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羽村市の生活保護の受給金額 | 計算方法・申請窓口・住まい探しまで完全ガイド

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羽村市で生活保護を受けると、単身の方でおよそ11万7千円(生活扶助72,930円+住宅扶助45,000円)が毎月の最低生活費として認定されます。羽村市は2級地-1に分類されており、隣の福生市とは住宅扶助の上限額が8,700円違います。

この記事では、羽村市で生活保護を利用するときに一番気になる「いくらもらえるのか」を、国が定める計算式にそって世帯パターンごとに具体的な金額で示します。あわせて、申請の窓口・流れ・住まいの探し方まで、羽村市で暮らす方に必要なことをまとめました。


  1. 羽村市の生活保護の現状
    1. 850人・677世帯が利用している
    2. 13年間で利用者が約3割増えている
    3. 世帯の小規模化が進んでいる
  2. 羽村市の生活保護でいくらもらえるか
    1. 支給されるのは「最低生活費」と「収入」の差額
    2. 羽村市は「2級地-1」
    3. 生活扶助の計算のしかた
    4. モデルケース①:単身・30代の方
    5. モデルケース②:単身・60代後半の方
    6. モデルケース③:単身・75歳以上の方
    7. モデルケース④:母子世帯(母30代・子ども8歳)
    8. モデルケース⑤:3人世帯(夫婦30代・子ども9歳)
    9. 住宅扶助は「上限額」であって定額ではない
    10. 加算について
    11. 冬季加算(11月〜3月)
    12. 一時的にかかる費用への扶助もある
  3. 生活保護を受けるための4つの要件
    1. 4番目は「要件」ではありません
    2. そのほかの注意点
  4. 羽村市の福祉事務所と申請窓口
    1. 窓口への行き方
    2. 相談だけでも大丈夫です
  5. 申請から決定までの流れ
    1. 1. 相談
    2. 2. 申請
    3. 3. 調査
    4. 4. 決定の通知
    5. 5. 保護費の支給
  6. 家賃の上限(住宅扶助)の考え方
    1. 隣の福生市とは8,700円違います
  7. 羽村市で物件を探すときのポイント
    1. 単身向けを中心に探す
    2. 大家さんの理解を得ることが最大の関門
    3. 初期費用について
  8. 受給が決まった後に変わること
    1. 負担が軽くなるもの
    2. 医療機関にかかるとき
    3. 届け出が必要なこと
    4. 地区担当員(ケースワーカー)と民生・児童委員
  9. 申請が却下されたときの対処
  10. よくある質問
  11. まとめ

羽村市の生活保護の現状

羽村市で生活保護を利用している方がどれくらいいるのかを、東京都の統計から見てみます。数字を知っておくと、「自分だけが特別な状況にいるわけではない」と分かって、相談への一歩が踏み出しやすくなります。

850人・677世帯が利用している

項目羽村市(令和5年度)
被保護人員850人
被保護世帯677世帯
保護率15.7‰(千人あたり15.7人)
うち住宅扶助を受けている世帯586世帯(約87%)
出典:東京都「年報(福祉・衛生行政統計)」令和5年度

羽村市の保護率15.7‰は、東京都全体の19.6‰、東京23区の20.5‰、多摩地域を含む市部の17.5‰のいずれよりも低い水準です。ただし低いから利用しにくいという意味ではありません。羽村市で生活保護を利用している世帯のうち約87%が住宅扶助を受けています。つまり、大半の方が賃貸住宅に住みながら生活を立て直しています。

13年間で利用者が約3割増えている

羽村市の数字には、東京都全体と違う動きがあります。

年度被保護人員保護率
平成22年度655人11.5‰
平成27年度776人13.9‰
令和元年度827人15.1‰
令和5年度850人15.7‰

この13年間で被保護人員は約3割増えました。同じ期間、東京都全体の保護率は19.5‰から19.6‰とほとんど動かず、23区はむしろ21.3‰から20.5‰へ下がっています。羽村市だけが増加傾向にあるということです。

世帯の小規模化が進んでいる

もうひとつ特徴があります。1世帯あたりの人数が平成22年度の1.44人から、令和5年度には1.26人まで下がりました。羽村市で生活保護を利用する世帯は、ほとんどが単身世帯です。

このことは住まい探しに直結します。羽村市で必要とされているのは、単身の方が住宅扶助45,000円の範囲で暮らせる物件です。この記事の後半でも、単身の方の住まい探しを中心に説明します。


羽村市の生活保護でいくらもらえるか

ここからがこの記事の中心です。生活保護の金額は、住んでいる市町村・世帯の人数・年齢・家賃によって変わります。羽村市の実際の金額で見ていきましょう。

支給されるのは「最低生活費」と「収入」の差額

まず、いちばん大事な仕組みです。生活保護で支給されるのは、国が定めた最低生活費から、その世帯の収入を引いた差額です。羽村市の生活保護のしおりにも「保護費は、国が定めている最低生活費と、あなたの世帯の収入を比べて、その収入が少ない場合に、その不足分だけ支給されます」と書かれています。

  • 収入がまったくない場合 → 最低生活費の全額が支給される
  • 収入が最低生活費より少ない場合 → 足りない分だけが支給される
  • 収入が最低生活費を上回る場合 → 生活保護は受けられない

ここでいう収入には、給料・年金・手当・仕送り・保険金などが含まれます。ただし働いて得た収入には勤労控除(基礎控除・新規就労控除・20歳未満控除など)があり、収入の全額がそのまま差し引かれるわけではありません。働いたほうが手元に残るお金は増える仕組みになっています。

羽村市は「2級地-1」

生活保護の金額は、市町村ごとに定められた級地によって変わります。羽村市は2級地-1です。同じ多摩地域でも、福生市・立川市・昭島市・八王子市などの多くは1級地-1で、羽村市とあきる野市だけが2級地-1です。青梅市と武蔵村山市は1級地-2です。

ここで注意していただきたいことがあります。級地の区分は、何の金額を計算するかによって細かさが違います。

何を計算するか区分の細かさ羽村市の扱い
生活扶助(第1類)6区分2級地-1
住宅扶助の上限額3区分2級地
母子加算・障害者加算3区分2級地

住宅扶助と加算については「1級地-2」も「1級地」として扱われます。青梅市は1級地-2ですが、住宅扶助の上限額は1級地の53,700円が適用されます。級地の名前が3種類あるのに、住宅扶助の金額は2種類しかないという、少しややこしい構造になっています。

生活扶助の計算のしかた

生活扶助は、日常の暮らしにかかる費用(食費・衣料費・光熱水費など)に対する扶助です。次の式で計算します。

生活扶助=(世帯全員の第1類の合計 × 逓減率)+ 第2類 + 特例加算

  • 第1類:年齢ごとに決まる、個人単位の食費・衣料費にあたる部分
  • 逓減率:世帯人数が増えるほど1人あたりが割安になる調整。第1類にだけ掛けます
  • 第2類:世帯単位の光熱水費などにあたる部分。級地によって金額は変わりません
  • 特例加算:在宅の場合、1人あたり月1,500円

羽村市(2級地-1)の第1類は次のとおりです。

年齢第1類(月額)
12〜17歳45,820円
20〜64歳43,640円
65〜74歳43,200円
75歳以上37,100円

注意していただきたいのは75歳の区切りです。74歳までは43,200円ですが、75歳になると37,100円に下がります。その差は6,100円です。年齢が上がるほど金額も上がると思われがちですが、実際は逆で、最も高いのは12〜17歳の区分です。

モデルケース①:単身・30代の方

もっとも多いパターンです。家賃45,000円の物件に住み、収入がない場合で計算します。

項目金額
第1類(20〜40歳・2級地-1)43,640円
第2類(1人世帯)27,790円
特例加算1,500円
生活扶助 小計72,930円
住宅扶助(家賃の実費・上限45,000円)45,000円
最低生活費 合計117,930円

収入がまったくない場合、この117,930円が毎月支給されます。

モデルケース②:単身・60代後半の方

項目金額
第1類(65〜69歳)43,200円
第2類(1人世帯)27,790円
特例加算1,500円
生活扶助 小計72,490円
住宅扶助(上限45,000円)45,000円
最低生活費 合計117,490円

年金を受け取っている場合は、その分が収入として差し引かれます。たとえば月6万円の年金があれば、支給されるのは差額の約5万7千円です。年金があっても、最低生活費に届かなければ生活保護は利用できます。

モデルケース③:単身・75歳以上の方

項目金額
第1類(75歳以上)37,100円
第2類(1人世帯)27,790円
特例加算1,500円
生活扶助 小計66,390円
住宅扶助(上限45,000円)45,000円
最低生活費 合計111,390円

モデルケース②と比べると6,100円少なくなります。75歳を迎えると生活扶助が下がることは、あらかじめ知っておいたほうがよい点です。ただし介護保険サービスを利用する場合の自己負担は介護扶助でまかなわれ、医療費も医療扶助でまかなわれます。

モデルケース④:母子世帯(母30代・子ども8歳)

項目金額
第1類の合計(43,640円+43,200円)86,840円
逓減率(2人世帯)×0.87
第2類(2人世帯)38,060円
特例加算(1,500円×2人)3,000円
生活扶助 小計116,610円
母子加算(2級地・児童1人)17,400円
児童養育加算(児童1人)10,190円
住宅扶助(2人世帯・上限54,000円)54,000円
最低生活費 合計198,200円

小学生のお子さんがいる場合は、これに教育扶助3,400円(学用品費・給食費など)が加わり、201,600円になります。

モデルケース⑤:3人世帯(夫婦30代・子ども9歳)

項目金額
第1類の合計(43,640円×2+43,200円)130,480円
逓減率(3人世帯)×0.75
第2類(3人世帯)44,730円
特例加算(1,500円×3人)4,500円
生活扶助 小計147,090円
児童養育加算10,190円
住宅扶助(3〜5人世帯・上限59,000円)59,000円
最低生活費 合計216,280円

教育扶助3,400円を加えると219,680円です。

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住宅扶助は「上限額」であって定額ではない

当社担当者
当社担当者

ここは誤解が多いところです。住宅扶助は、実際に払っている家賃の額が支給されます。上限額が45,000円だからといって、家賃35,000円の部屋に住んでいる方に45,000円が出るわけではありません。この場合の住宅扶助は35,000円です。差額の1万円が手元に残ることはありません。

一方で、家賃が上限を超えている場合はどうなるでしょうか。この場合、超えた分は自己負担になるか、転居を指導されることがあります。羽村市で部屋を探すときは、家賃が45,000円以内に収まるかどうかが最初の条件になります。

なお、車いすを利用している方や、高齢で転居が難しい方などには特別基準という上乗せの仕組みがあり、上限額が引き上げられる場合があります。世帯人数ごとの上限額と特別基準の詳しい一覧は、羽村市の住宅扶助限度額のページにまとめています。

加算について

一定の条件にあてはまる世帯には、生活扶助に加算が上乗せされます。羽村市は加算の区分では2級地です。

加算の種類羽村市(2級地)の月額
母子加算(児童1人)17,400円
母子加算(児童2人)21,800円
障害者加算(身体障害1・2級に該当する方など)25,540円
障害者加算(身体障害3級に該当する方など)17,020円
児童養育加算(児童1人につき・全国一律)10,190円

障害者加算と母子加算については、同じ方が両方の条件にあてはまる場合は、高いほうの額が適用されます。ただし、世帯のなかの別々の方がそれぞれ該当する場合は、両方とも算定されます。たとえば母親が母子加算の対象で、お子さんが障害者加算の対象であれば、両方が加算されます。

冬季加算(11月〜3月)

暖房費にあてる冬季加算が、11月から3月までの5か月間、生活扶助に上乗せされます。東京都はⅥ区に区分されます。

世帯人数冬季加算(月額)
1人2,630円
2人3,730円
3人4,240円

単身・30代の方であれば、11月から3月は先ほどの117,930円に2,630円が加わり、120,560円になります。なお冬季加算は級地では決まりません。地区区分(Ⅰ区〜Ⅵ区)で決まります。同じ関東でも群馬県・栃木県はⅤ区で、単身4,630円と東京都より高く設定されています。

一時的にかかる費用への扶助もある

毎月の扶助とは別に、必要が生じたときに支給される一時扶助があります。羽村市の生活保護のしおりには、その例として住宅の更新料と通院交通費が挙げられています。

賃貸住宅にお住まいの方にとって、2年ごとの更新料は大きな負担です。更新料が扶助の対象になり得ることは知っておく価値があります。ただし支給には条件があるため、必ず事前に福祉事務所へ相談してください。


生活保護を受けるための4つの要件

羽村市の生活保護のしおりでは、保護を受けるにあたって次の努力や活用をお願いすると書かれています。

  1. 働ける方は、能力に応じて働き、収入を得る努力をすること
  2. 世帯の財産で活用できるものは、暮らしのために活用すること
  3. 年金・手当など、他の制度で受けられるものはすべて受けること
  4. 親・子ども・兄弟姉妹などの援助を受けられる場合は受けること

4番目は「要件」ではありません

ここは特に誤解されやすい点です。羽村市のしおりには、はっきりとこう書かれています。

「扶養義務者の援助は保護の受給要件ではありません」

つまり、家族に援助を断られたから生活保護を受けられない、ということはありません。福祉事務所から家族へ連絡(扶養照会)が行われることはありますが、それは受給の可否を決めるものではありません。家族に知られたくない事情がある場合は、その事情を相談時に伝えてください。

そのほかの注意点

  • 自動車の保有・運転は原則として認められません。処分をお願いされる場合があります
  • 暴力団員の方は、原則として生活保護を受けることができません
  • 受給中は年金担保貸付を受けることができません
  • 国民健康保険証は使えなくなります。市役所市民課保険係へ返却し、以後は医療券を使って受診します

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羽村市の福祉事務所と申請窓口

羽村市の生活保護に関する相談・申請は、市役所内の窓口が担当します。

項目内容
名称羽村市 福祉健康部 社会福祉課 生活福祉係(羽村市福祉事務所)
所在地〒205-8601 東京都羽村市緑ヶ丘5-2-1(羽村市役所)
電話042-555-1111(代表)/生活福祉係は内線115
ファクス042-555-7323
受付時間平日 午前8時30分〜午後5時15分(受付は午後5時まで)
閉庁日土曜・日曜、祝日、12月29日〜1月3日

窓口への行き方

JR青梅線羽村駅の東口から徒歩約15分です。羽村駅までの所要時間は次のとおりです。

  • 新宿駅から:特別快速でおよそ45分、快速でおよそ60分(立川駅で青梅線に乗り換え)
  • 立川駅から:およそ19分
  • 拝島駅から:およそ7分

車でお越しの場合、圏央道の青梅インターから3つ目の信号を左折して直進します。

相談だけでも大丈夫です

「申請するかどうかまだ決めていない」という段階でも構いません。窓口では地区担当員(ケースワーカー)が相談に応じ、生活保護以外の制度が使えるかどうかも含めて一緒に考えてくれます。

生活保護に至る前の段階の方には、羽村市の生活自立相談窓口もあります。失業や離職、ひきこもりなどで仕事や生活に課題を抱えている方に対し、家計の改善や就労の支援を行う窓口です。


申請から決定までの流れ

1. 相談

窓口で今の状況を伝えます。収入・資産・家族の状況・住まいのことなどを聞かれます。持ち物の決まりはありませんが、収入や家賃が分かるもの(給与明細・年金の通知・賃貸借契約書など)があると話が早く進みます。

2. 申請

申請の意思を伝えると、申請書を提出できます。申請は国民の権利です。相談の結果として申請を思いとどまるよう促されたと感じた場合でも、申請の意思をはっきり伝えてください。

3. 調査

福祉事務所が、収入・資産・扶養できる家族の有無・就労の可能性などを調べます。自宅への訪問調査も行われます。

4. 決定の通知

生活保護法により、申請のあった日から14日以内に決定して文書で通知することが定められています。資産の調査に時間がかかるなどの特別な理由がある場合は、最長30日まで延びることがあります。

5. 保護費の支給

羽村市のしおりには「原則として、毎月初日以降に指定された金融機関の口座に振り込みます」と記載されています。保護の開始時や特別な場合は福祉事務所での窓口払いとなり、入院中の方などには送金もできます。

具体的な支給日は羽村市の公式資料に記載がありません。当サイトでは推測での記載を行わないため、支給日については申請時に福祉事務所へ直接ご確認ください。


家賃の上限(住宅扶助)の考え方

羽村市の住宅扶助の上限額は、単身の方で45,000円、2人世帯で54,000円です。羽村市は中核市ではないため個別の告示を持たず、東京都2級地の一般基準が適用されます。

3人以上の世帯の上限額、床面積が狭い場合の減額、車いす利用者などに適用される特別基準の金額は、世帯人数ごとに細かく定められています。詳しい一覧は羽村市の住宅扶助限度額のページにまとめていますので、そちらをご覧ください。

隣の福生市とは8,700円違います

羽村市の物件を探すとき、必ず知っておいていただきたいことがあります。

市級地住宅扶助の上限(単身)
羽村市2級地-145,000円
福生市1級地-153,700円
青梅市1級地-253,700円
あきる野市2級地-145,000円
瑞穂町2級地-145,000円

羽村市と福生市は隣接していますが、上限額は8,700円違います。羽村駅と福生駅は青梅線でひと駅です。物件情報を見ていると市境をまたいで探すことになりますが、福生市の物件を羽村市の感覚で探すと予算が合わなくなります。逆に、羽村市にお住まいで福生市へ転居する場合は上限額が上がります。どちらの市の物件かは必ず確認してください。


羽村市で物件を探すときのポイント

単身向けを中心に探す

先に見たとおり、羽村市で生活保護を利用する世帯の平均人数は1.26人です。市内の賃貸物件も単身向けが中心になります。家賃45,000円という上限は、羽村市の家賃相場のなかでは無理のない水準です。

大家さんの理解を得ることが最大の関門

生活保護を利用しての部屋探しでいちばん大きな壁は、家賃の額ではなく入居審査です。収入が生活保護費であることを理由に断られてしまうケースがあります。

これを避けるには、生活保護の利用者を受け入れた実績がある不動産会社に相談するのが近道です。代理納付(住宅扶助を市から大家さんへ直接支払う仕組み)を使えば、大家さんにとって家賃の未回収リスクが下がるため、話が進みやすくなります。

初期費用について

敷金・礼金・仲介手数料などの初期費用は、条件を満たせば住宅扶助の一時扶助として支給される場合があります。転居の必要性が認められることが前提になるため、部屋を決める前に必ず福祉事務所へ相談してください。契約後に相談しても支給されない場合があります。

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受給が決まった後に変わること

生活保護を利用するようになると、暮らしのなかでいくつか変わることがあります。羽村市のしおりに記載されている内容です。

負担が軽くなるもの

項目内容
都民税・市民税課税されません
固定資産税など減免されます(手続きが必要です)
国民年金保険料が免除されます
NHK放送受信料免除されます
JR通勤定期乗車券割引されます
都立高校の授業料免除されます

固定資産税などの減免には手続きが必要です。自動的に適用されるわけではないので、窓口で確認してください。

医療機関にかかるとき

生活保護を利用すると、国民健康保険証は使えなくなります。病院にかかるときは、福祉事務所で医療券の発行を受けてから、生活保護法の指定を受けた医療機関を受診します。

  • 医療券は月末まで有効です
  • 同じ病院を続けて受診する場合、医療券の再取得は不要です
  • 歯科を受診するとき、新しい病院にかかるとき、転院するときは、その都度医療券を取りに行きます
  • 休日・夜間・急病で医療券を持たずに受診したときは、すぐに福祉事務所へ連絡してください
  • ジェネリック医薬品は、医師が使用を認めている場合は原則として使用します

届け出が必要なこと

次のような変化があったときは、すぐに福祉事務所へ届け出る必要があります。

  • 収入(給料・年金・手当など)が変わったとき、就職・退職・転職したとき
  • 住所や家賃が変わったとき
  • 家族に異動があったとき(転入・転出・結婚・離婚・入学・卒業など)
  • 医者にかかったとき、入院・退院・転院したとき

届け出をしなかったり、事実と異なる届け出をして保護を受けたときは、受けた保護費を返還することになります。悪質な場合は法によって罰せられることがあります。

地区担当員(ケースワーカー)と民生・児童委員

地区担当員は、生活のさまざまな相談に応じ、困っている問題の解決方法を一緒に考える役割の職員です。受給中は家庭訪問を行い、生活の様子を確認したり必要な助言をしたりします。困ったことがあれば、まず地区担当員に相談してください。

地域には民生・児童委員もいます。福祉事務所の仕事に協力している地域の方で、気軽に相談できます。


申請が却下されたときの対処

申請しても保護が却下されることがあります。決定に納得できない場合は、不服を申し立てる制度があります。

福祉事務所の決定に不服があるときは、決定があったことを知った日から3か月以内に、東京都知事に対して審査請求をすることができます。

この「3か月」という期間は羽村市の生活保護のしおりにも明記されています。インターネット上には「60日以内」と書かれた情報もありますが、これは古い制度の期間です。現在は3か月です。

審査請求は書面で行います。書き方が分からない場合は、福祉事務所の窓口や法テラスなどに相談してください。


よくある質問

Q
羽村市で単身の場合、生活保護はいくらもらえますか?
A

収入がまったくない30代の単身の方で、家賃45,000円の住宅にお住まいの場合、生活扶助72,930円と住宅扶助45,000円を合わせた月117,930円が最低生活費として認定されます。11月から3月は冬季加算2,630円が加わり120,560円になります。年齢や家賃によって金額は変わります。

Q
羽村市の住宅扶助の上限額はいくらですか?
A

単身の方で45,000円、2人世帯で54,000円です。羽村市は2級地-1で、東京都2級地の一般基準が適用されます。3人以上の世帯の上限額や特別基準については、羽村市の住宅扶助のページで詳しく解説しています。

Q
隣の福生市と金額が違うのはなぜですか?
A

級地が違うためです。羽村市は2級地-1、福生市は1級地-1で、住宅扶助の上限額は8,700円の差があります。羽村駅と福生駅は青梅線でひと駅ですが、上限額は市ごとに決まります。物件を探すときは、その物件がどちらの市にあるかを必ず確認してください。

Q
年金をもらっていても生活保護は受けられますか?
A

受けられます。生活保護は、最低生活費から収入を差し引いた差額が支給される制度です。年金は収入として扱われますが、年金額が最低生活費に届かない場合は、不足する分が支給されます。年金があることを理由に申請できないということはありません。

Q
家族に知られずに申請できますか?
A

羽村市の生活保護のしおりには「扶養義務者の援助は保護の受給要件ではありません」と明記されています。家族の援助が得られないことを理由に保護が受けられないということはありません。福祉事務所から家族へ連絡が行われる場合はありますが、事情がある場合は相談時に伝えてください。

Q
保護費はいつ支給されますか?
A

羽村市のしおりには「原則として、毎月初日以降に指定された金融機関の口座に振り込みます」と記載されています。具体的な支給日は市の公式資料に記載がないため、申請時に福祉事務所へ直接ご確認ください。保護の開始時や特別な場合は、福祉事務所の窓口での支払いになります。

Q
生活保護を受けながら働くことはできますか?
A

できます。むしろ、働ける方は能力に応じて働くことが求められています。働いて得た収入には勤労控除(基礎控除・新規就労控除・20歳未満控除など)が適用されるため、収入の全額が保護費から差し引かれるわけではありません。働いたほうが手元に残るお金は増えます。

Q
引っ越しの費用は出ますか?
A

転居の必要性が認められる場合、敷金・礼金などの初期費用が住宅扶助の一時扶助として支給されることがあります。また、住宅の更新料も一時扶助の対象になり得ると羽村市のしおりに記載されています。いずれも支給には条件があるため、契約する前に福祉事務所へ相談してください。


まとめ

羽村市の生活保護について、要点をまとめます。

  • 羽村市は2級地-1。住宅扶助の上限は単身45,000円、2人世帯54,000円
  • 単身30代で収入がない場合、最低生活費は月117,930円(生活扶助72,930円+住宅扶助45,000円)
  • 75歳になると生活扶助が6,100円下がる。年齢の区切りに注意
  • 母子世帯(母+子1人)では母子加算17,400円と児童養育加算10,190円が加わる
  • 11月〜3月は冬季加算(単身2,630円)が上乗せされる
  • 住宅扶助は上限額であって定額ではない。実際の家賃額が支給される
  • 隣の福生市とは上限額が8,700円違う。物件がどちらの市かを必ず確認する
  • 窓口は羽村市役所の社会福祉課 生活福祉係(内線115・平日8時30分〜17時15分)
  • 扶養義務者の援助は受給の要件ではない
  • 決定に不服があるときは、知った日から3か月以内に東京都知事へ審査請求できる

羽村市で生活保護を利用しながら住まいを探すことは十分に可能です。市内では利用世帯の約87%が住宅扶助を受けながら賃貸住宅で暮らしています。住まいのことでお困りでしたら、お気軽にご相談ください。


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