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飯能市の生活保護完全ガイド | 支給日は毎月5日・家賃上限37,000円・申請の流れ

飯能市の生活保護完全ガイド | 支給日は毎月5日・家賃上限37,000円・申請の流れ エリア別情報

生活保護の相談に行こうか迷っている方が、いちばん知りたいのに調べても出てこないのが「申請してから、実際にお金が入るのはいつか」です。飯能市は、ここが公式の資料ではっきりしている市です。

飯能市の「生活保護のしおり」には、保護費は毎月決められた日(原則5日)に1か月分が支給されると書かれています。決定までの日数も申請日から14日以内(遅くとも30日以内)と明記されています。この記事は、相談・申請・調査・決定・最初の支給という順番で、飯能市の手続きを追いかけていきます。

記事内の金額は2026年10月からの基準額によるものです。基準額は改定されることがあるため、実際の金額は窓口でお確かめください。


飯能市の生活保護の基本情報

飯能市は埼玉県の南西部にある市で、2026年9月1日時点の人口は75,395人、世帯数は36,859世帯です。西武池袋線の飯能駅とJR八高線の東飯能駅があり、東京方面へも通えますが、生活保護の基準のうえでは埼玉県のなかでも金額が低いほうに区分されています。

生活保護の金額は、市町村ごとに割り当てられた「級地」で決まります。飯能市は3級地-1です。

項目飯能市の場合
級地区分埼玉県 3級地-1
家賃の上限(ひとり暮らし)37,000円
保護費の支給日原則5日(1か月分をまとめて)
決定までの日数申請日から14日以内(遅くとも30日以内)
相談窓口飯能市役所 本庁舎1階 生活福祉課 生活保護担当
電話042-973-2111(代表・内線1603)

埼玉県は級地で家賃の上限が3段階に分かれます

飯能市の家賃の上限37,000円は、関東の市のなかでは低いほうです。埼玉県は級地ごとに上限が違うため、市が変わると金額も変わります。

埼玉県の級地ひとり暮らしの上限あてはまる市の例
1級地47,700円所沢市・戸田市など
2級地43,000円入間市・狭山市など
3級地37,000円飯能市・深谷市など

隣の入間市や狭山市は2級地-1で、上限が43,000円です。飯能市より6,000円高いことになります。ただし住む市を変えれば自動的に上限が上がるわけではなく、転居が必要だと福祉事務所に認められることが前提です。金額だけを理由に市外へ移ることは考えないでください。

なお、埼玉県のなかでもさいたま市・川越市・越谷市・川口市の4市は、市が独自に上限を定めています。この4市以外は、飯能市も含めて県が定めた級地ごとの金額が適用されます。


飯能市の相談窓口はどこか

飯能市で生活保護を担当しているのは、健康福祉部 生活福祉課 生活保護担当です。窓口は飯能市役所の本庁舎1階にあります。飯能市は市が福祉事務所を置いているので、県の機関へ出向く必要はありません。

項目内容
窓口の名前飯能市役所 健康福祉部 生活福祉課 生活保護担当
場所本庁舎1階
住所〒357-8501 埼玉県飯能市大字双柳1番地の1
電話042-973-2111(代表・内線1603)
窓口の時間9時〜16時30分
閉まっている日土曜・日曜・祝日・年末年始

市の公式サイトは、相談してほしい場面として「収入が減少したりして、生活に困っているとき」「ご自身やご家族が入院したりして、医療費の支払いに困っているとき」の2つを挙げています。医療費が払えないという理由でも相談してよいと市が明記している点は、覚えておいてください。

2026年4月から窓口の時間が短くなりました

飯能市は2026年4月1日から、窓口の開庁時間を8時30分〜17時15分から9時〜16時30分へ変更しました。市役所の本庁舎だけでなく、本庁舎別館・保健センター・子育て総合センター・各地区行政センターなども対象です。

朝は30分遅く、夕方は45分早く閉まるようになりました。以前の感覚で夕方に向かうと間に合いません。生活保護の相談は初回で1時間以上かかることがあるため、15時を過ぎてからの来庁は避けてください。可能なら午前中、遅くとも14時台までに着くのが安全です。

当社担当者
当社担当者

いきなり窓口へ行くのが不安でしたら、先に代表番号(042-973-2111)へ電話して、生活福祉課の生活保護担当につないでもらってください。予約が要るか、その日に何を持っていけばよいかを聞いておくと、1回で話が進みます。


生活保護を受けられる4つの条件

生活保護は、日本国憲法第25条の理念にもとづく制度です。飯能市の公式サイトも「最低限度の生活を保障するとともに、自分で自分のくらしを支えられるよう支援することを目的とした制度」と説明しています。対象になるかどうかは、次の4点で判断されます。

資産 | 使えるものは先に生活費にあてる

預貯金や、換金できる資産があればそれを先に使います。持ち家については、住み続けたまま保護を受けられる場合があり、一律に売却を求められるわけではありません。自動車も同じで、原則は保有が認められないものの、例外が認められることがあります。

大切なのは、自分で判断して処分してしまわないことです。先に手放してから相談に行っても、戻すことはできません。持っているものを正直に伝えたうえで、どう扱うかを福祉事務所と決めてください。

能力 | 働ける範囲で働く

働ける人は、その能力に応じて働くことが前提になります。逆に言えば、働きながら生活保護を受けることもできます。収入が最低生活費に届かない分が支給されるためです。病気・けが・障害・高齢・育児や介護といった事情で働けない場合は、その状況を伝えてください。

他の制度 | 使えるものがあればそちらが先

年金・各種手当・雇用保険・健康保険の給付など、ほかに受けられる給付があればそれを優先します。飯能市には生活困窮者自立支援制度の窓口も同じ生活福祉課にあるため、生活保護に至る前の支援が使えるかどうかも、同じ場所で相談できます。

扶養 | 親族に援助できるかを尋ねる

親・子・きょうだいに対して、援助が可能かを確認する手続きがあります。これが「扶養照会」です。誤解されやすいのですが、援助が得られることは受給の条件になっていません。断られたという理由だけで申請が却下されることはありません。

当社担当者
当社担当者

何年も行き来がない、以前に暴力を受けた、居場所を知られると困る。こうした事情があるなら、申請のときに必ず口に出してください。事情によっては照会を控える取り扱いがあります。言わなければ伝わりません。

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申請してから最初の支給日まで

ここからが本題です。飯能市は申請の手順と調査の中身を公式サイトで具体的に示しています。先に全体像を知っておけば、窓口で何を聞かれるか身構えずに済みます。

第1段階 | 窓口で事情を伝える

本庁舎1階の生活福祉課で、いまの状況を話します。暮らし向き・世帯の人数・住まい・収入・健康状態などを確認され、生活保護以外に使える制度があればその案内も受けます。この段階では申請書を出す必要はありません。

第2段階 | 申請書と3つの申告書を出す

申請すると決めたら、書類を提出します。飯能市が示している書類は次のとおりです。

  • 生活保護申請書:申請の意思を示す書類
  • 資産申告書:預貯金・不動産・自動車・保険などを書く
  • 収入申告書:給与・年金・手当などを書く
  • 同意書:関係機関へ照会することへの同意

用紙は窓口で受け取れます。書き方が分からないところは、その場で聞きながら埋めて構いません。書類がそろわないと申請できない、ということはありません。申請そのものは国民の権利であり、手続きを止められるものではありません。

第3段階 | 調査で何を見られるか

申請を出すと、福祉事務所の担当員が調査に入ります。ここを知らないまま申請するのが、いちばん不安が大きいところです。飯能市が公式に挙げている調査の内容を、そのまま並べます。

調べられることどうやって
現在の生活状況・世帯員の健康状況・扶養義務者の状況担当員による家庭訪問など
収入や資産の状況、過去の生活状況申告書の内容をもとに確認
預貯金・生命保険の加入状況関係機関へ照会
病状(医療が必要な場合)医療機関へ確認

家庭訪問は住まいの状況を見るためのもので、日程を調整したうえで行われます。予告なしに来ることはありません。金融機関や生命保険会社への照会は、第2段階で出した同意書にもとづいて行われます。だからこそ、申告書に書いていない口座が後から出てくると話がこじれます。心当たりがあるものは、思い出せる範囲で最初に書いておいてください。

第4段階 | 14日以内に決定の通知が届く

調査の結果をもとに、福祉事務所が保護の必要性を判断します。飯能市は「申請日から14日以内(遅くとも30日以内)に決定」と明記しています。結果は書面で届きます。

保護が決まった場合、保護費は申請した日までさかのぼって計算されます。決定までの日数がかかっても、その間の分が消えるわけではありません。

第5段階 | 毎月5日に1か月分が支給される

飯能市の「生活保護のしおり」には、保護費は毎月決められた日(原則5日)に、1か月分がまとめて金銭で支給されると書かれています。月ごとに分けて振り込まれるのではなく、その月の分を先にまとめて受け取る形です。

5日が土日祝にあたる場合の扱いや、初回の支給がいつになるかは、決定のときに担当者から案内があります。「原則」と書かれているとおり、月によって前後することがあります。

所持金が尽きていて決定まで待てない、という場合は、そのことを最初に伝えてください。困っている度合いによっては、決定を待たずに対応がとられることがあります。黙って耐える必要はありません。


飯能市でもらえる金額

振り込まれる額と「最低生活費」は別物です。最低生活費は基準の額であって、そこから収入を引いた差額が支給されます。収入がゼロなら全額、収入があればその分が減ります。

30歳・ひとり暮らし・家賃37,000円の場合

内訳金額何で決まるか
生活扶助 第1類41,290円年齢(20〜40歳)と級地(3級地-1)
生活扶助 第2類27,790円世帯の人数のみ(級地では変わらない)
特例加算2,500円1人あたり
経過的加算0円年齢・級地・世帯人数
住宅扶助37,000円実際の家賃額(上限37,000円)
最低生活費の合計108,580円

同じ条件で70歳のひとり暮らしなら108,170円です。第1類が40,880円になり、410円だけ下がります。20代から70代前半までは第1類の差がわずかなので、年齢で大きく変わるのは75歳からと考えておいてください。

ひとり親世帯なら母子加算、障害のある方なら障害者加算、18歳までの子どもがいれば児童養育加算が上乗せされます。上の表はあくまで加算のない単身の例です。

収入があるときはどうなるか

年金を受け取っている場合、その額が差し引かれます。70歳で月6万円の年金なら、108,170円との差額である48,170円ほどが支給される計算です。年金額が最低生活費より少なければ、年金を受けながら生活保護を利用できます。

働いて得た収入の場合は「勤労控除」という仕組みが働きます。稼いだ額がそっくり差し引かれるわけではないので、働けば働くほど手元は増えます。働くことが不利になる制度ではありません。

11月から3月は上乗せがあります

暖房費にあてる冬季加算が、11月から3月の5か月間つきます。冬季加算の地域区分で埼玉県は東京都・神奈川県・千葉県・茨城県と同じグループ(Ⅵ区)にあたり、ひとり暮らしで月2,630円です。

さらに12月には期末一時扶助が加わります。3級地-1のひとり暮らしで11,890円です。上の表の108,580円に、冬の月はこれらが乗る形になります。

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家賃の上限37,000円で部屋を探す

飯能市でひとり暮らしをする場合、家賃として認められるのは月37,000円までです。管理費・共益費も合わせて考えるのが一般的なので、「家賃34,000円+管理費3,000円」でちょうど上限になります。契約の前に必ず福祉事務所で確認してください。

すでに上限を超える家賃の部屋に住んでいる場合、超過分は生活費から出すことになります。食費を削って家賃に回す状態が続くようであれば、転居をすすめられることがあります。

37,000円より上がる場合・下がる場合

  • 上がる場合:車いすの使用など、通常の間取りでは暮らせない事情が認められると、ひとり暮らしでも48,000円まで認められることがあります(特別基準)。申請すれば通るというものではなく、事情の審査があります
  • 下がる場合:単身用で15平方メートル以下の狭い部屋は、上限が37,000円より低く設定されます(床面積による減額)

2人以上の世帯では上限が変わります。世帯の人数ごとの上限額、特別基準の額、部屋の広さごとの減額後の金額は、住宅扶助の専用ページにまとめました。

飯能市の住宅扶助限度額(世帯人数別)で、2人以上の世帯の上限額・特別基準・部屋の広さによる減額の金額を確認できます。

引越しは相談が先、契約はあと

保護を受けている方が引越す場合、先に契約してしまうと引越しにかかる費用が対象外になります。順番を間違えないでください。

  1. 引越したい事情を福祉事務所に伝える
  2. 転居が必要だと認められるかを確認してもらう
  3. 上限内の物件を探す
  4. 契約前に物件の内容を福祉事務所に見てもらう
  5. 契約・入居

入居時にかかるお金

部屋を借りるときは家賃以外にも費用がかかります。敷金・礼金・仲介手数料・火災保険料・保証会社の保証料・前家賃・鍵の交換費用などで、家賃4〜5か月分になる場合もあります。

このうち「敷金等」として一時扶助の対象になりうるのは、権利金・礼金・不動産手数料・火災保険料・保証料です。上限は特別基準額を基準とした倍率で決まります。

どこまでが対象になるか、いくらまで出るかは福祉事務所が個別に判断します。上の5つに入っていないもの(前家賃・鍵の交換費用など)の扱いも含め、見積書を持参して窓口で確認してください。この記事の分類に自分のケースを当てはめて判断しないでください。

引越しそのものにかかる費用(運搬費など)は、敷金等とは別の扱いです。制度全体の説明は引越し費用のコラムにまとめています。

不動産会社には最初に伝える

生活保護を受けていることは、内見の前に伝えたほうが結局は早く決まります。伝えるときは次の3点をあわせて話してください。

  • 家賃の予算が管理費込みで37,000円であること
  • 家賃の支払いが滞りにくいこと(代理納付という、市から家主へ直接家賃を支払う仕組みが使える場合があります)
  • 保証会社の審査を受ける用意があること

毎月の保護費に含まれないもの

ここまで見てきた108,580円は、生活費と家賃の分です。医療費や学用品費などは、この中に含まれていません。必要になったときに、別の扶助として計上されます。

扶助出るタイミング受け取り方
医療扶助病院にかかるとき現金ではなく「医療券」で受診(自己負担なし)
介護扶助介護サービスを使うときサービス事業者へ直接
教育扶助小中学生がいる世帯毎月の保護費に上乗せ
高等学校等就学費高校生がいる世帯毎月の保護費に上乗せ
出産扶助・葬祭扶助・生業扶助その出来事があったとき事前に申請して認められた額

医療扶助の影響がいちばん大きいと思います。持病があって毎月通院している方の場合、窓口負担がなくなるだけで生活の余裕がはっきり変わります。ただし受診先は生活保護法の指定を受けた医療機関に限られるため、いま通っている病院を続けられるかは相談のときに確認してください。

飯能市が相談してほしい場面として「ご自身やご家族が入院したりして、医療費の支払いに困っているとき」をわざわざ挙げているのは、この医療扶助があるからです。収入は最低生活費を上回っているけれど医療費で家計が崩れている、という状態でも相談の対象になり得ます。「生活費は足りているから自分は対象外だ」と決めつけて窓口を避ける必要はありません。

教育扶助の基準額は全国共通で、小学生3,400円・中学生5,300円、高校生は高等学校等就学費として7,300円です。給食費・教材費・クラブ活動費・高校の入学金などは、これとは別に実費で計上されます。

出産扶助・葬祭扶助・生業扶助には共通のルールがあります。お金を使ってからでは間に合いません。とくに葬祭扶助は、葬儀社に依頼して支払いを済ませたあとに申請しても対象になりません。飯能市が属する2級地の基準は大人で222,000円以内ですが、これも事前の申請が前提です。


決定に納得できないとき

却下されたとき、あるいは保護を廃止されたときに、結果を争う手続きがあります。飯能市の決定に対する審査請求の相手は埼玉県知事です。

期限は処分があったことを知った日の翌日から起算して3か月以内と定められています(行政不服審査法 第18条第1項)。

ネット上の解説には「60日以内」と書かれたものが今も残っています。これは2016年3月31日まで有効だった旧法の数字で、いまは通用しません。2か月経ったからもう無理だとあきらめる前に、期限をもう一度確かめてください。

審査請求の結果にも納得できない場合は、厚生労働大臣への再審査請求か、裁判所への取消訴訟という道が残されています。いずれも手続きが込み入るので、法テラスや弁護士会の無料相談を利用してください。

ただし、却下の理由が書類の不足や事情の伝わり方にある場合は、審査請求よりも窓口で説明し直して再度申請するほうが早いことがあります。まずは決定通知書の理由欄を読んでください。


受け始めてからのこと

飯能市は「生活保護が開始されたら」という案内も公式に出しています。受給が始まったあとに何が求められるのかも、あらかじめ知っておいてください。

担当員が定期的に訪問します

保護が決まると担当のケースワーカーがつきます。市の説明では、担当員は「定期的に訪問し、相談に応じるとともに、生活の変化に応じて適正に保護費を決定するため、収入や生活状況などをお聞きします」とされています。監視のための訪問ではなく、相談の機会でもあります。

体調が悪い、仕事が続かない、部屋の設備が壊れた。こうしたことは訪問のときに伝えてください。困りごとによっては、保護費の計算が変わったり、別の支援につながったりします。言わないと何も動きません。

変わったことがあったら、すぐ届け出る

市は、届け出が必要な場面を次のように示しています。

  • 収入・支出・その他の生活状況に変動があったとき
  • 住まいについて変わったことがあったとき
  • 家族構成について変わったことがあったとき

「すぐに福祉事務所に届け出ていただきます」と書かれているとおり、次の訪問まで待つ必要はありません。電話で先に伝えておけば済むこともあります。

指導・指示には従う必要があります

市は、受給者には「働ける人は能力に応じて働き、計画的なくらしをするなど、生活の維持、向上に努力しなければなりません」という努力義務があると説明しています。あわせて、福祉事務所からの指導・指示に従わない場合は、保護が受けられなくなることがあるとも明記されています。

厳しく読めるかもしれませんが、実際に問題になるのは「連絡がつかなくなる」「届け出をしないまま放置する」といった場面がほとんどです。事情があって指示どおりにできないときは、できない理由を伝えてください。黙って応じないことがいちばん不利に働きます。なお、保護を受ける権利は他人に譲ることができません。

借金がある場合

借金の有無は受給の可否に影響しません。ただし保護費を返済に充てることは想定されていないため、債務の整理は別に進める必要があります。自己破産や任意整理の相談先は、窓口で案内してもらえます。

申告は迷ったらする

収入を申告しないままにしていると、あとで返還を求められます。悪質と判断された場合は、生活保護法 第85条にもとづき3年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金の対象になることもあります。

もっとも、実際の申告漏れの多くは故意ではなく「これも収入だと思わなかった」というものです。単発の日払いの仕事、親族からの仕送り、保険の満期金なども収入として扱われます。判断に迷ったら申告しておくほうが、結果的に安全です。

「拘禁刑」という呼び方は2025年6月1日から始まったものです。それ以前は「懲役」と呼ばれていました。古い解説には懲役と書かれていますが、指しているものは同じです。


よくある質問

Q
飯能市の生活保護費は毎月いつ振り込まれますか?
A

飯能市の「生活保護のしおり」には、毎月決められた日(原則5日)に1か月分がまとめて支給されると書かれています。5日が土日祝にあたる場合の扱いや、初回がいつになるかは、決定のときに担当者から案内があります。

Q
申請のとき、何を持っていけばよいですか?
A

飯能市が示している書類は、生活保護申請書・資産申告書・収入申告書・同意書などです。用紙は窓口で受け取れるので、あらかじめ用意する必要はありません。預金通帳・賃貸借契約書・給与明細や年金の通知・本人確認書類があると、記入と確認がすみやかに進みます。

Q
調査では預金口座まで調べられるのですか?
A

飯能市は公式に「預貯金・生命保険加入状況について関係機関へ調査」と示しています。申請のときに出す同意書が、その根拠になります。隠していた口座が後から見つかると話がこじれるため、心当たりのあるものは最初に申告しておいてください。

Q
入間市や狭山市へ引っ越すと家賃の上限は上がりますか?
A

金額の上では上がります。飯能市は3級地-1で37,000円、入間市と狭山市は2級地-1で43,000円です。ただし転居が認められるかどうかは福祉事務所の判断であり、上限が高い市へ移りたいという理由だけで認められるものではありません。まず相談してください。

Q
決定まで生活費がもちません。どうすればよいですか?
A

所持金がほとんどない状態であることを、相談の最初に伝えてください。困っている度合いによっては、決定を待たずに対応がとられることがあります。また保護費は申請した日までさかのぼって計算されるため、決定が遅れてもその間の分が失われるわけではありません。

Q
市役所の窓口は何時まで開いていますか?
A

9時から16時30分までです。2026年4月1日に、それまでの8時30分〜17時15分から短縮されました。相談は1時間以上かかることがあるため、15時以降の来庁は避けたほうが確実です。生活福祉課は本庁舎1階にあります。


まとめ

飯能市で生活保護を考えるときの要点を、手続きの順にまとめます。

  • 相談先は飯能市役所 本庁舎1階の生活福祉課 生活保護担当(042-973-2111・内線1603)
  • 窓口は9時〜16時30分。2026年4月に短くなったので、夕方に向かうと間に合わない
  • 申請に出す書類は申請書・資産申告書・収入申告書・同意書。用紙は窓口にある
  • 決定は申請日から14日以内(遅くとも30日以内)。保護費は申請日までさかのぼる
  • 支給は原則5日に1か月分。単身30歳の最低生活費は108,580円(家賃上限37,000円を含む)

「調べられるのが怖い」「何を持っていけばいいか分からない」という理由で足が止まってしまう方は多いのですが、飯能市はその中身を公式に開示している市です。この記事で全体像をつかんだうえで、まずは電話1本から始めてみてください。

住まいのことで行き詰まっているなら、部屋探しと手続きは並行して進められます。上限37,000円という条件で飯能市の物件を探すのは簡単ではありませんが、探し方はあります。私たちは生活保護を受けている方・これから申請する方の住まい探しを無料でお手伝いしています。お気軽にご相談ください。


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