東京都練馬区で生活保護を検討している方にとって、いちばん気になるのは「毎月いくら受け取れるのか」だと思います。この記事では、練馬区の生活保護費を世帯類型別の総額の目安で示したうえで、生活扶助・住宅扶助・各種加算の内訳、金額の決まり方、相談窓口までを公的な基準にもとづいて整理します。
練馬区の生活保護費は毎月いくら?(世帯類型別の目安)
生活保護費は「生活扶助+住宅扶助+各種加算」で構成され、世帯の人数・年齢・状況によって変わります。練馬区は東京都の1級地-1(生活扶助・住宅扶助ともに全国で最も手厚い区分)に該当します。まずは代表的な世帯での毎月の総額の目安を見てみましょう。
| 世帯類型 | 生活扶助 (目安) | 住宅扶助 (上限) | 主な加算 (目安) | 毎月の総額 (目安) |
|---|---|---|---|---|
| 単身(高齢65歳) | 約76,880円 | 53,700円 | — | 約13万円 |
| 単身(50代) | 約77,240円 | 53,700円 | — | 約13万円 |
| 高齢夫婦(65歳×2) | 約120,900円 | 64,000円 | — | 約18〜19万円 |
| 母子(親+子1・小学生) | 約122,200円 | 64,000円 | 母子・児童養育 | 約21〜22万円 |
| 夫婦+子1(未就学児) | 約152,900円 | 69,800円 | 児童養育 | 約23万円 |
上記は1級地-1の公的なモデル例にもとづく目安です。実際の金額は世帯の状況・収入・住んでいる住居の家賃で変わります。生活扶助は令和7年(2025年)10月に改定されており、正確な額は後述のシミュレーター、または総合福祉事務所でご確認ください。
生活保護費はどう決まる?(生活扶助+住宅扶助+各種加算−収入)
生活保護費は、国が定める「最低生活費」と世帯の収入(給与・年金など)を比べ、収入が最低生活費に満たない場合に、その不足分が支給される制度です。最低生活費は、次の8種類の扶助を必要に応じて組み合わせて計算されます。
| 扶助の種類 | 内容 |
|---|---|
| 生活扶助 | 食費・被服費・光熱費などの日常生活費(受給額の中心) |
| 住宅扶助 | 家賃・地代(上限あり) |
| 教育扶助 | 義務教育に必要な学用品費など |
| 医療扶助 | 治療費(原則、自己負担なし) |
| 介護扶助 | 介護サービス費 |
| 出産扶助 | 出産費用 |
| 生業扶助 | 就労・技能習得に必要な費用 |
| 葬祭扶助 | 葬儀費用 |
このうち毎月決まって支給されるのは、主に「生活扶助」と「住宅扶助」の合計です。ここに、世帯の状況に応じた各種加算が上乗せされます。次からは、金額の柱になる生活扶助から順に見ていきます。
練馬区の生活扶助のめやす(1級地-1)
生活扶助は、食費・光熱費など日常生活に充てる費用で、受給額の中心になります。金額は「年齢ごとの第1類」と「世帯人数ごとの第2類」を組み合わせて計算され、練馬区(1級地-1)は全国で最も高い水準です。世帯類型別のおおよその目安は次のとおりです。
| 世帯類型 | 生活扶助本体の目安(月額) |
|---|---|
| 単身(65歳・高齢) | 約76,880円 |
| 単身(50代) | 約77,240円 |
| 高齢夫婦(65歳×2) | 約120,900円 |
| 母子(30代親+子1・小学生) | 約122,200円 |
| 夫婦+子1(30代夫婦+子3〜5歳) | 約152,900円 |
※1級地-1の公的なモデル例にもとづく目安(特例加算・経過的加算を含む)。令和7年10月の改定で特例加算が月1,500円/人に増額されており、実額はやや増えます。母子加算・児童養育加算などは、この生活扶助本体とは別に上乗せされます。
世帯の状況に応じて上乗せされる各種加算
生活扶助・住宅扶助に加えて、次のような世帯には各種加算が上乗せされます。受給額を大きく左右する部分です(いずれも1級地の目安)。
※加算額は目安です。適用の可否と正確な金額は、担当の総合福祉事務所にご確認ください。
住宅扶助(家賃補助)は上限まで実費で支給
住宅扶助は家賃の実費が支給されますが、世帯人数ごとに上限があります。練馬区(東京都1級地)の単身の上限は53,700円です(2人世帯は64,000円)。なお、管理費・共益費は住宅扶助の対象外で、生活扶助からのやりくりになります。
世帯人数別・床面積別の詳しい上限額、特別基準については 練馬区の住宅扶助(家賃上限)ページ で一覧にまとめています。
収入がある場合の受給額(最低生活費−収入)
生活保護費は「最低生活費」そのものが支給されるのではなく、最低生活費から世帯の収入を差し引いた不足分が支給されます。パート収入・年金・手当などは収入として扱われます。
たとえば単身(高齢)で最低生活費の目安が約13万円の世帯に年金が月8万円ある場合、支給される生活保護費はおおむね「13万円−8万円=約5万円」が目安になります。なお、働いて得た収入には勤労控除があり、収入の全額がそのまま差し引かれるわけではありません(働くほうが手元に残るお金は増えます)。
シミュレーターで自分の受給額を確認する
ここまで見てきたとおり、実際の受給額は世帯の人数・年齢・収入・各種加算・家賃で変わります。ご自身の世帯でいくら受け取れそうかは、下記のシミュレーターに入力するだけで目安がわかります。
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練馬区の生活保護の相談窓口(総合福祉事務所)
練馬区では、生活保護の相談・申請はお住まいの住所を管轄する総合福祉事務所の生活福祉課(相談係)が窓口になります。区内には次の4つの総合福祉事務所があり、住所によって担当が分かれています。
| 総合福祉事務所 | 主な管轄エリア(住所) |
|---|---|
| 練馬総合福祉事務所 | 練馬・豊玉・中村・桜台・栄町 ほか(郵便番号176地域が中心) |
| 光が丘総合福祉事務所 | 光が丘・田柄・春日町・高松・平和台 ほか |
| 石神井総合福祉事務所 | 石神井・上石神井・下石神井 ほか |
| 大泉総合福祉事務所 | 大泉・大泉学園・東大泉 ほか |
まずは自分の住所を管轄する事務所を確認し、生活福祉課の相談係に問い合わせるのが確実です(出典:練馬区公式ホームページ)。申請が受理されると、地区担当員が世帯の状況・収入・資産を確認し、原則14日以内に受給の可否が通知されます。
申請の流れは練馬区の生活保護の申請方法(必要書類・条件・手続きの流れ)で詳しく解説しています。
練馬区の生活保護の受給状況(データで見る)
練馬区の生活保護の受給規模を公的な統計で見てみましょう。
生活保護世帯数:13,355世帯(練馬区統計書 令和3年版/2021年3月時点)
練馬区は人口約74万人と23区で2番目に多く、それに伴い受給世帯数も一定の規模があります。生活保護は「生活に困窮したときに、誰もが利用できる権利」として設けられた制度であり、受給は特別なことではありません。数字が示すとおり、多くの世帯が実際に制度を利用しています。
よくある質問
- Q練馬区で生活保護を受けると毎月いくらもらえますか?
- A
世帯によって変わりますが、目安は単身で約13万円、高齢夫婦で約18〜19万円、母子世帯(子1人)で約21〜22万円です(生活扶助+住宅扶助+加算の合計)。収入があればその分は差し引かれます。正確な額はシミュレーターでご確認ください。
- Q母子世帯(ひとり親)はいくらになりますか?
- A
生活扶助に加えて母子加算(子1人で約18,800円)と児童養育加算(子1人につき約10,190円)が上乗せされます。親+子1人(小学生)で住宅扶助と合わせて約21〜22万円が目安です。
- Q収入(年金やパート)があると受給額は減りますか?
- A
はい。生活保護費は「最低生活費−収入」で計算されるため、収入がある分は差し引かれます。ただし働いて得た収入には勤労控除があり、全額が差し引かれるわけではありません。
- Q住宅扶助(家賃補助)はいくらまで出ますか?
- A
単身で53,700円が上限です(2人世帯は64,000円)。世帯人数別・床面積別の詳しい上限額は練馬区の住宅扶助ページをご覧ください。
- Qどこに相談すればいいですか?
- A
お住まいの住所を管轄する総合福祉事務所(練馬・光が丘・石神井・大泉のいずれか)の生活福祉課が窓口です。受付は平日8時30分〜17時15分です。
まとめ
- 練馬区は東京都1級地-1で、生活保護の基準は全国で最も手厚い
- 毎月の総額の目安は単身 約13万円・高齢夫婦 約18〜19万円・母子(子1) 約21〜22万円
- 受給額の柱は生活扶助+住宅扶助。母子・障害・児童養育などで加算が上乗せ
- 収入がある場合は「最低生活費−収入」で計算される(勤労控除あり)
- 正確な額はシミュレーターで試算し、相談・申請は総合福祉事務所の生活福祉課へ
住宅扶助の上限内でのお住まい探しや、生活保護受給中の賃貸相談は、当サイトからお気軽にお問い合わせください。
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