伊勢崎市の福祉事務所は、市役所東館2階の社会福祉課(29番窓口)です。生活保護の相談・申請を担当するのは生活福祉係(0270-27-2749)で、予約は不要。平日8時30分から17時15分まで、直接行けば相談できます。
ただし伊勢崎市には、名前がよく似た群馬県の「伊勢崎保健福祉事務所」という別の施設が市内にあります。こちらは伊勢崎市民の窓口ではありません。ここを取り違えると、それだけで半日を失います。
この記事では、伊勢崎市の福祉事務所の場所と連絡先、社会福祉課の4つの係の担当分け、紛らわしい県の事務所との違い、住まいが定まっていない方の相談先、そして訪問前に準備しておくことを解説します。
伊勢崎市の福祉事務所はどこにあるか
伊勢崎市の福祉事務所の機能は、市役所本庁舎の社会福祉課が担っています。窓口は市内に1か所だけです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 窓口 | 伊勢崎市 福祉こども部 社会福祉課 |
| 場所 | 市役所本庁舎 東館2階・29番窓口 |
| 所在地 | 〒372-8501 群馬県伊勢崎市今泉町二丁目410番地 |
| 生活保護の相談 | 生活福祉係 0270-27-2749 |
| ファクス | 0270-26-1808 |
| 相談日 | 月曜日〜金曜日(祝日・年末年始を除く) |
| 受付時間 | 午前8時30分〜午後5時15分 |
| 予約 | 不要 |
支所では扱っていません
伊勢崎市には境・赤堀・東の各支所がありますが、生活保護の相談・申請を扱うのは本庁舎の1か所だけです。社会福祉課の管理係が「部と支所との連絡調整」を担当しており、支所は取り次ぎの役割にとどまります。
政令指定都市のように区ごとに福祉事務所が分かれることはないため、市内のどこにお住まいでも相談先は同じです。管轄を調べる手間がないぶん、迷いようがないとも言えます。
社会福祉課の4つの係と担当内容
社会福祉課はひとつの課ですが、中は4つの係に分かれています。どの係に用があるかで電話番号が変わります。
| 係 | 電話番号 | 担当する事務 |
|---|---|---|
| 生活福祉係 | 0270-27-2749 | 生活保護の実施、生活困窮者の自立支援 |
| 総合相談係 | 0270-27-6273 | 生活困窮者の自立支援、総合相談 |
| 社会福祉係 | 0270-27-2748 | 戦傷病者・遺族の援護、民生委員・児童委員、日本赤十字社 |
| 管理係 | — | 部と支所との連絡調整 |
生活保護は「生活福祉係」
生活保護の相談・申請、受給中の各種手続き、ケースワーカーとのやりとりは、すべて生活福祉係が窓口です。電話番号は0270-27-2749。伊勢崎市で生活保護を受けている方は1,789人おり(令和5年度の月平均・群馬県健康福祉統計年報)、この係が対応しています。
生活保護に至る前の相談は「総合相談係」
「まだ生活保護というほどではないが、このままだと危ない」という段階の受け皿が総合相談係(0270-27-6273)です。生活困窮者の自立支援を担当しており、次のような相談を無料で受け付けています。
家賃の支払いに困っている方向けの住居確保給付金、働く準備を整える就労準備支援事業、子どもの学習・生活支援事業も、この係が扱っています。
生活福祉係と総合相談係は同じ29番窓口にあります。どちらに行くべきか迷ったら、まず行って事情を話せば適切なほうに案内してもらえます。自分で振り分ける必要はありません。
障害や子育ての相談は同じ2階の別の課
東館2階には社会福祉課のほか、障害福祉課(0270-24-5111)、子育て支援課、こども保育課が並んでいます。障害者手帳や障害福祉サービスの相談は障害福祉課です。同じフロアなので、移動の負担はほとんどありません。
名前が紛らわしい「伊勢崎保健福祉事務所」は市民の窓口ではありません
「伊勢崎 福祉事務所」で検索すると、群馬県の伊勢崎保健福祉事務所が上位に出てくることがあります。ここが生活保護を担当しているのは榛東村・吉岡町・玉村町にお住まいの方で、伊勢崎市民の窓口ではありません。
| 項目 | 群馬県 伊勢崎保健福祉事務所 |
|---|---|
| 所在地 | 伊勢崎市下植木町499 |
| 電話番号 | 0270-25-5066 |
| 生活保護の担当 | 地域支援係 |
| 管轄(生活保護) | 榛東村・吉岡町・玉村町 |
| 受付時間 | 月曜日〜金曜日 8時30分〜17時15分(祝日・年末年始を除く) |
なぜ間違えやすいのか
理由は単純で、この県の事務所が伊勢崎市内(下植木町)にあるからです。名前に「伊勢崎」と入っていて、しかも市内に建っている。これでは市民が自分の窓口だと思っても無理はありません。
県の事務所は保健所の機能も併せ持っており、感染症対策、難病の医療費助成、精神保健相談、食品営業許可などを扱っています。伊勢崎市民でもこれらの用件では利用しますが、生活保護だけは別です。
なお、榛東村・吉岡町・玉村町にお住まいの方について、群馬県は「まずはお住まいの町村役場にご相談ください」と案内しています。役場に相談したあと、県の地域支援係のケースワーカーが対応する流れです。
福祉事務所で相談できること
福祉事務所は生活保護だけを扱う場所ではありません。伊勢崎市の社会福祉課で相談できる主な内容を整理します。
| 相談内容 | 担当 |
|---|---|
| 生活保護を受けたい・受けている | 生活福祉係 |
| 家賃が払えない(住居確保給付金) | 総合相談係 |
| 家計のやり繰りを立て直したい | 総合相談係 |
| 働く準備を整えたい | 総合相談係 |
| 子どもの学習・生活の支援を受けたい | 総合相談係 |
| どこに相談すればよいか分からない | 総合相談係 |
| 民生委員について知りたい | 社会福祉係 |
「どこに相談すればいいか分からない」という状態そのものが相談内容として成立します。総合相談係は、まさにそのために置かれた窓口です。
また、食べるものに困っている場合は、伊勢崎市社会福祉協議会が市と連携して「いせさきフードネットワーク事業」を運営しています。寄付された食品を、支援が必要な方へ届ける取り組みです。保護費が出るまでの数週間をどうしのぐか、という現実的な問題への手当てになります。窓口で相談する際に、いま食べるものに困っていることもあわせて伝えてください。
住まいが定まっていない方の相談先
住所がない、住民票がどこにあるか分からない、ネットカフェや車中で寝泊まりしている——こうした状況でも、生活保護の相談・申請はできます。
生活保護法は、居住地がないか明らかでない方については、その方が現在いる場所を所管する福祉事務所が保護を行うと定めています。これを現在地主義と呼びます。いま伊勢崎市内にいるなら、伊勢崎市の社会福祉課が相談を受けます。
「住民票が他の市にあるから伊勢崎市では相談できない」ということはありません。住民票の場所へ行くよう案内されたとしても、そこで引き下がる必要はなく、現在地主義の適用を求めることができます。
住まいを失いそうな段階であれば、失う前に相談したほうが選べる手は多くなります。住居確保給付金は、まだ住まいがあるうちに使える制度です。
訪問前に準備しておくこと
① 予約は不要。ただし時間帯は選んだほうがよい
伊勢崎市は「予約の必要はありません。窓口まで直接お越しください」と案内しています。電話で日程を調整してから行く必要はありません。
とはいえ、月曜の午前や月初は窓口が混みやすい傾向があります。じっくり話を聞いてほしいときは、週の半ば・午後の早い時間を選ぶと落ち着いて相談できます。受付は17時15分までですが、閉庁間際に着くと十分な時間が取れません。16時までには着いておくのが無難です。
② 手元にあるものを持って行く
持ち物が完璧でなくても相談はできます。そろっているものだけを持って行ってください。
通帳が手元にない、契約書を紛失した——どれもよくあることです。書類が揃っていないことは、相談できない理由になりません。足りないものは後から出し方を教えてもらえます。
③ ひとりで行くのが不安なら同行してもらえます
家族、知人、支援に携わる人など、事情を知っている人に一緒に来てもらうことができます。緊張して言いたいことが言えなかった、という事態を避けられますし、話した内容を後から確認する助けにもなります。
また、伊勢崎市は外国人人口が群馬県内で最も多い市です(11,955人・令和2年国勢調査)。市は外国人向けの相談・通訳支援の案内を設けているため、日本語でのやりとりに不安がある場合は、その旨を伝えて支援を求めることができます。
ケースワーカーとの付き合い方
生活保護を受けることになると、生活福祉係の職員が担当のケースワーカーとして付きます。窓口での相談相手であり、日々の暮らしの相談先でもあります。
家庭訪問は定期的に行われます
ケースワーカーは定期的に自宅を訪問し、生活の状況を確認します。監視のためではなく、困りごとを把握して必要な支援につなぐためのものです。市部の福祉事務所では、社会福祉法によりケースワーカー1人あたり80世帯を標準として配置することが定められています。
先に伝えておいたほうがよいこと
いずれも「後から分かる」ことが多く、黙っていても結局は把握されます。先に伝えたほうが話は簡単に済みます。
よくある質問
- Q伊勢崎市の福祉事務所はどこにありますか?
- A
市役所本庁舎の東館2階、29番窓口の社会福祉課です。所在地は伊勢崎市今泉町二丁目410番地。生活保護の相談は生活福祉係(0270-27-2749)が担当します。境・赤堀・東の各支所では扱っていません。
- Q「伊勢崎保健福祉事務所」に行けばよいのですか?
- A
生活保護については違います。伊勢崎保健福祉事務所は群馬県の施設で、生活保護を担当しているのは榛東村・吉岡町・玉村町にお住まいの方です。伊勢崎市内(下植木町)にあるため紛らわしいのですが、市民の窓口は市役所東館2階の社会福祉課です。
- Q相談に予約は必要ですか?
- A
不要です。伊勢崎市は「予約の必要はありません。窓口まで直接お越しください」と案内しています。受付は平日8時30分から17時15分までですが、じっくり相談したい場合は16時までに着いておくと安心です。
- Q生活保護以外の相談もできますか?
- A
できます。同じ社会福祉課の総合相談係(0270-27-6273)が、家賃が払えない、家計を立て直したい、働く準備をしたい、どこに相談すればよいか分からない、といった相談を受け付けています。住居確保給付金もこの係の担当です。
- Q住所がなくても相談できますか?
- A
できます。生活保護法は、居住地がないか明らかでない方については現在いる場所を所管する福祉事務所が保護を行うと定めています(現在地主義)。いま伊勢崎市内にいるなら、伊勢崎市の社会福祉課が相談を受けます。住民票が他市にあることは相談できない理由になりません。
- Qひとりで行くのが不安です。誰かに付き添ってもらえますか?
- A
家族や知人など、事情を知っている方に同行してもらうことができます。日本語でのやりとりに不安がある場合は、市が外国人向けの相談・通訳支援の案内を設けているため、その旨を窓口で伝えてください。
まとめ
伊勢崎市の福祉事務所について、押さえておきたい点を整理します。
- 窓口は市役所東館2階・29番窓口の社会福祉課。市内に1か所だけで、支所では扱っていない
- 生活保護は生活福祉係(0270-27-2749)、生活保護に至る前の相談は総合相談係(0270-27-6273)
- 予約は不要。平日8時30分〜17時15分。じっくり相談したいなら16時までに
- 県の「伊勢崎保健福祉事務所」は市民の窓口ではない。市内にあるが管轄は榛東村・吉岡町・玉村町
- 住所がなくても現在地主義で相談できる。住民票が他市にあることは断る理由にならない
- 書類が揃っていなくても相談はできる。同行者を連れて行くこともできる
- 食べるものに困っているときは、市社会福祉協議会のいせさきフードネットワーク事業も使える
窓口が分かれば、あとは行くだけです。そして受給が決まったあとに向き合うのが住まいの問題になります。上限内で受給者を受け入れてくれる物件を自力で探すのは簡単ではありません。伊勢崎市を含む群馬県は対応エリアですので、お部屋のことでお困りの際はお気軽にご相談ください。
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