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日野市の生活保護完全ガイド | 受給額・申請窓口・家賃上限53,700円

日野市の生活保護完全ガイド | 受給額・申請窓口・家賃上限53,700円 エリア別情報

日野市で生活保護を相談するとき、窓口の名前でとまどう方が少なくありません。日野市では相談と申請を受け付けるのがセーフティネットコールセンター、その後の調査と担当ケースワーカーの配置を担うのが生活福祉課と、役割が二段構えになっています。「生活保護課」という名前の窓口を探しても見つかりません。

この記事では、日野市で実際にいくら受け取れるのかを5つのケースで試算したうえで、相談窓口・受給の条件・家賃の上限額(住宅扶助)・申請の流れまでを、市の公式資料と厚生労働省の告示にもとづいてまとめました。日野市の家賃の上限は単身世帯で53,700円、35歳・単身の方の支給額の目安は月130,120円です。住まい探しでお困りの方は、記事内のボタンからいつでもご相談いただけます。


  1. 日野市の生活保護の基本データ
    1. 級地は「どの金額表を使うか」を決めるもの
  2. 日野市で生活保護を受けるための4つの要件
    1. 前提となる「最低生活費」という考え方
    2. 1. 働く力の活用
    3. 2. 資産の活用
    4. 3. 他の制度の優先活用
    5. 4. 扶養義務者の扶養
  3. 日野市の相談窓口 ― 入口と担当が分かれています
  4. 生活保護で受けられる8種類の扶助
  5. 日野市の申請から決定までの流れ
    1. 相談・申請のときにあると話が早い書類
  6. 日野市の家賃の上限額(住宅扶助)は単身53,700円
    1. 上限額に「含まれるもの」と「含まれないもの」
  7. 隣の市と比べると ― 中核市の八王子市も同じ53,700円
  8. 日野市で実際に受け取れる金額の目安(5つのケース)
    1. ケース1:35歳・単身世帯 ― 月130,120円
    2. ケース2:78歳・単身世帯 ― 月125,600円
    3. ケース3:50歳・単身・身体障害3級 ― 月149,240円
    4. ケース4:母(35歳)と子ども2人(12歳・7歳)の母子世帯 ― 月270,205円
    5. ケース5:夫婦(45歳・42歳)と子ども2人(16歳・14歳)の4人世帯 ― 月275,524円
    6. 収入があるときはいくら支給されるのか
  9. 加算と季節で上乗せされる金額
    1. 世帯の状況によって上乗せされる加算
    2. 冬は暖房費として冬季加算がつく(11月〜3月)
    3. 12月には期末一時扶助費が上乗せされる
    4. 1年を通して見るとこうなる
  10. 日野市で住まいを探すときの4つのポイント
    1. 1. 家賃を上限額の範囲におさめる
    2. 2. 代理納付が使えるかを確認する
    3. 3. 保証会社の審査に備える
    4. 4. 引越しが必要なときは先に相談する
    5. 初期費用として支給されうるもの
    6. 日野市内で物件が見つかりやすいエリア
  11. 申請が却下されたときの対処
  12. 受給が始まったあとに必要な手続き
  13. 日野市の生活保護に関するよくある質問
  14. まとめ

日野市の生活保護の基本データ

日野市は東京都の多摩地域にあり、多摩川と浅川という2つの川に沿って市街地が広がっています。八王子市・立川市・多摩市・国立市・府中市・昭島市の6市に接しており、JR中央線・京王線・多摩都市モノレールの3系統が市内を通っています。

級地区分1級地-1
住宅扶助の上限(単身)53,700円
支給額の目安(35歳・単身)月130,120円
相談・申請の窓口セーフティネットコールセンター(市役所2階)
級地区分は厚生労働省「級地区分」、金額は厚生労働大臣が定める基準額(令和8年4月〜)。

級地は「どの金額表を使うか」を決めるもの

生活保護の支給額は、住んでいる地域によって変わります。この地域区分を級地と呼び、日野市はもっとも高い1級地-1にあたります。物価や家賃の水準が高い地域ほど、必要な生活費も多く見積もられる仕組みです。

ここで押さえておきたいのが、級地の刻み方が項目によって違うという点です。日常の生活費にあたる部分は1級地-1から3級地-2までの6段階で細かく分かれますが、家賃にあてる住宅扶助と母子加算などの加算額は「1級地・2級地・3級地」の3段階でしか分かれません。この違いを知らないまま金額を調べると、上限額や加算額を実際より低く見誤ることがあります。


日野市で生活保護を受けるための4つの要件

日野市は公式サイトで、生活保護について「生活保護は、資産・能力等その他あらゆるものを活用しても、なお生活に困窮する方に対し、必要な保護を行い、健康で文化的な最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長する制度です」と説明しています。要件はこの一文に集約されています。

前提となる「最低生活費」という考え方

生活保護を受けられるかどうかは、収入の多い少ないだけでは決まりません。国が定めた最低生活費と世帯全員の収入を比べ、収入のほうが少ないときに、その不足分が支給されます。最低生活費は世帯の人数・年齢・健康状態・住んでいる地域から計算されるため、同じ収入でも結果は世帯ごとに変わります。

後ほど日野市の実際の金額で5つのケースを試算していますので、ご自身の世帯構成に近いものを目安にしてみてください。

1. 働く力の活用

働ける状態にある方は、能力に応じて働くことが前提になります。ただし病気・けが・障害・高齢・育児や介護といった事情は考慮されます。体調を理由に働けない場合は、医師の意見が判断材料になります。

2. 資産の活用

預貯金・生命保険・不動産・自動車などの資産は、まず生活費に充てることが求められます。自動車は原則として保有できませんが、通院や就労にどうしても必要と認められる場合など、例外が検討されることもあります。自己判断で処分してしまう前に窓口で相談してください。

3. 他の制度の優先活用

年金・雇用保険・傷病手当金・障害者向けの手当など、ほかの制度で受け取れるものがあれば、そちらを先に使います。生活保護はこれらをすべて活用してもなお足りない場合の、最後の支えという位置づけです。

4. 扶養義務者の扶養

親子・兄弟姉妹などから援助を受けられる場合は、その援助が優先されます。ただしこれは援助を強制する仕組みではありません。家族に連絡が行くこと自体が不安で相談をためらう方も多いのですが、事情がある場合は相談の段階でその旨を伝えることができます。

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日野市の相談窓口 ― 入口と担当が分かれています

日野市の生活保護は、次の二段構えで運営されています。この構造を知らずに市役所へ行くと、窓口案内で迷うことがあります。

  • セーフティネットコールセンター(市役所2階) ― 相談と申請の受付窓口。まずここへ行きます
  • 生活福祉課 ― 申請後の調査を行い、受給が決まった後の担当ケースワーカーを配置する部署
場所〒191-8686 東京都日野市神明1丁目12番地の1 日野市役所2階
生活援護係(直通)042-514-8479
庶務係(直通)042-514-8472
市役所代表042-585-1111
ファクス042-583-4198
日野市公式サイト「生活保護について」より。

日野市は公式サイトで、生活保護を「世帯単位」で適用すると明記しています。同じ住まいで生活を共にしている方は、原則として一つの世帯として扱われます。同居しているご家族がいる場合は、その方の収入や資産もあわせて確認されることになります。

窓口の受付時間は公式サイトの生活保護のページに明記がありません。市役所の開庁時間に準じると考えられますが、相談には時間を要するため、事前に電話で予約状況を確認してから訪れると待ち時間を減らせます。


生活保護で受けられる8種類の扶助

生活保護は「毎月いくら」という一本の給付ではなく、用途ごとに8つの扶助に分かれています。必要な扶助だけが組み合わされて支給される仕組みです。

生活扶助食費・衣類・水道光熱費など日常生活に必要な費用
教育扶助義務教育に必要な学用品費・給食費など
住宅扶助家賃・地代・更新料など住まいの確保に必要な費用
医療扶助病気やけがの治療にかかる費用
介護扶助介護サービスを受けるために必要な費用
出産扶助出産に必要な費用
生業扶助高校の就学費・技能修得費など、働く力を引き出すための費用
葬祭扶助葬儀に必要な費用

このうち、金額が定額で決まっているものを抜き出すと次のとおりです。

教育扶助(小学生)月3,400円
教育扶助(中学生)月5,300円
高等学校等就学費(生業扶助)月7,300円
住まいの補修費など(住宅維持費)年額136,000円以内
厚生労働大臣が定める基準額(令和8年4月〜)。教育扶助はこのほか学級費・教材費・学校給食費なども対象になります。

医療扶助と介護扶助には自己負担がありません。病院の窓口で医療券を提示することで、治療費・薬代・通院にかかる交通費が支給の対象になります。持病があって医療費の負担が重い方にとっては、毎月の支給額以上に大きな意味を持つ部分です。

また、入学・出産・転居などのタイミングでは一時扶助が支給される場合があります。引越しにかかる費用もここに含まれます。


日野市の申請から決定までの流れ

  • 相談 ― 市役所2階のセーフティネットコールセンターで生活の状況を伝えます
  • 申請 ― 申請書と必要書類を提出します。申請できるのは本人・扶養義務者・同居の親族です
  • 調査 ― 生活福祉課の担当者が家庭訪問を行い、収入・資産・健康状態などを確認します
  • 決定・通知 ― 最低生活費と世帯の収入を比べ、保護の要否と金額が書面で通知されます

結果は原則として申請から14日以内に通知されます。資産の調査などに時間がかかる場合は最長30日まで延びることがあります。

相談・申請のときにあると話が早い書類

  • 本人確認ができるもの(マイナンバーカード・健康保険証・運転免許証など)
  • 収入がわかるもの(給与明細・年金の振込通知など)
  • 預貯金がわかるもの(通帳)
  • 家賃がわかるもの(賃貸借契約書)
  • 病気やけがの状況がわかるもの(診察券・お薬手帳・障害者手帳など)

手ぶらで相談に行っても構いませんが、そろっているほど状況が正確に伝わり、決定までが早くなります。


日野市の家賃の上限額(住宅扶助)は単身53,700円

世帯人数上限額(月額)
単身53,700円
2人64,000円
3〜5人69,800円
6人75,000円
7人以上83,800円
厚生労働大臣が定める住宅扶助基準額(東京都1級地)。日野市は中核市ではないため、東京都の一般基準が適用されます。

車いすを使用しているなど特別な事情が認められる場合には、単身世帯でも上限が69,800円まで引き上げられる特別基準の仕組みがあります。適用は個別の判断になるため、該当しそうな事情がある方は申請の段階で伝えてください。

上限額に「含まれるもの」と「含まれないもの」

住宅扶助でまかなえる家賃、地代、契約更新料、火災保険料
原則として対象外共益費・管理費、駐車場代、水道光熱費、町内会費
転居時に別枠で支給されうる敷金・礼金、仲介手数料、運搬費

住宅扶助でまかなえるのは家賃そのものです。共益費・管理費・駐車場代は原則として対象外で、生活扶助のなかから支払うことになります。物件を探すときは「家賃+共益費」の総額ではなく、家賃の欄の金額が53,700円以内におさまっているかを確認してください。

もっとも、共益費が対象外ということはその分が毎月の生活費から出ていくということでもあります。家賃が上限内でも共益費が高い物件は、暮らしのゆとりを削ります。同じ「支払総額58,000円」でも、家賃53,000円+共益費5,000円より、家賃53,500円+共益費なしのほうが手元に残るお金は多くなります。

なお、部屋の広さが15平方メートル以下の物件では上限額が段階的に下がります。世帯人数や事情によって上限を超える金額が認められることもあります。減額の仕組みや世帯人数別の詳しい金額は次のページにまとめています。

日野市の住宅扶助限度額(世帯人数別)を詳しく見る


隣の市と比べると ― 中核市の八王子市も同じ53,700円

日野市に接する6つの市は、いずれも住宅扶助の上限が単身53,700円で同額です。市境をまたいでも家賃の上限は変わらないため、行政区画にとらわれず、通勤先や通院先の都合で住まいを選べます。

市区分単身の上限
日野市東京都の一般基準53,700円
立川市・多摩市・国立市・府中市・昭島市東京都の一般基準53,700円
八王子市中核市として個別の告示あり53,700円
厚生労働大臣が定める住宅扶助基準額。

注目したいのが八王子市です。八王子市は中核市にあたり、都道府県の一般基準とは別に、市ごとの告示で住宅扶助の上限が定められています。「別に定められている=金額が違う」と思いがちですが、八王子市の額は東京都の一般基準と同じ53,700円です。個別に定められていることと、金額が変わることは別の話だということです。

逆に、政令指定都市や中核市で額が変わる例もあります。同じ神奈川県内でも横浜市は52,000円、川崎市は53,700円、横須賀市は44,000円と、市によって水準が異なります。級地から金額を推測せず、その自治体の実際の告示額を確認することが確実です。

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日野市で実際に受け取れる金額の目安(5つのケース)

支給される金額は「最低生活費 − 世帯の収入」で決まります。以下はいずれも収入がゼロで、家賃を上限まで使った場合の目安です。

ケース1:35歳・単身世帯 ― 月130,120円

内訳月額
生活扶助 第1類(個人にかかる費用)46,930円
生活扶助 第2類(世帯にかかる費用)27,790円
特例加算1,500円
経過的加算200円
住宅扶助(上限まで使った場合)53,700円
合計130,120円

ケース2:78歳・単身世帯 ― 月125,600円

内訳月額
生活扶助 第1類39,890円
生活扶助 第2類27,790円
特例加算1,500円
経過的加算2,720円
住宅扶助(上限まで使った場合)53,700円
合計125,600円

ケース1の35歳と比べると4,520円低くなります。ただし年齢が上がるほど下がり続けるわけではありません。第1類は11の年齢区分に分かれており、60代の方はむしろ35歳とほとんど変わりません(65〜69歳なら経過的加算が厚いため、合計では35歳を上回ります)。金額が明確に下がるのは75歳からで、ここで第1類が39,890円まで落ちます。「高齢だから少ない」と一括りにはできない構造です。

ケース3:50歳・単身・身体障害3級 ― 月149,240円

内訳月額
生活扶助 第1類46,930円
生活扶助 第2類27,790円
特例加算1,500円
経過的加算1,020円
障害者加算(3級)18,300円
住宅扶助(上限まで使った場合)53,700円
合計149,240円

身体障害1級・2級に該当する方であれば、障害者加算は27,460円となり、合計は月158,400円になります。障害者手帳をお持ちの方は、申請の際に必ず提示してください。

ケース4:母(35歳)と子ども2人(12歳・7歳)の母子世帯 ― 月270,205円

内訳月額
生活扶助 第1類(3人分の合計に率をかけた額)106,995円
生活扶助 第2類(3人世帯)44,730円
特例加算(1人1,500円×3人)4,500円
経過的加算200円
母子加算(児童2人)23,600円
児童養育加算(10,190円×2人)20,380円
住宅扶助(3〜5人世帯・上限まで使った場合)69,800円
合計270,205円

これに加えて、中学生の教育扶助5,300円と小学生の教育扶助3,400円が別に支給されます。母子加算と児童養育加算だけで月43,980円になり、ひとり親世帯では加算の占める割合が大きくなります。

ケース5:夫婦(45歳・42歳)と子ども2人(16歳・14歳)の4人世帯 ― 月275,524円

内訳月額
生活扶助 第1類(4人分の合計に率をかけた額)126,984円
生活扶助 第2類(4人世帯)48,900円
特例加算(1人1,500円×4人)6,000円
経過的加算3,460円
児童養育加算(10,190円×2人)20,380円
住宅扶助(3〜5人世帯・上限まで使った場合)69,800円
合計275,524円

高校生の就学費7,300円と中学生の教育扶助5,300円も別に支給されます。なお第1類は人数分を単純に足すのではなく、世帯人数に応じた率(4人世帯は0.66)をかけて計算します。人数が増えるほど1人あたりは緩やかになる仕組みです。

収入があるときはいくら支給されるのか

上の5つはいずれも収入がゼロの場合です。収入がある場合は最低生活費から収入を差し引いた額が支給されます。

ここで重要なのは、働いて得た収入は全額がそのまま差し引かれるわけではないという点です。働くことで必要になる出費を考慮した基礎控除などが差し引かれてから計算されるため、働いた分だけ手元に残るお金は増えます。「働いても保護費が減るだけ」というのは誤解です。

いっぽう、収入が最低生活費を上回るようになれば保護は廃止されます。年金・手当・仕送り・保険金なども収入として扱われるため、金額の大小にかかわらず必ず申告してください。控除される具体的な額は収入の種類や金額によって変わるので、生活福祉課に確認するのが確実です。

また、これらの表には医療費・介護費は含めていません。医療扶助・介護扶助として別に支給され、自己負担はありません。


加算と季節で上乗せされる金額

世帯の状況によって上乗せされる加算

日野市は1級地にあたるため、加算は次の額が適用されます。

加算の種類日野市(1級地)の月額
母子加算(児童1人)18,800円
母子加算(児童2人)23,600円
母子加算(児童3人)26,500円
障害者加算(身体障害1・2級に該当する方等)27,460円
障害者加算(身体障害3級に該当する方等)18,300円
児童養育加算(児童1人につき・全国一律)10,190円
厚生労働大臣が定める基準額(令和8年4月〜)。児童とは18歳になる日以後の最初の3月31日までの方を指します。

加算額は「1級地・2級地・3級地」の3段階で決まります。日野市は1級地-1ですが、たとえば1級地-2にあたる青梅市・武蔵村山市でも加算額は同じ1級地の額です。細かい数字のほうを見て「1級地-2だから2級地の額」と考えると、金額を低く見誤ります。

冬は暖房費として冬季加算がつく(11月〜3月)

暖房費にあてるための冬季加算が11月から3月までの5か月間つきます。冬季加算は級地ではなく、全国を6つに分けた地区区分で決まります。東京都はもっとも温暖なⅥ区です。

世帯人数日野市(Ⅵ区)の月額
1人2,630円
2人3,730円
3人4,240円
4人4,580円
5人4,710円
11月から3月まで支給。地区区分はⅠ区からⅥ区まであり、東京都はⅥ区です。

同じ関東でも群馬県と栃木県はⅤ区で、単身の場合4,630円と日野市の1.7倍以上です。もっとも寒いⅠ区(北海道など)では単身12,780円になります。冬季加算に級地による差はありません。

12月には期末一時扶助費が上乗せされる

年末の出費に備えて、12月分だけ期末一時扶助費が加わります。こちらは級地区分の6段階で決まり、日野市は1級地-1です。

世帯人数日野市(1級地-1)の額
1人14,500円
2人23,640円
3人24,360円
4人27,410円
5人28,560円
12月分の基準生活費に加算されます。

1年を通して見るとこうなる

ここまでを合わせると、同じ世帯でも月によって支給額が変わることが分かります。ケース1(35歳・単身)とケース5(4人世帯)で見てみます。

時期35歳・単身4人世帯(ケース5)
4月〜10月130,120円275,524円
11月・1月〜3月132,750円280,104円
12月147,250円307,514円
家賃を上限まで使い、収入がない場合の目安です。教育扶助・医療扶助・介護扶助は含みません。

単身世帯なら12月だけ17,130円多くなる計算です。年間で見ると単身で約159万円が目安になります。ここに医療費・介護費は含まれておらず、それらは自己負担なしで別に支給されます。


日野市で住まいを探すときの4つのポイント

1. 家賃を上限額の範囲におさめる

単身なら家賃53,700円以内が基本です。すでに上限を超える住まいにお住まいの場合は、原則として上限内の物件への転居を求められますが、その引越し費用は別途支給の対象になります。家賃が高いことを理由に相談をあきらめる必要はありません。

2. 代理納付が使えるかを確認する

住宅扶助を市から直接、貸主や管理会社へ支払う仕組みを代理納付といいます。家賃の滞納が起こりにくくなるため、貸主側が入居に前向きになりやすい制度です。審査に不安がある場合は、この仕組みを使えるかどうかを不動産会社に伝えてみてください。

3. 保証会社の審査に備える

連帯保証人を立てられない場合は、家賃保証会社の利用が条件になることが一般的です。保証会社によって生活保護受給者への対応は異なるため、受給者の入居実績がある会社を扱っている不動産会社を選ぶと話が早く進みます。

4. 引越しが必要なときは先に相談する

受給中に転居する場合、契約を結ぶ前にケースワーカーへ相談することが不可欠です。先に契約してしまうと、初期費用が支給の対象と認められないことがあります。

初期費用として支給されうるもの

  • 敷金・礼金
  • 仲介手数料
  • 火災保険料
  • 保証会社の保証料
  • 運搬費(引越し業者の費用)

日野市内で物件が見つかりやすいエリア

日野市はJR中央線・京王線・多摩都市モノレールの3系統が通っており、市内でも駅によって雰囲気が変わります。当サイトで扱っている日野市の物件は、次のようなエリアに分布しています。

  • 日野本町・大字日野(JR中央線 日野駅周辺・市役所へ出やすいエリア)
  • 多摩平・東豊田(JR中央線 豊田駅周辺・住宅地として整備されたエリア)
  • 高幡・程久保(京王線と多摩都市モノレールが交わる高幡不動周辺)
  • 南平・西平山・旭が丘(京王線沿いの落ち着いた住宅地)

相談や手続きで市役所へ足を運ぶ機会が続くことを考えると、日野駅・豊田駅から市役所へ出やすい場所を選んでおくと負担が軽くなります。八王子市・立川市・府中市のいずれも上限額は同じ53,700円なので、隣接市まで範囲を広げて探すこともできます。


申請が却下されたときの対処

申請の結果に納得できない場合、審査請求という不服申し立ての手続きがあります。日野市は公式サイトでこの手続きを明記しており、決定通知書を受け取った日の翌日から起算して3か月以内に東京都知事へ審査請求ができるとしています。

審査請求は書面で行います。期限を過ぎると受け付けられなくなるため、通知書を受け取ったら日付を確認しておいてください。

また、そもそも申請書を受け取ってもらえないという事態が起きた場合、生活保護の申請は国民の権利であり、窓口には申請を受け付ける義務があります。ひとりで対応するのが難しいときは、民生委員などに同席を相談する方法もあります。


受給が始まったあとに必要な手続き

受給が決まると担当のケースワーカーがつき、定期的な家庭訪問を通じて生活状況を確認しながら自立に向けた支援を行います。受給中は次のような変化があったとき、速やかに届け出る必要があります。

  • 収入が増えたとき・減ったとき・なくなったとき(金額の大小を問わない)
  • 家賃に変更が生じるとき、立ち退きなどで住まいが変わるとき
  • 世帯の構成が変わったとき(死亡・出産・転出・転入など)
  • 仕事を始めたとき・変わったとき・辞めたとき
  • 交通事故に遭ったとき、勤務先から健康保険証を受け取ったとき

申告を怠ったり、事実と異なる申告をして保護費を受け取ると不正受給にあたり、受け取った額の返還を求められます。収入があったこと自体は問題ではなく、申告しないことが問題になるという点を押さえておいてください。判断に迷ったら、まずケースワーカーに伝えるのが確実です。


日野市の生活保護に関するよくある質問

Q
日野市で単身の場合、毎月いくらもらえますか?
A

収入がなく家賃を上限まで使った場合、35歳の方で月130,120円が目安です(生活扶助76,420円+住宅扶助53,700円)。11月から3月は冬季加算2,630円が加わって132,750円、12月はさらに期末一時扶助14,500円が加わって147,250円になります。78歳の方では月125,600円が目安です。障害者手帳をお持ちの場合は障害者加算が上乗せされ、身体障害1・2級に該当する方なら月27,460円が加わります。

Q
母子世帯だといくらになりますか?
A

母親35歳・子ども2人(12歳と7歳)の場合、月270,205円が目安です。このうち母子加算が23,600円、児童養育加算が2人分で20,380円を占めます。加えて中学生の教育扶助5,300円と小学生の教育扶助3,400円が別に支給されます。子どもが1人の場合、母子加算は18,800円になります。

Q
働くと生活保護費は減ってしまいますか?
A

保護費そのものは収入の分だけ調整されますが、働いて得た収入は全額が差し引かれるわけではありません。働くために必要な出費を考慮した基礎控除などが差し引かれてから計算されるため、働いた分だけ手元に残るお金は増える仕組みです。ただし収入は金額の大小にかかわらず必ず申告してください。申告しないまま保護費を受け取ると不正受給となり、返還を求められます。

Q
日野市の保護費の支給日はいつですか?
A

日野市は支給日を公式サイトで公表していません。市の公式資料で裏づけが取れない情報のため、当サイトでは特定の日付を掲載していません。正確な支給日は、保護の決定通知を受け取る際に案内されます。事前に知りたい場合は生活福祉課へお問い合わせください。なお支給日は自治体ごとに異なり、公表している市もあれば公表していない市もあります。

Q
申請はどこへ行けばいいですか?
A

日野市役所2階のセーフティネットコールセンターが相談・申請の窓口です。「生活保護課」という名前の窓口はありません。申請後の調査や、受給が始まってからの担当ケースワーカーは生活福祉課が担います。電話でお問い合わせの場合は生活援護係(042-514-8479)へどうぞ。

Q
今の家賃が53,700円を超えています。申請できませんか?
A

申請はできます。上限を超えている場合は原則として上限内の住まいへの転居を求められますが、そのための引越し費用は一時扶助として支給の対象になります。転居の時期や進め方はケースワーカーと相談しながら決めていくことになりますので、家賃が高いことを理由に相談を先延ばしにする必要はありません。

Q
車を持っていると生活保護は受けられませんか?
A

原則として自動車の保有・使用はできません。ただし障害があって通院に必要な場合など、事情によって例外が検討されることもあります。自己判断で処分してしまう前に、まず窓口で事情を説明してください。

Q
申請してからどのくらいで結果がわかりますか?
A

原則として申請から14日以内に書面で通知されます。資産の調査などに時間を要する場合は最長30日まで延びることがあります。結果に納得できない場合は、通知書を受け取った日の翌日から3か月以内に東京都知事へ審査請求ができます。


まとめ

  • 相談・申請の窓口は市役所2階のセーフティネットコールセンター。調査と担当ケースワーカーは生活福祉課
  • 日野市の級地は1級地-1、家賃の上限は単身53,700円
  • 支給額の目安は35歳・単身で月130,120円、母子3人世帯で月270,205円、4人世帯で月275,524円
  • 11月〜3月は冬季加算2,630円(単身)、12月はさらに期末一時扶助14,500円が上乗せされる
  • 医療費・介護費は自己負担なしで別に支給される
  • 共益費・管理費は住宅扶助の対象外。物件は家賃欄の金額で判断する
  • 隣接6市はすべて同額のため、市境をまたいで物件を探せる

住まい探しは、条件に合う物件を見つけられるかどうかで結果が変わります。日野市やその周辺で生活保護を利用しながら賃貸物件をお探しの方は、記事内のボタンからお気軽にご相談ください。


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