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江戸川区で生活保護受給者が賃貸を借りる方法 | 物件選び・審査・契約

江戸川区で生活保護受給者が賃貸を借りる方法 | 物件選び・審査・契約 エリア別情報

江戸川区で生活保護を受けながら部屋を探すとき、多くの方が最初にぶつかる壁は「上限額のなかに、本当に住める部屋があるのか」という不安です。

結論からお伝えします。江戸川区の単身世帯の住宅扶助は月53,700円が上限ですが、この金額のなかで借りられる部屋は、区内に確かに存在します。ただし、それは「区内のどこでも同じように見つかる」という意味ではありません。江戸川区は東西に広く、4つの路線が走り、駅によって家賃の水準がはっきり違います。さらに、上限額だけを見ていると見落とす「床面積による減額」という落とし穴もあります。

この記事では、制度の解説ではなく、江戸川区で実際に部屋を探すときに何を見ればいいのかを、当サイトの実データを使ってお伝えします。


江戸川区の家賃相場と住宅扶助の上限

江戸川区は東京23区のひとつで、住宅扶助の区分では1級地にあたります。世帯人数ごとの上限額は次のとおりです。

世帯人数住宅扶助の上限額(月額)
単身53,700円
2人64,000円
3人69,800円
4人75,000円
5人83,800円

この上限額の仕組み、6人以上の世帯の金額、車椅子を使用している場合などに適用される特別基準については、専用のページで詳しく解説しています。

江戸川区の生活保護 家賃上限(住宅扶助)はいくら?

賃貸情報サイトの「相場9万円」は、あなたに関係のない数字かもしれません

江戸川区の家賃相場を調べると、単身向けで9万円台という数字を見かけることがあります。この数字を見て「53,700円ではとても住めない」と感じてしまう方は少なくありません。

しかし、この9万円台という数字は、新築かつ駅から徒歩5分以内といった条件で絞り込んだ平均値です。条件を「築20年以内・駅徒歩15分以内」に広げた集計では、江戸川区の単身向けは5万円台とされ、23区のなかでも家賃が低い部類に入ります。

同じ「江戸川区の相場」でも、どの条件で数えたかによって、数字は倍近く変わります。

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江戸川区は駅によって家賃が変わる

江戸川区は面積が約49平方キロメートルあり、23区のなかで4番目の広さを持ちます。「江戸川区で探す」という括り方は、実は大きすぎます。

区内には4つの路線が走っています。

路線区内の主な駅
JR総武線小岩・平井
東京メトロ東西線西葛西・葛西
都営新宿線船堀・一之江・瑞江・篠崎
京成本線京成小岩・江戸川

当サイトの江戸川区の物件19件を、最寄駅ごとに並べると、家賃の傾向が見えてきます。

最寄駅路線件数家賃の幅
小岩JR総武線4件48,000〜53,700円
葛西東京メトロ東西線4件48,000〜53,000円
一之江都営新宿線3件53,000〜53,700円
瑞江都営新宿線3件44,000〜53,000円
船堀都営新宿線3件48,000〜54,000円
篠崎都営新宿線1件53,700円

(残る1件は最寄駅のデータが未整備のため、この表から除いています)

区の東側ほど、上限内の部屋が見つかりやすい傾向

この表から読み取れることは、次の2点です。

1つ目。都営新宿線の瑞江・篠崎エリアは、家賃が抑えられる傾向にあります。当サイトで最も安かった44,000円の物件も、瑞江駅が最寄りでした。江戸川を渡れば千葉県という立地で、都心から距離がある分、家賃は下がります。ただし瑞江から新宿までは都営新宿線で35分ほどで、通勤・通院に大きな支障が出る距離ではありません。

2つ目。葛西・西葛西エリアは、家賃がやや高めです。東京メトロ東西線で大手町まで約20分という利便性の高さが、そのまま家賃に反映されています。当サイトの葛西エリアの物件も48,000〜53,000円と、上限に近い水準に集まっていました。

つまり江戸川区では、「都心へのアクセスの良さ」と「上限内で選べる部屋の多さ」が、ある程度トレードオフの関係にあるということです。どちらを優先するかで、見るべき駅が変わります。


生活保護受給者が借りられる物件の基本条件

上限額の範囲内の物件を見つけたとしても、それだけで契約できるわけではありません。押さえておくべき条件が3つあります。

敷金・礼金の実態

当サイトの江戸川区の物件を見ると、敷金1ヶ月・礼金1ヶ月という条件が最も多く、次いで敷金2ヶ月・礼金1ヶ月という物件が続きます。なかには敷金・礼金がかからない物件もあります。

生活保護を受けている方の場合、この敷金・礼金は住宅扶助の一時扶助として支給される可能性があります。ただし、これには重要な条件があります。詳しくは後述の「引越し費用の支給対象」をご覧ください。

管理費・共益費は、住宅扶助の対象に含まれないのが原則

ここは見落としやすい点です。管理費や共益費は、住宅扶助の対象に含まれないのが原則です。住宅扶助はあくまで「家賃」に対して支給されるもので、管理費は生活扶助のなかからまかなうことになります。

当サイトの江戸川区の物件でも、管理費は0円のものから3,000円程度のものまで幅がありました。家賃が上限ぴったりの53,700円で、管理費が別に1,300円かかるという物件も実際にあります。この場合、毎月の実質的な負担は管理費の分だけ生じます。

物件を見るときは、家賃と管理費を分けて確認してください。そして、実際の取り扱いは担当のケースワーカーに必ず確認してください。

床面積が15平方メートル以下だと、上限が下がります

これが最も見落とされやすい落とし穴です。

住宅扶助の上限額は、部屋の床面積が狭い場合に減額されます。東京23区では次のとおりです。

床面積単身世帯の上限額
15平方メートル超53,700円
11〜15平方メートル48,000円
7〜10平方メートル43,000円
6平方メートル以下38,000円

つまり、14平方メートルの部屋を53,700円で契約することはできません。その部屋の上限は48,000円になります。

これは机上の話ではありません。当サイトの江戸川区の物件のなかに、床面積14.00平方メートルの物件があり、その家賃はちょうど48,000円でした。減額後の上限にぴったり合わせて設定されています。

一方、当サイトの江戸川区の物件の大半は16〜23平方メートルで、この場合は53,700円の上限がそのまま適用されます。

内見や物件資料で必ず確認すること

「家賃が上限内かどうか」だけでなく、「床面積が15平方メートルを超えているか」を必ず確認してください。狭い部屋は家賃が安く見えても、上限そのものが下がるため、思ったほど選択肢が広がらないことがあります。


保証会社3系統(独立系・信販系・LICC系)の特徴と選び方

賃貸契約では、連帯保証人の代わりに家賃保証会社を利用するのが一般的になっています。保証会社は大きく3つの系統に分かれ、審査で見られるポイントが系統ごとに違います。

系統審査で主に見るもの生活保護受給者の場合の傾向
独立系自社の独自基準。過去の家賃滞納歴など信用情報を照会しないため、比較的通りやすい傾向
信販系クレジットカードの利用履歴・信用情報過去の延滞や債務整理があると厳しくなりやすい
LICC系加盟社間で共有される家賃保証の事故情報過去に家賃滞納で保証会社を使った履歴があると影響

生活保護を受けている方の場合、独立系の保証会社を利用できる物件のほうが、審査を通過しやすい傾向があります。収入が生活保護費であること自体が審査で不利に働くケースは、独立系では比較的少ないためです。

ただし、どの保証会社を使うかは物件ごとに決まっており、借りる側が自由に選べるわけではありません。そのため、部屋を探す段階で「どの系統の保証会社を使う物件か」を確認できるかどうかが重要になります。

また、代理納付制度(後述)を利用できる場合、家賃の支払いが区から直接行われるため、保証会社の審査で有利に働くことがあります。この点を最初に伝えられるかどうかで、結果が変わることもあります。


引越し費用の支給対象

生活保護を受けている方が引越しをする場合、引越しに関わる費用が支給される可能性があります。具体的には、敷金・礼金などの契約時費用と、引越し業者への支払い(移送費)です。

支給の対象になるかどうかは、事前の相談で決まります

ここが最も重要な点です。引越し費用の支給は、事前にケースワーカーへ相談し、必要性が認められた場合に限られます。

「先に部屋を決めて契約してしまい、後から費用を請求する」という順番では、支給されません。自己都合で勝手に引越したとみなされるためです。江戸川区で部屋探しを始めようと考えた時点で、まず担当のケースワーカーに相談してください。

敷金等には上限があります

敷金・礼金などの契約時費用については、住宅扶助の特別基準額の3倍を上限として支給される仕組みになっています。

なお、この上限を「住宅扶助の上限額の3.9倍」と説明している情報を見かけることがありますが、そのような基準は存在しません。正しくは特別基準額の3倍です。

引越し費用の支給対象となる具体的なケースや、支給されないケースについては、専用のコラムで詳しく解説しています。

代理納付制度の活用

代理納付制度は、住宅扶助を受給者本人ではなく、区から直接大家さんや管理会社へ支払う仕組みです。

借りる側にとってのメリット

メリット内容
家賃の滞納リスクがなくなる支払いを忘れる心配がない
審査で有利に働くことがある大家さん側の不安が減るため
物件の選択肢が広がる可能性受け入れに慎重だった物件でも検討されやすくなる

生活保護を受けている方の入居を大家さんが不安に感じる理由の多くは、「家賃がきちんと払われるか」という一点に集約されます。代理納付は、その不安を制度的に解消する仕組みです。

そのため、部屋探しの初期段階で「代理納付を利用できます」と伝えられるかどうかが、実務上かなり大きな意味を持ちます。

代理納付を利用するには、担当のケースワーカーへの申し出が必要です。制度の詳細な手続きは、専用のコラムで解説しています。


江戸川区で部屋を探す前に知っておくこと

ここからは、江戸川区で部屋を探すときにだけ関係する、この区に固有の話です。

借りる場所によって、担当の福祉事務所が変わります

これは江戸川区でとても重要な点です。江戸川区の福祉事務所は3つの課に分かれており、住んでいる町丁目によって、担当する窓口が決まります。

福祉事務所所在地相談係の電話主な担当エリア
生活援護第一課区役所分庁舎(中央1-3-17)03-5662-8169中央・松江・松島・東小松川・大杉・西一之江・一之江1〜5丁目・上一色・本一色・小松川・平井 など
生活援護第二課小岩区民館(東小岩6-9-14)03-3657-7855東小岩・西小岩・南小岩・北小岩・瑞江1〜4丁目・東瑞江・篠崎町・南篠崎町・鹿骨・上篠崎 など
生活援護第三課東葛西7-12-603-5659-6610東葛西・西葛西・中葛西・南葛西・北葛西・船堀1〜7丁目・一之江6〜8丁目・清新町・臨海町・宇喜田町 など

つまり、小岩で部屋を借りれば第二課、葛西で借りれば第三課が担当になります。同じ江戸川区内でも、引越し先によって相談する窓口が変わるということです。

ここで注意していただきたいのは、上の表はあくまで主なエリアを抜き出したものだという点です。江戸川区の管轄区分は町名だけでなく丁目や番地の単位で分かれている場所があります。たとえば「江戸川4丁目」は、番地によって第一課と第三課に分かれます。

ご自身が検討している住所がどの課の担当になるかは、必ず江戸川区の公式サイトでご確認ください。

なお、第二課はJR総武線「小岩駅」南口から徒歩10分、第三課は東京メトロ「葛西駅」から徒歩13分の場所にあります。引越し後は担当のケースワーカーとのやりとりが続きますので、福祉事務所までの通いやすさも、部屋を選ぶときの判断材料のひとつになります。

区の西側と東側で、土地の高さが違います

江戸川区は東京23区の東南端にあり、東を流れる江戸川を挟んで千葉県の浦安市・市川市・松戸市と向かい合っています。

地形には、はっきりした東西差があります。区の西部(荒川の両岸)は海抜ゼロメートル地帯で、最も低い場所では東京湾の満潮時の海面より2メートルほど低くなっています。一方、区の東部(江戸川沿い)は比較的海抜が高く、特に小岩の一帯は古くからの陸地で、貝塚も見つかっている土地です。また、南部の清新町・臨海町は、埋立事業でつくられたエリアです。

これは不安を煽るための情報ではありません。どのエリアに住むかを決めるときに、ハザードマップを確認しておく判断材料になるという意味でお伝えしています。江戸川区は防災情報を公開していますので、気になるエリアがあれば事前に目を通しておくと安心です。

公園が多く、生活費を抑えやすい環境

江戸川区の暮らしやすさとして知られているのが、公園の多さです。区内には492箇所の公園があり、総面積は776万平方メートルを超えます。区民一人当たりの公園面積は約10平方メートルで、23区で最も広いとされています。

なかでも古川親水公園は、昭和48年に誕生した日本で最初の親水公園で、区内には親水公園が5つあります。

お金をかけずに過ごせる場所が身近に多いことは、限られた生活費のなかで暮らす上で、実際的な意味を持ちます。

また、江戸川区は都内に住むインド人の約3割が暮らす区としても知られ、特に西葛西周辺にはインド料理店や食材専門店が数多くあります。外国籍の方が生活しやすい環境が整っている点も、この区の特徴のひとつです。


審査通過のための準備

江戸川区で気に入った物件が見つかったら、審査に進みます。準備しておくべきことを整理します。

事前に用意しておくもの

  • 生活保護受給証明書(福祉事務所で発行)
  • 本人確認書類(マイナンバーカード・運転免許証など)
  • 担当ケースワーカーの氏名と連絡先
  • 印鑑

審査で伝えるべき3つのこと

  1. 生活保護を受給していることを、最初に正直に伝える
    後から判明するほうが、はるかに不利になります。生活保護受給者の入居に慣れた不動産会社であれば、隠す必要はまったくありません。
  1. 代理納付を利用できることを伝える
    前述のとおり、大家さん側の最大の懸念は家賃の支払いです。代理納付が使えることは、その懸念に対する最も強い答えになります。
  1. ケースワーカーとの連携状況を伝える
    引越しについて事前にケースワーカーへ相談済みであることは、審査を進める上でプラスに働きます。

一度断られても、それで終わりではありません

生活保護を理由に断られる経験をされた方は少なくありません。しかし、断られる理由の多くは、その物件の大家さんや保証会社の方針によるものであり、あなた自身の問題ではないことがほとんどです。

江戸川区には、生活保護受給者の受け入れに理解のある物件が実際に存在します。当サイトが扱ってきた19件は、いずれもそうした物件です。

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よくある質問

Q
Q: 江戸川区の住宅扶助は単身でいくらまでですか?
A

A: 単身世帯の場合、月53,700円が上限です。江戸川区は東京23区に含まれ、住宅扶助の区分では1級地にあたります。ただし、部屋の床面積が15平方メートル以下の場合は上限が下がり、11〜15平方メートルなら48,000円になります。詳しい上限額は江戸川区の住宅扶助のページでご確認いただけます。

Q
Q: 江戸川区で家賃が安いのはどのあたりですか?
A

A: 当サイトが扱ってきた物件のデータでは、都営新宿線の瑞江・篠崎エリアが比較的家賃を抑えやすい傾向にありました。最も安かった44,000円の物件も瑞江駅が最寄りです。一方、東京メトロ東西線の葛西・西葛西エリアは都心へのアクセスが良い分、家賃はやや高めになります。

Q
Q: 江戸川区の福祉事務所はどこに相談すればいいですか?
A

A: 江戸川区の福祉事務所は生活援護第一課・第二課・第三課の3つに分かれており、住んでいる町丁目によって担当が決まります。小岩・篠崎・瑞江方面は第二課(03-3657-7855)、葛西・船堀方面は第三課(03-5659-6610)、中央・松江・平井方面は第一課(03-5662-8169)が中心です。丁目や番地で分かれる場所もあるため、正確な担当は江戸川区の公式サイトでご確認ください。

Q
Q: 生活保護を受けていると、賃貸の審査に通らないのでしょうか?
A

A: 通らないわけではありません。審査の通りやすさは、その物件がどの系統の保証会社を使っているかによって大きく変わります。独立系の保証会社を利用する物件では、比較的通過しやすい傾向があります。また、代理納付制度を利用できることを最初に伝えられると、大家さん側の懸念が減り、審査に有利に働くことがあります。

Q
Q: 引越し費用は出ますか?
A

A: 事前にケースワーカーへ相談し、引越しの必要性が認められた場合に、敷金・礼金などの契約時費用や移送費が支給される可能性があります。ただし、先に契約してから後で請求するという順番では支給されません。江戸川区で部屋探しを始めようと考えた時点で、まず担当のケースワーカーにご相談ください。

Q
Q: 江戸川区の毎月の受給額はいくらくらいになりますか?
A

A: 住宅扶助のほかに生活扶助や各種加算が加わるため、世帯の状況によって変わります。江戸川区のモデルケースごとの受給額は江戸川区の生活保護受給金額のページで解説しています。


まとめ

江戸川区で生活保護を受けながら部屋を探すときのポイントを、あらためて整理します。

  • 単身世帯の住宅扶助の上限は月53,700円。
  • 駅を絞ってから探す。瑞江・篠崎方面は家賃を抑えやすく、葛西方面は都心アクセスが良い分やや高めです
  • 床面積を必ず確認する。15平方メートル以下だと上限そのものが下がります(11〜15平方メートルなら48,000円)
  • 代理納付を最初に伝える。大家さん側の最大の懸念に対する、最も強い答えになります
  • 引越し費用は、契約前にケースワーカーへ相談する。順番を間違えると支給されません
  • 借りる町丁目によって、担当の福祉事務所が変わる。江戸川区は3課体制です

江戸川区は23区のなかでも家賃水準が低く、住宅扶助の範囲内で選べる部屋が現実に存在するエリアです。ただし、その部屋にたどり着くには、駅の選び方や床面積の確認、保証会社の系統といった、いくつかの実務的なポイントを押さえる必要があります。

ひとりで探すことに不安があれば、遠慮なくご相談ください。江戸川区で実際に受け入れ実績のある物件から、ご事情に合ったお部屋をお探しします。


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