,460円)× 0.87 | 81,249円 |
| 第2類 | 2人 | 38,060円 |
| 特例加算 | 1,500円 × 2人 | 3,000円 |
| 母子加算 | 児童1人 | 18,800円 |
| 児童養育加算 | 児童1人 | 10,190円 |
| 生活扶助 小計 | 151,299円 | |
| 住宅扶助 | 上限 | 64,000円 |
| 合計 | 約215,300円 |
ケース5:夫婦2人(65歳+63歳)
| 項目 | 計算 | 金額 |
|---|---|---|
| 第1類 | (46,460円+46,930円)× 0.87 | 81,249円 |
| 第2類 | 2人 | 38,060円 |
| 特例加算 | 1,500円 × 2人 | 3,000円 |
| 生活扶助 小計 | 122,309円 | |
| 住宅扶助 | 上限 | 64,000円 |
| 合計 | 約186,300円 |
ケース4とケース5を見比べると、興味深いことが分かります。生活扶助の本体部分(第1類+第2類+特例加算)はどちらも122,309円で同額です。約29,000円の差は、すべて母子加算と児童養育加算から生まれています。加算が受給額に与える影響の大きさが分かる例です。
なお表の金額は、基準額から計算した目安です。実際の決定額は世帯の収入や個別事情をふまえて福祉事務所が算定します。
\ 月額でいくらぐらい支給されるの??? /
【無料】生活保護受給額シミュレーター
市区町村ごとの級地・住宅扶助に対応した自動計算ツールです。世帯構成・年齢・家賃を入力するだけで、生活扶助・住宅扶助・各種加算を含めた月額受給額の総額目安が1分でわかります。
住宅扶助は上限53,700円
福生市の住宅扶助(家賃の上限額)は、単身世帯で53,700円です。福生市は1級地に該当するため、23区と同じ水準が適用されます。
家賃がこの額を超える住まいに住んでいる場合、原則として転居を求められます。ただし転居にかかる費用は別途支給の対象になります。
世帯人数ごとの上限額や、上限を超えた場合の具体的な取り扱いについては、福生市の住宅扶助を詳しく解説したページをご覧ください。
加算で受給額はさらに増える
世帯の状況によっては、生活扶助に上乗せされる加算があります。福生市は加算の区分では1級地にあたります。
母子加算
ひとり親世帯が対象です。福生市(1級地)の額は次のとおりです。
| 児童数 | 月額 |
|---|---|
| 1人 | 18,800円 |
| 2人 | 23,600円 |
| 3人 | 26,500円 |
| 4人 | 29,400円 |
ここでいう「児童」は、18歳になった日以後の最初の3月31日までの方を指します。
障害者加算
| 対象 | 月額 |
|---|---|
| 身体障害者障害程度等級表 1・2級に該当する方等 | 27,460円 |
| 身体障害者障害程度等級表 3級に該当する方等 | 18,300円 |
障害者加算は令和8年4月に改定されています。改定前の額(1・2級 26,810円/3級 17,870円)を掲載している情報は古いのでご注意ください。
なお母子加算と障害者加算について「両方は受けられない」と説明されることがありますが、正確ではありません。調整されるのは同じ方が両方の加算事由に該当する場合で、そのときは高いほうの額が適用されます。世帯の中で別々の方がそれぞれ該当するなら、両方とも算定されます。
児童養育加算
児童1人につき10,190円です。こちらは全国一律で、地域による差はありません。
冬季加算
11月から3月までは、暖房費として冬季加算が上乗せされます。東京都はⅥ区に区分され、単身で月2,630円、2人世帯で3,730円です。
冬季加算は級地ではなく地区区分で決まります。「1級地だから冬季加算も高い」というものではありません。
期末一時扶助
12月には期末一時扶助が支給されます。福生市(1級地-1)の額は、単身14,500円・2人世帯23,640円です。
収入がある場合の計算
働いて収入を得ている場合、その全額が保護費から差し引かれるわけではありません。勤労控除が適用され、収入の一定額は手元に残ります。
働くほど世帯全体で使えるお金が増える仕組みになっているため、就労は保護費の減少を意味しません。控除額は収入額に応じて変わるので、具体的な金額は担当のケースワーカーに確認してください。
引越しや家電購入で使える一時扶助
毎月の保護費とは別に、臨時の出費に対応する一時扶助があります。
転居時の敷金・礼金・仲介手数料、就職に必要な被服費、出産費用などが対象です。福祉事務所が必要と認めた場合に支給されます。特に転居費用は、住まいの見直しを考えている方にとって重要な制度です。
福生市での申請手続きの流れ
福生市では市役所内に福祉事務所が置かれているため、市役所の窓口で相談から申請まで完結します。
まずは事前相談から
いきなり申請書を出すのではなく、窓口での事前相談から始めるのが一般的な流れです。福生市の公式サイトでも、制度の説明を十分に受けるために事前相談が大切であると案内されています。
相談では、現在の収入・資産・家族の状況・住まいの状況などを聞かれます。生活保護以外に使える制度がある場合は、そちらを案内されることもあります。
不安であれば、相談したい内容をメモにまとめて持参すると話がスムーズです。
申請書を提出する
申請の意思が固まったら、申請書を福祉事務所に提出します。記載する内容は、氏名・住所・保護を受けようとする理由・資産や収入の状況などです。
ここで押さえておきたいのは、申請は権利であるという点です。福生市の公式サイトにも、申請書の提出が難しい特別な事情がある場合は、申請書がなくても申請できる旨が記載されています。窓口で断られたと感じた場合は、その場で引き下がる必要はありません。
調査が行われる
申請を受けた福祉事務所は、次のような調査を行います。
家庭訪問は申請後の早い時期に行われます。特別な準備は必要ありません。
決定通知が届く
調査結果をもとに、保護の要否と支給額が決定されます。
決定までの期間は原則14日以内です。ただし資産調査に時間がかかる場合など、特別な理由があるときは最長30日まで延長されることがあります。結果は書面で通知されます。
却下されたと感じたときの対処
申請が却下された場合、その決定に納得できなければ審査請求という手続きがあります。
審査請求は東京都知事に対して行います。期限は、決定があったことを知った日の翌日から起算して3か月以内です。「60日以内」と書かれている情報を見かけることがありますが、行政不服審査法の改正により現在は3か月が正しい期間です。
福生市の福祉事務所(社会福祉課 生活福祉係)
福生市の生活保護に関する窓口は、市役所内の社会福祉課 生活福祉係です。
窓口の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 担当課 | 福祉保健部 社会福祉課 生活福祉係 |
| 所在地 | 〒197-8501 東京都福生市本町5 |
| 窓口の場所 | 市役所 庁舎1階 |
| 電話 | 042-551-1741(直通) |
| 市役所代表 | 042-551-1511 |
| 受付時間 | 午前8時30分〜午後5時15分(正午〜午後1時を除く) |
| 休み | 土曜・日曜・祝日・年末年始 |
生活福祉係は、生活保護のほか行旅病人・行旅死亡人・無縁墓地に関する事務も担当しています。
窓口へ行くときに知っておくとよいこと
電子申請にも対応している
福生市は、受給開始後の手続きの一部を電子化しています。
毎月の収入を申告する「収入無収入申告書」は、令和5年1月下旬からスマートフォンやパソコンで提出できるようになりました。医療券・調剤券の申請も、令和5年2月から電子申請に対応しています。
窓口での申請もこれまでどおり利用できますが、通院のたびに市役所へ行く負担が減るのは実質的なメリットです。
福生市で賃貸物件を探すときのポイント
福生市で生活保護を受けている世帯の多くは、賃貸住宅で暮らしています。被保護世帯961のうち850世帯(約88%)が住宅扶助を受給しており、持ち家より賃貸が圧倒的多数です。住まい探しは、この制度を使ううえで避けて通れないテーマです。
家賃は53,700円以内が原則
単身世帯であれば、家賃53,700円以内の物件を探すことになります。共益費・管理費は住宅扶助の対象外なので、家賃本体で判断してください。
福生市は1級地-1でありながら、23区と比べて家賃相場が抑えられている地域です。上限額は23区と同じ53,700円が適用されるため、同じ予算でより広い部屋を探しやすいという条件面での利点があります。
入居審査で見られること
生活保護を受けていることを理由に、法律上入居を断ることはできません。ただし実際の審査では、家賃の支払いが継続できるかどうかが見られます。
審査で有利に働くのは次のような点です。
保証人が立てられない場合でも、保証会社を利用する形で契約できるケースが多くあります。
代理納付という仕組み
代理納付は、家賃分の住宅扶助を福祉事務所が直接大家さんや管理会社へ振り込む制度です。
受給者にとっては家賃を払い忘れる心配がなくなり、貸主にとっては滞納のリスクが下がります。入居審査の場面でも、代理納付が使えることは前向きな材料になります。利用を希望する場合は、担当のケースワーカーに相談してください。
転居にかかる費用は支給の対象
「引越したいけれど初期費用が出せない」という理由で住まいの見直しを諦めている方は少なくありません。
福祉事務所が転居の必要性を認めた場合、敷金・礼金・仲介手数料・運送費などが一時扶助として支給されます。家賃が上限を超えている場合の転居はもちろん、その他の事情による転居も対象になり得ます。
重要なのは、転居する前に必ず福祉事務所へ相談することです。事後の申請では支給されない場合があります。
部屋の広さの目安
住宅扶助には床面積による減額の仕組みがありますが、単身世帯で15平方メートルを超える物件であれば通常の上限額が適用されます。福生市で53,700円以内の単身向け物件を探す場合、この面積を下回るケースはあまり多くありません。
福生市の生活保護の状況(データで見る)
最後に、福生市の生活保護がどのような状況にあるかを公的な統計から見ておきます。
保護率は多摩地域の平均を上回る
| 自治体 | 保護率(人口千人あたり) |
|---|---|
| 立川市 | 26.1人 |
| 青梅市 | 22.0人 |
| 福生市 | 20.7人 |
| 東京都全体 | 19.8人 |
| 昭島市 | 19.6人 |
| 多摩26市の平均 | 17.4人 |
| 羽村市 | 15.9人 |
| あきる野市 | 12.0人 |
福生市の保護率は、多摩26市の平均を3.3ポイント上回っています。隣の羽村市(15.9人)とは5ポイント近い差があります。
この数字は、福生市の福祉事務所が生活保護の相談を日常的に扱っているということを意味します。窓口にとって珍しい相談ではありません。
東京都全体が減る中で福生市は増えている
| 令和元年度 | 令和4年度 | 増減 | |
|---|---|---|---|
| 東京都全体 | 285,391人 | 278,161人 | −2.5% |
| 福生市 | 1,113人 | 1,156人 | +3.9% |
(出典:東京都「福祉・衛生行政統計年報」令和4年度)
東京都全体の被保護人員が減少しているのに対し、福生市は増加しています。制度を必要とする人が地域に一定数いることの表れです。
よくある質問
- Q福生市で生活保護を受けると、いくらもらえますか?
- A
世帯の人数と年齢によって変わります。単身で40歳の方であれば、生活扶助76,220円と住宅扶助の上限53,700円を合わせて月約129,900円が目安です。母子2人世帯(母35歳・子10歳)では月約215,300円が目安になります。実際の支給額は、収入があればその分が差し引かれます。
- Q働きながらでも受給できますか?
- A
できます。生活保護は最低生活費に足りない部分を補う制度なので、収入があってもその額が最低生活費を下回っていれば対象になります。さらに勤労控除があるため、働いた分がまるごと差し引かれるわけではありません。
- Q家賃が53,700円を超えていたらどうなりますか?
- A
原則として、上限額以内の住まいへの転居を求められます。ただし転居にかかる敷金・礼金・仲介手数料などは一時扶助として支給の対象になるため、費用を自分で用意する必要はありません。転居前に必ず福祉事務所へ相談してください。
- Q申請してから支給されるまでどのくらいかかりますか?
- A
保護の要否は、申請から原則14日以内に決定されます。資産調査に時間がかかるなど特別な理由がある場合は、最長30日まで延長されることがあります。
- Q家族や親族に連絡がいきますか?
- A
必ず連絡がいくわけではありません。2021年の厚生労働省通知により、扶養が期待できない場合には照会を行わない取り扱いが明確になりました。長期間連絡を取っていない、家庭内暴力があったなどの事情がある場合は、申請時に窓口へお伝えください。
- Q借金があっても申請できますか?
- A
できます。借金の有無は、生活保護を受けられるかどうかとは直接関係ありません。ただし保護費から返済することは想定されていないため、債務整理を並行して進めるよう助言される場合があります。
まとめ
福生市は1級地-1に区分され、生活扶助・住宅扶助とも全国で最も高い水準が適用されます。単身であれば月13万円前後、住宅扶助の上限は53,700円です。
窓口は市役所庁舎1階の社会福祉課 生活福祉係で、相談から申請まで一箇所で完結します。保護率は多摩26市の平均を上回っており、生活保護の相談は決して珍しいものではありません。
住まいのことでお困りであれば、家賃の上限内で探せる物件は福生市に十分にあります。転居費用も一時扶助の対象です。まずは窓口へ、そして住まいのご相談は当サイトからお気軽にどうぞ。
▶ エリア別ガイドトップへ
▶ 福生市の家賃上限をもっと詳しく
▶ 近隣の市の完全ガイド
▶ コラム:住宅扶助とは?
▶ コラム:申請方法
