「福祉事務所に相談したい。でも、市役所のどこに行けばいいのか分からない」——平塚市で生活保護や暮らしの困りごとを抱えたとき、最初につまずくのがこの点です。
平塚市の福祉事務所は市役所本館1階にあり、生活保護の相談窓口は1か所に集約されています。ただし、福祉事務所が扱う相談のすべてが同じ窓口で完結するわけではありません。高齢・障がい・こども・生活困窮など、相談の内容によって担当する課が分かれています。
この記事では、平塚市の福祉事務所の場所と連絡先、生活福祉課の組織、相談内容ごとの窓口の見分け方、住まいが定まっていない方の相談先、そして訪問前に準備しておくことを整理します。名称のよく似た「平塚保健福祉事務所」との違いについても解説します。
平塚市の福祉事務所は市役所本館1階にある
平塚市の福祉事務所は、平塚市役所 本館1階の124番窓口です。担当する課は福祉部の生活福祉課で、市の公式サイトでも相談受付窓口として案内されています。
平塚市には横浜市や川崎市のような行政区がありません。そのため福祉事務所も市内に1か所だけで、市内のどこにお住まいでも訪ねる場所は同じです。区ごとに窓口を探す必要はありません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 窓口名称 | 平塚市福祉事務所(福祉部 生活福祉課) |
| 相談受付場所 | 平塚市役所 本館1階 124番窓口 |
| 所在地 | 〒254-8686 神奈川県平塚市浅間町9番1号 |
| 直通電話 | 0463-21-9849 |
| ファクス | 0463-23-5858 |
| 受付時間 | 月曜〜金曜 午前8時30分〜午後5時 |
| 休業日 | 土曜・日曜・祝日・年末年始(12月29日〜1月3日) |
市役所本館はJR平塚駅から北へ徒歩圏内にあります。来庁が難しい事情がある場合も、まずは直通電話で状況を伝えてください。
生活福祉課は4つの担当に分かれている
平塚市が公表している行政機構図(2026年4月1日現在)によると、生活福祉課には援護担当・保護第一担当・保護第二担当・保護第三担当の4つの担当が置かれています。課の主な所掌事務は「生活保護法による保護の決定及び実施」です。
保護の担当が3つに分かれているのは、受給世帯を複数の班で分担して支援するためです。生活保護が始まると、世帯ごとに担当のケースワーカーが決まり、その後の相談窓口になります。
相談する側が担当を選ぶ必要はありません。相談の受付は124番窓口に一本化されていますので、まずはそこへ向かえば大丈夫です。
「福祉事務所に行けば全部相談できる」わけではない
福祉事務所は社会福祉法に基づいて設置される行政機関で、生活保護法のほか、高齢者・障がい者・こども・ひとり親家庭に関する複数の福祉法を所管します。この説明だけを読むと、福祉事務所の窓口に行けばあらゆる福祉の相談ができるように思えます。
ところが実際の市役所では、これらの業務は複数の課に分かれて担当されています。平塚市の場合、生活保護は生活福祉課ですが、高齢者福祉は高齢福祉課、障がい福祉は障がい福祉課、こどもと母子・父子の相談はこども家庭課、というように窓口が別々です。
「福祉のことだから福祉事務所へ」と考えて124番窓口を訪ねると、別の課を案内されて時間を使ってしまうことがあります。相談したい内容がはっきりしているときは、最初から担当課に向かうほうが早く進みます。
相談内容別・平塚市の窓口早わかり表
平塚市が公表している各課の所掌事務をもとに、暮らしの困りごとと担当窓口の対応を整理しました(2026年4月1日現在)。
| 相談したいこと | 担当課 | 直通電話 |
|---|---|---|
| 生活保護の相談・申請 | 生活福祉課 | 0463-21-9849 |
| どこに相談すればよいか分からない | 福祉総務課(保健福祉総合相談担当) | 0463-21-8779 |
| 民生委員・成年後見・町内福祉村 | 福祉総務課(地域福祉担当) | 0463-21-9848 |
| 高齢者の在宅福祉・権利擁護 | 高齢福祉課 | 0463-21-9622 |
| 介護保険の給付・認定 | 介護保険課 | 0463-21-8790 |
| 障がい者手帳・障がい福祉サービス | 障がい福祉課 | 0463-21-8774 |
| こどもの相談・母子父子の相談 | こども家庭課(こども総合相談担当) | 0463-21-9843 |
| 市営住宅 | 建築住宅課(住宅管理担当) | 0463-21-8784 |
| 国民健康保険・国民年金 | 保険年金課 | 0463-21-8776 |
生活困窮者支援や自殺対策、成年後見に関する事務は福祉総務課が所管しています。相談したい内容が自分でも整理できていないときは、保健福祉総合相談担当に電話して事情を話すところから始めるとよいでしょう。
住まいが定まっていない方はどこに相談するか
住む場所が決まっていない、住民票のある市とは別の場所にいる、といった状況では「そもそもどの市の福祉事務所に相談すればよいのか」が分からなくなります。
この点について、生活保護法は居住地がない、または居住地が明らかでない方については、その方が現在いる場所を所管する福祉事務所が保護を行うと定めています。実務ではこれを「現在地保護」と呼びます。
つまり、住民票が平塚市になくても、いま平塚市内におられるなら平塚市の福祉事務所に相談できます。「住所がないから相談できない」とあきらめる必要はありません。
ただし、実際にどのように取り扱われるかは一人ひとりの事情によって変わります。ネットカフェや知人宅に寝泊まりしている、車中で過ごしている、といった状況も含めて、そのまま窓口で伝えてください。事実を正確に話すことが、適切な支援につながります。
住まいの確保は、生活保護の相談と切り離せない問題です。どんな部屋なら借りられるのか、審査は通るのかについては平塚市で生活保護受給者が賃貸を借りる方法で詳しく解説しています。住まい探しの側からも並行して相談を進められます。
「平塚保健福祉事務所」と間違えないために
平塚市内には、名称のよく似た「平塚保健福祉事務所」という施設があります。こちらは平塚市の機関ではなく、神奈川県が設置している機関です。
平塚保健福祉事務所は、平塚市・大磯町・二宮町の保健所業務と、大磯町・二宮町の福祉事務所業務を行っています。つまり生活保護の相談を受け付けている対象は大磯町と二宮町の住民であり、平塚市民の窓口ではありません。
平塚市にお住まいの方が生活保護の相談に行く先は、平塚市役所 本館1階 124番窓口です。平塚保健福祉事務所へ行っても生活保護の相談はできません。
なお、神奈川県の案内によれば、平塚保健福祉事務所の窓口受付時間は午前9時〜正午、午後1時〜4時30分で、これは受付時間の変更を試行しているものです。電話での問い合わせは午前8時30分から午後5時15分まで受け付けています。保健所業務については平塚市民も対象になりますので、用件によって行き先を確認してください。
訪問前に準備しておく3つのこと
1. 事前に電話を入れておく
相談に行く前に、生活福祉課の直通電話(0463-21-9849)に一度連絡を入れておくと安心です。混み合う時間帯を避けられるほか、自分の状況に応じて用意しておくとよいものを教えてもらえる場合があります。
2. 手元にあるものだけ持っていく
本人確認ができるもの、預金通帳、収入が分かるもの、家賃の分かるもの、印鑑。これらが手元にあれば持参してください。そろっていないことを理由に相談できないわけではありません。まず相談し、足りないものは後から用意する形でも進められます。
申請の段階で必要になる書類の詳細は、平塚市の生活保護申請方法で一覧にしています。あわせてご覧ください。
3. 一人で不安なら同行してもらう
説明がうまくできるか不安、聞かれたことに答えられるか心配、という方は、家族や支援者に同行してもらってかまいません。窓口でのやりとりを一人で抱え込まないことが、結果として話を前に進めます。
生活保護に至る前に使える相談先
「生活は苦しいが、生活保護を申請するほどではないかもしれない」「まずは家計を立て直したい」という段階の方には、平塚市のくらしサポート相談という窓口があります。平塚市が社会福祉協議会に委託して運営している生活困窮者自立支援の相談窓口です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 窓口名称 | くらしサポート相談 |
| 場所 | 平塚市役所 本館1階 128番窓口 |
| 電話番号 | 0463-21-8813 |
| 受付日時 | 月曜〜金曜 午前8時30分〜午後5時 |
お金の不安や再就職の相談のほか、ひきこもりの状態に関する相談にも対応しています。生活保護の窓口(124番)とは同じ本館1階の並びにありますので、話をしてみて生活保護の相談に切り替えることもできます。
相談したあとの流れとケースワーカー
福祉事務所での相談は、いきなり申請書を書かされる場ではありません。まず相談員が生活の状況を聞き取り、制度の説明を行います。話を聞くだけで帰ることもできます。
申請の意思が固まった段階で申請書を提出し、その後にケースワーカーによる調査(家庭訪問を含む)が行われ、保護の要否が決定されます。保護が始まったあとは、担当のケースワーカーが定期的に訪問し、生活状況の確認と自立に向けた支援を行います。制度全体の流れは生活保護の申請方法でも解説しています。
ケースワーカーは監視役ではなく、困りごとを相談する相手です。転居したい、就職の見通しが立った、体調が悪くなった——生活の変化はその都度伝えてください。なお、保護が決まった場合に月々いくら支給されるのかは平塚市の生活保護受給金額でモデルケースごとに試算しています。
よくある質問
- Q平塚市の福祉事務所はどこにありますか?
- A
平塚市役所 本館1階 124番窓口(福祉部 生活福祉課)です。所在地は平塚市浅間町9番1号、直通電話は0463-21-9849、受付は月曜から金曜の午前8時30分から午後5時までです。平塚市に行政区はないため、市内どこにお住まいでも窓口は同じです。
- Q相談に予約は必要ですか?
- A
平塚市は予約の要否を公表していません。確実なのは、事前に直通電話(0463-21-9849)で来庁の相談をしておくことです。混雑を避けられ、待ち時間を減らせる場合があります。
- Q住民票が平塚市にありませんが相談できますか?
- A
生活保護法は、居住地がないか明らかでない方については、現在いる場所を所管する福祉事務所が保護を行うと定めています。いま平塚市内におられるなら、平塚市の福祉事務所に相談できます。状況をそのまま窓口でお伝えください。
- Q平塚保健福祉事務所とは何が違いますか?
- A
平塚保健福祉事務所は神奈川県が設置している機関です。福祉事務所業務の対象は大磯町・二宮町の住民で、平塚市民の生活保護の窓口ではありません。名称が似ているため訪問先を間違えやすいので注意してください。
- Q生活保護以外の福祉の相談も124番窓口でできますか?
- A
生活福祉課の所掌は生活保護法による保護の決定と実施です。高齢者福祉は高齢福祉課、障がい福祉は障がい福祉課、こども・母子父子の相談はこども家庭課というように担当が分かれています。相談内容が決まっている場合は担当課へ、迷う場合は福祉総務課の保健福祉総合相談担当(0463-21-8779)へお問い合わせください。
- Q土曜・日曜に相談することはできますか?
- A
平塚市役所の開庁時間は月曜から金曜の午前8時30分から午後5時までで、土曜・日曜・祝日・年末年始(12月29日から1月3日)は閉庁です。生活保護の相談は開庁日にお願いします。
まとめ
平塚市の福祉事務所について、要点を整理します。
- 生活保護の相談窓口は平塚市役所 本館1階 124番窓口(福祉部 生活福祉課・0463-21-9849)
- 平塚市に行政区はなく、福祉事務所は市内に1か所。市内どこにお住まいでも窓口は同じ
- 生活福祉課は援護担当と保護第一〜第三担当の4担当制だが、相談の受付は124番窓口に一本化されている
- 高齢・障がい・こども・生活困窮などは担当課が別。迷うときは福祉総務課の保健福祉総合相談担当(0463-21-8779)へ
- 住民票が平塚市になくても、いま市内にいるなら相談できる(現在地保護)
- 名称の似た平塚保健福祉事務所は県の機関で、生活保護の対象は大磯町・二宮町の住民
福祉事務所への相談と並行して考えておきたいのが、住まいのことです。世帯人数ごとの家賃の上限は平塚市の住宅扶助限度額(世帯人数別)で確認できます。その範囲でどんな部屋が借りられるのか、入居審査は通るのか。こうした不安がある方は、住まい探しの側からもお気軽にご相談ください。
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