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所沢市の生活保護申請方法 | 窓口・必要書類・却下時の対処法

所沢市の生活保護申請方法 | 窓口・必要書類・却下時の対処法 エリア別情報

所沢市で生活保護の申請を考えているものの、「どこへ行けばいいのか」「何を持っていけばいいのか」「家族に知られてしまうのではないか」といった不安から、最初の一歩を踏み出せずにいる方は少なくありません。

所沢市の生活保護の相談・申請窓口は、所沢市役所 高層棟2階の生活福祉課です。所沢市では令和6年度の月平均で4,886人が生活保護を利用しており、保護率は1.46%(令和7年11月速報値)と、埼玉県内の市部平均1.35%を上回っています。決してめずらしい制度ではありません。

この記事では、所沢市で生活保護を申請するときの流れ・4つの基本要件・必要な書類・扶養照会の実際の運用・決定までの期間、そして申請が却下されたときの対処法までを、所沢市と埼玉県の公式資料にもとづいて整理します。


所沢市の生活保護申請の流れ(4ステップ)

所沢市が公式に案内している生活保護の手続きは、次の4つの段階で進みます。

段階内容あなたがすること
1. 相談生活福祉課で家庭の事情や状況を聞き取る。相談内容の秘密は守られる今の暮らしの状況を正直に話す
2. 申請生活保護申請書など必要な書類を提出する書類を記入して提出する
3. 調査自宅訪問などの調査が行われる訪問日を調整し、質問に答える
4. 決定受けられるかどうかが書面で通知される通知書を受け取る

ここで押さえておきたいのは、1段階目の「相談」と2段階目の「申請」は別のものだという点です。相談したからといって自動的に申請したことにはなりませんし、逆に相談の場で「申請します」と意思を伝えれば、その場で申請書を出すことができます。

生活保護の申請は、生活に困っている本人の権利です。窓口で制度の説明を受けたうえで「申請したい」と伝えれば、申請書を受け取ることができます。まずは相談だけ、という使い方でも構いません。

また、所沢市は「保護のしおり」のなかで、次の2つも明記しています。

  • 本人が申請できない事情があるときは、親族などが代理で申請できる
  • 明らかに急迫した状況にあるときは、本人からの申請がなくても福祉事務所の判断で保護を開始する場合がある

体調を崩して窓口へ行けない、所持金がすでに尽きているといった状況でも、道は用意されています。家族や支援者から電話で相談することもできます。


所沢市で生活保護を受けるための4つの基本要件

所沢市は、生活保護を「下記のような手をつくしても自分自身の力で生活を維持できない場合に受けることができる制度」と説明しています。その「手をつくす」の中身が、次の4つです。

要件1:働ける人は能力に応じて働く

世帯のなかで働ける人は、その能力に応じて働くことが前提になります。ただしこれは「フルタイムで働けなければ受けられない」という意味ではありません。病気やけが、障害、育児や介護の事情で働ける時間が限られている場合は、その状況を踏まえて判断されます。パートやアルバイトで働きながら生活保護を受けている世帯も実際に多くあります。

要件2:使える収入・資産は生活のために使う

預貯金、使っていない不動産、生命保険の解約返戻金などは、まず生活費に充てることが求められます。一方で、住んでいる家や、生活に必要な家電・家具まで手放す必要はありません。自動車についても、通勤や通院で必要と認められる場合には保有が認められることがあります。

要件3:親族から援助を受けられる場合は援助を受ける

親子、兄弟姉妹などから援助が受けられる場合は、できるだけその援助を受けることとされています。ただし、これは「親族の同意がなければ申請できない」という意味ではありません。所沢市の扶養照会の実際の運用については、後の見出しで詳しく扱います。

要件4:他の制度で受けられるものは先に利用する

年金、雇用保険の失業給付、傷病手当金、各種手当など、ほかの制度によって支給されるものがあれば、そちらを先に利用します。それでも収入が最低生活費に届かない場合に、足りない分が生活保護費として支給されるという仕組みです。

この「最低生活費」は、住んでいる地域と世帯の人数・年齢によって決まります。所沢市は級地区分でいう1級地-2に該当し、住宅扶助(家賃に充てられる分)の上限は単身世帯で47,700円です。世帯人数ごとの上限額や、生活費部分の目安については、下記の関連記事で詳しく解説しています。


申請窓口は所沢市役所 高層棟2階の生活福祉課

所沢市の生活保護に関する相談・申請は、所沢市役所内の生活福祉課が窓口です。区ごとの分室などはなく、市内にお住まいの方はこの1か所に集約されています。

窓口名所沢市 福祉部 生活福祉課
所在地〒359-8501 埼玉県所沢市並木一丁目1番地の1 所沢市役所 高層棟2階
電話04-2998-9201
ファックス04-2998-9207
受付時間月曜日〜金曜日 午前8時30分〜午後5時15分
閉庁日土曜日・日曜日・祝休日・年末年始(12月29日〜1月3日)

所沢市役所は西武新宿線・航空公園駅から歩いてすぐの場所にあります。高層棟の2階へ上がり、生活福祉課の窓口で「生活保護の相談に来ました」と伝えてください。

窓口が混み合う時間帯を避けたい場合や、体調に不安がある場合は、事前に電話(04-2998-9201)で相談日時を調整しておくと、待ち時間が短くなり負担も軽くなります。

なお、生活福祉課で相談できる内容や訪問前の準備、ケースワーカーとの関わり方については、所沢市の福祉事務所で詳しくまとめています。


所沢市の申請に必要な書類

所沢市の案内では「生活保護申請書など必要な書類を提出していただきます」とされており、具体的な書類は世帯の状況によって変わります。一般的に用意を求められるものは次のとおりです。

書類何を確かめるためのものか
本人確認書類(マイナンバーカード・運転免許証・健康保険証など)申請する人が誰かを確認する
預金通帳(世帯全員分・最近の記帳があるもの)手持ちの資産と入出金の状況を確認する
給与明細・源泉徴収票働いて得ている収入を確認する
年金証書・年金振込通知書年金収入の有無と金額を確認する
賃貸借契約書家賃額を確認し、住宅扶助の額を決める
健康保険証・お薬手帳・診断書など働ける状態かどうか、医療の必要性を確認する
家賃・光熱費の領収書毎月の支出の実態を確認する

書類がそろっていないと申請できない、ということはありません。生活保護法では、申請書を出すことができない特別な事情があるときは、申請書がなくても申請できることが定められています。手元に書類がない状態でも、まず生活福祉課に相談してください。足りない書類は後から追加で提出する形で進められます。

所沢市は「保護のしおり」というPDFの案内資料を市の公式サイトで公開しています。事前に目を通しておくと、窓口でのやりとりが進めやすくなります。何を持っていけばよいか迷う場合は、電話で「今の状況でどの書類を持っていけばよいか」を先に確認しておくのが確実です。


所沢市の扶養照会はどこまで行われるのか

生活保護の申請をためらう理由として、もっとも多く挙げられるのが「親や兄弟に知られたくない」という気持ちです。福祉事務所が親族に援助できるかどうかを問い合わせることを、扶養照会といいます。

この点について、所沢市は公式サイトで運用方針をはっきり示しています。扶養義務のある方への照会は援助が期待できる方に対して行うものであり、援助が期待できない方や、照会することが明らかに自立の妨げになる方には、基本的に福祉事務所からの照会は行わない、という内容です。

つまり、すべての親族に機械的に連絡がいくわけではありません。所沢市は「保護のしおり」のなかで、援助の期待ができない方の例として次の4つを挙げています。

  • すでに生活保護を受けている方
  • 70歳以上の高齢者、未成年者、無収入の方
  • 特別な事情がある方(家庭内暴力や虐待など)
  • 交流が途絶えている方(10年程度音信不通など)

しおりには、これはあくまで例示であり、これ以外の事情がある方も申し出てほしいと書かれています。年齢や音信不通の年数が形式的な線引きとして使われるわけではない、という趣旨です。

大切なのは、こうした事情を相談の段階で自分から伝えることです。窓口の職員は事情を知らなければ判断できません。話しにくい内容であれば、口頭ではなくメモに書いて渡す方法でも構いません。

なお、扶養照会が行われた場合でも、親族に援助を強制する仕組みはありません。援助できないという回答であれば、それをもって申請が却下されることはありません。所沢市も「援助が可能な親族がいることによって、生活保護の申請ができないということにはならない」と明記しています。

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申請から決定までの期間は原則14日・最長30日

生活保護法では、申請があった日から原則14日以内に、保護を開始するかどうかを書面で通知することとされています。資産や扶養義務者の調査に日数がかかるなど特別な理由がある場合に限り、最長30日まで延長されることがあります。

時期起きること
申請日申請書を提出。保護費の計算はこの日を起点とする
申請から数日〜1週間程度自宅への訪問調査、金融機関などへの資産調査
原則14日以内保護開始または却下の決定が書面で届く
最長30日以内調査に時間を要する場合の上限。理由が通知書に記載される

ここで見落としやすいのが、保護費は決定日ではなく申請日にさかのぼって計算されるという点です。決定を待っている期間の生活費が丸ごと失われるわけではありません。

それでも決定までの手持ちのお金が尽きてしまいそうな場合は、その状況を必ず生活福祉課に伝えてください。緊急性が高いと判断されれば、決定を待たずに医療機関にかかれるよう手配されるなど、個別の対応が検討されます。黙って耐えてしまうのが、もっとも避けたい選択です。


申請が却下されたときの3段階の対処法

申請の結果、保護が認められないという決定(却下)が出ることもあります。しかし、そこで終わりではありません。決定に納得できない場合の手続きが、法律で3段階に用意されています。

第1段階:生活福祉課に却下の理由を確認する

却下の通知書には理由が記載されています。まずはその内容を読み、分からない部分を生活福祉課に確認してください。収入の計算に誤りがある、こちらが伝えた事情が反映されていない、といった行き違いであれば、資料を追加して再度申請することで解決する場合があります。

第2段階:埼玉県知事に審査請求をする

話し合いで解決しない場合は、埼玉県知事あてに審査請求をすることができます。所沢市の決定に対する審査請求の相手は市長ではなく県知事である点に注意してください。

審査請求ができる期間は、決定があったことを知った日の翌日から3か月以内です。インターネット上には「60日以内」と書かれた古い情報が残っていますが、これは平成26年の法改正より前の期間です。現在の行政不服審査法第18条にもとづく正しい期間は3か月です。

第3段階:再審査請求または裁判所への訴え

審査請求の結果にも納得できない場合は、厚生労働大臣への再審査請求、または裁判所へ処分の取消しを求める訴えを起こすことができます。ここまで進むケースは多くありませんが、道が閉ざされているわけではないことは知っておいてください。

段階相手先期限の目安
理由の確認・再申請所沢市 生活福祉課期限なし(何度でも申請できる)
審査請求埼玉県知事決定を知った日の翌日から3か月以内
再審査請求厚生労働大臣審査請求の裁決を知った日の翌日から1か月以内
取消訴訟裁判所裁決を知った日から6か月以内

そしてもうひとつ、忘れないでいただきたいことがあります。生活保護の申請は、何度でもできます。一度却下されても、状況が変われば改めて申請できます。前回の却下が次回の判断を縛ることはありません。


申請の前に使える所沢市の窓口「あったかサポートセンター」

「生活保護を受けるほどではないかもしれないが、このままでは立ち行かない」という段階の方に向けて、所沢市はあったかサポートセンターという窓口を設けています。生活困窮者自立支援制度にもとづく相談窓口です。

ここでは、家計の立て直し、仕事探しの支援、住まいを失いそうなときの相談など、生活保護の一歩手前で使える支援について相談できます。相談した結果、生活保護のほうが適していると判断されれば、生活福祉課につないでもらうこともできます。

運営所沢市社会福祉協議会
場所所沢市泉町 所沢市こどもと福祉の未来館1階 福祉の相談窓口内
電話04-2968-3960
受付時間月曜日〜金曜日 午前9時〜午後6時(祝祭日・年末年始を除く)

生活福祉課の受付が午後5時15分までであるのに対し、こちらは午後6時まで開いています。仕事帰りに立ち寄りたい場合は、こちらのほうが相談しやすいこともあります。

どちらの窓口に行けばよいか分からないときは、迷わず生活福祉課(04-2998-9201)に電話してください。状況を聞いたうえで、適切な窓口を案内してもらえます。窓口を間違えたことで不利になることはありません。


所沢市の生活保護の受給者数と保護率

埼玉県が公表している統計から、所沢市の生活保護の利用状況を見てみます。

項目所沢市比較
被保護人員(令和6年度月平均)4,886人県内の市で上位に入る規模
保護率(令和7年11月速報値)1.46%埼玉県内の市部平均は1.35%
令和2年度からの推移4,859人 → 4,886人5年間でほぼ横ばい(+0.6%)

所沢市では、およそ68人に1人が生活保護を利用している計算になります。近隣で比べると、狭山市が0.77%、入間市が0.95%、川越市が1.18%であるのに対し、所沢市の1.46%はやや高い水準です。

もうひとつ注目したいのが推移です。埼玉県内では上尾市や東松山市のように5年間で1割以上増えた市がある一方、所沢市はこの5年間ほぼ横ばいで推移しています。急増している地域ではないぶん、窓口の対応も落ち着いて進められる環境にあるといえます。

数字を並べたのは、規模の大小を論じるためではありません。所沢市で生活保護を利用している方が4,886人いるという事実を知っておくことで、窓口へ向かう心理的なハードルが少しでも下がればと考えています。


所沢市の生活保護申請に関するよくある質問

Q
所沢市に住んでいますが、住民票は他市のままです。所沢市で相談できますか?
A

生活保護は住民票のある場所ではなく、実際に住んでいる場所を管轄する福祉事務所が担当します(現在地保護)。所沢市に実際にお住まいであれば、所沢市の生活福祉課で相談できます。所沢市の公式サイトのよくある質問にも同じ趣旨の項目が設けられていますので、事情を窓口で伝えてください。

Q
借金があっても生活保護を申請できますか?
A

借金があることと、生活保護の申請が認められるかどうかは別の問題です。借金を理由に申請が却下されることはありません。ただし生活保護費から借金を返済することは認められていないため、あわせて債務整理の相談を勧められることがあります。所沢市の公式サイトのよくある質問にも、借金に関する項目が設けられています。

Q
今の家賃が47,700円を超えています。申請できませんか?
A

家賃が住宅扶助の上限を超えていても、それだけで申請ができないわけではありません。上限を超えている場合は原則としてより家賃の低い住まいへの転居を指導されますが、転居にあたっては引越し費用や敷金が扶助の対象になる場合があります。まずは現在の家賃額を含めて窓口で相談してください。

Q
自動車を持っていると生活保護は受けられませんか?
A

自動車は原則として保有が認められませんが、例外があります。障害があって公共交通機関の利用が難しい場合、通院や通勤に自動車が欠かせない場合などは、保有が認められることがあります。判断は個々の事情によって変わるため、自己判断で処分する前に窓口へ相談してください。

Q
申請したことは必ず家族に知られてしまいますか?
A

すべての親族に連絡がいくわけではありません。所沢市は、援助が期待できない方や、照会が明らかに自立の妨げとなる方には基本的に照会を行わないという運用方針を公式に示しています。音信不通である、暴力を受けたことがあるなどの事情は、相談の段階で必ず伝えてください。

Q
働きながら生活保護を受けることはできますか?
A

できます。生活保護は最低生活費に足りない分を補う制度なので、働いて収入があっても、その収入が最低生活費を下回っていれば対象になります。働いて得た収入の一部は手元に残る仕組み(勤労控除)もあります。収入があった月は必ず申告してください。


まとめ|所沢市の生活保護申請で押さえるべき6点

  • 窓口は所沢市役所 高層棟2階の生活福祉課(04-2998-9201・平日8時30分〜17時15分)
  • 手続きは相談 → 申請 → 調査 → 書面通知の4段階。相談と申請は別のもの
  • 書類がそろっていなくても申請はできる。まず相談してよい
  • 所沢市は援助が期待できない親族への扶養照会は基本的に行わないと公式に示している
  • 決定は原則14日以内・最長30日以内。保護費は申請日にさかのぼって計算される
  • 却下されても、審査請求(埼玉県知事あて・3か月以内)と再申請の道がある

所沢市は1級地-2に区分され、住宅扶助の上限は単身世帯で47,700円です。生活保護を受けながらこの範囲で住まいを探すことは十分に可能です。実際にいくら受け取れるのかを確かめたい方は、下記のシミュレーターで概算を試算してみてください。

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