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秦野市の生活保護完全ガイド | 申請条件・受給金額・住宅扶助41,000円

秦野市の生活保護完全ガイド | 申請条件・受給金額・住宅 扶助41,000円 エリア別情報

「秦野市で生活保護を受けたら、毎月いくら受け取れるのか」——ここがいちばん知りたい、という方は多いはずです。生活保護費は世帯の人数・年齢・お住まいの地域で変わるため、全国共通の解説を読んでも自分の金額が分かりません。

このページでは、秦野市にお住まいの方が実際に受け取れる金額を、世帯別のモデルケースと内訳で具体的に示します。そのうえで、支給日・追加給付・申請の手順・お部屋探しまで、秦野市で生活保護を利用するために必要なことを1ページにまとめました。金額はすべて厚生労働省の基準額と秦野市の公表資料に基づいています。


秦野市の生活保護の現状

秦野市が公表している統計によると、令和7年3月時点で市内の被保護世帯は1,697世帯・2,033人、保護率は1.28%です。人口100人あたりおよそ1.3人が生活保護を利用している計算になります。

特徴的なのは世帯類型の内訳です。高齢者世帯が全体の半数を超えています。

世帯の種類世帯数構成比
高齢者世帯930世帯54.8%
障害者世帯284世帯16.7%
その他の世帯262世帯15.5%
傷病者世帯165世帯9.7%
母子世帯56世帯3.3%
合計1,697世帯100.0%
出典:秦野市「生活保護の統計(令和7年3月時点)」

高齢者世帯が54.8%、障害者世帯が16.7%で、この2つだけで7割を超えます。年金だけでは生活費が足りない方、障害があって働くことが難しい方が、秦野市の受給世帯の中心層だということです。

また令和6年度の1年間では、347世帯(418人)が新たに保護を開始し、318世帯(359人)が保護を廃止しています。廃止のうち「主な理由が就労によるもの」は27世帯(40人)でした。毎年350世帯前後が新たに申請して認められている、というのが秦野市の実態です。

令和6年度に秦野市が支出した生活保護費は約38億6,025万円です。内訳は医療扶助が50.9%と最も多く、次いで生活扶助27.8%、住宅扶助16.5%となっています。医療費の負担が重い方ほど、制度によって助けられている割合が大きいことが分かります。


秦野市でもらえる生活保護費はいくらか

先に結論からお伝えします。家賃が上限額いっぱいの物件にお住まいで、収入がまったくない場合、秦野市で受け取れる金額の目安は次のとおりです。

世帯生活費にあたる分家賃にあたる分合計の目安
単身・30代74,810円41,000円約115,800円
単身・68歳74,350円41,000円約115,300円
単身・78歳68,820円41,000円約109,800円
母子2人(母35歳・小学生1人)148,854円49,000円約201,200円
3人世帯(夫婦・中学生1人)163,542円53,000円約221,800円
秦野市(1級地-2)の基準額から算出。教育扶助を含む。医療費は別途、原則自己負担なし

ここで押さえていただきたいのは、同じ単身でも年齢によって5,000円以上の差があるという点です。68歳の方と78歳の方では、月額で約5,500円違います。「高齢者はいくら」とひとくくりにしている解説をよく見かけますが、実際には75歳を境に生活費の基準額が下がる仕組みになっています。

また、上の表は家賃が上限額いっぱいの場合の金額です。家賃がこれより安ければ、その実費分しか支給されません。家賃35,000円のお部屋にお住まいの単身30代の方であれば、74,810円+35,000円=109,810円が支給額の目安になります。

年金や給与などの収入がある場合、この金額がそのまま振り込まれるわけではありません。上の金額(最低生活費)から収入を差し引いた差額が支給されます。詳しくは「収入があると金額はどう変わるか」の項目で説明します。


秦野市の生活保護費はどう決まるのか

金額の決まり方が分かると、ご自身の場合の目安を自分で計算できるようになります。仕組みはシンプルで、次の式で表せます。

最低生活費 = 生活扶助(食費・光熱費など)+ 住宅扶助(家賃)+ 各種加算

支給される金額 = 最低生活費 - その世帯の収入

このほか、お子さんがいる世帯には教育扶助、医療機関にかかるときは医療扶助、介護サービスを使うときは介護扶助が加わります。医療扶助と介護扶助は現金で受け取るのではなく、医療機関や事業者に直接支払われる仕組みです。

秦野市は「1級地-2」

生活保護の基準額は、地域の物価や生活水準に応じて全国の市町村を区分した級地によって決まります。秦野市は1級地-2です。神奈川県内では横須賀市・相模原市・平塚市・小田原市・茅ヶ崎市・厚木市・座間市・三浦市と同じ区分になります。

ここで、多くの解説記事が取り違えているポイントがあります。級地の区分は、何の金額を決めるかによって細かさが違うのです。

何を決めるか区分の細かさ秦野市が使う区分
生活扶助の基準額(第1類)6区分1級地-2
住宅扶助(家賃)の上限額3区分1級地
母子加算・障害者加算などの加算額3区分1級地

「1級地-2」は「1級地」です。「2級地」ではありません。加算額の表を見るときに「1級地-2だから2級地の欄を見る」と誤解すると、母子加算で月1,400円、障害者加算で月1,920円も金額がずれてしまいます。実際にこの取り違えは他サイトでも見られる誤りです。

神奈川県には、もうひとつ知っておくと便利な特徴があります。住宅扶助の上限額は、県内であれば級地に関係なく同じ額です(横浜市・川崎市・横須賀市・相模原市の4市だけは市ごとに別の額が定められています)。つまり秦野市も、伊勢原市も、大磯町も、家賃の上限は同じ41,000円(単身)です。一方、生活扶助のほうは級地によって差が出ます。


秦野市の受給金額モデルケース5パターン

実際の金額を、内訳まで含めて見ていきます。秦野市は高齢者世帯が半数を超えるため、単身高齢者のケースを年齢別に3つ用意しました。いずれも家賃が上限額いっぱい・収入なしの前提です。

ケース1:単身・30代(働けない事情がある方)

項目金額
生活扶助・第1類(食費や衣類など個人単位の費用)45,520円
生活扶助・第2類(光熱費など世帯単位の費用)27,790円
特例加算1,500円
住宅扶助(上限額まで実費)41,000円
合計115,810円

ケース2:単身・68歳(年金が少ない方)

項目金額
生活扶助・第1類45,060円
生活扶助・第2類27,790円
特例加算1,500円
住宅扶助41,000円
合計115,350円

月8万円の年金を受け取っている方であれば、115,350円-80,000円=35,350円が支給額の目安です。「年金をもらっていると生活保護は受けられない」と思われがちですが、実際には年金額が最低生活費に届かない場合、その差額を受け取れます。秦野市で高齢者世帯が930世帯と最も多いのは、この仕組みが働いているためです。

ケース3:単身・78歳

項目金額
生活扶助・第1類38,690円
生活扶助・第2類27,790円
特例加算1,500円
経過的加算840円
住宅扶助41,000円
合計109,820円

75歳以上になると第1類の基準額が下がるため、68歳の方より月5,530円少なくなります。ただし急に減額されることのないよう「経過的加算」という調整があり、秦野市(1級地-2)の場合は840円が上乗せされます。

ケース4:母子2人世帯(母35歳・小学生1人)

項目金額
生活扶助・第1類(母45,520円+子45,060円の合計に、2人世帯の割合0.87を掛けた額)78,804円
生活扶助・第2類(2人世帯)38,060円
特例加算(1,500円×2人)3,000円
母子加算(児童1人・1級地)18,800円
児童養育加算10,190円
教育扶助(小学生)3,400円
住宅扶助(2人世帯の上限)49,000円
合計201,254円

2人以上の世帯では、第1類の合計額に世帯人数に応じた割合(逓減率)を掛けます。人数が増えるほど1人あたりの生活費は効率化できる、という考え方に基づくものです。この割合を掛けるのは第1類だけで、第2類には掛けません。

ケース5:3人世帯(夫45歳・妻42歳・中学生1人)

項目金額
生活扶助・第1類(3人合計138,830円に3人世帯の割合0.75を掛けた額)104,122円
生活扶助・第2類(3人世帯)44,730円
特例加算(1,500円×3人)4,500円
児童養育加算10,190円
教育扶助(中学生)5,300円
住宅扶助(3〜5人世帯の上限)53,000円
合計221,842円

ここで意外に思われるのが、中学生・高校生の年代の基準額が大人より高いことです。12歳から17歳の第1類は47,790円で、成人の45,520円を上回ります。食べ盛りで衣類の消耗も早い年代であることが反映されています。

なお、計算の途中で1円未満の端数が出る場合は切り捨てて処理されます。実際の決定額は福祉事務所の計算によるため、数円程度の差が生じることがあります。


加算でいくら増えるか

基本の生活扶助に上乗せされるのが「加算」です。秦野市は障害者世帯が284世帯(16.7%)と高齢者世帯に次いで多いため、障害者加算が受給額を大きく左右するご家庭が少なくありません。秦野市が使うのは1級地の欄です。

障害者加算(月額)

対象秦野市(1級地)
身体障害者障害程度等級表 1級・2級に該当する方など27,460円
身体障害者障害程度等級表 3級に該当する方など18,300円

障害者加算は令和8年4月に改定されました(1級・2級は26,810円から27,460円へ、3級は17,870円から18,300円へ)。古い金額を載せたままのページも見かけますので、ご確認の際は改定後の額かどうかを確かめてください。

母子加算(月額)

児童の人数秦野市(1級地)
1人18,800円
2人23,600円
3人目以降(1人につき加える額)2,900円

ここでいう児童とは、18歳になった後の最初の3月31日までの方を指します。ひとり親世帯であれば、父子世帯でも母子加算の対象です。

そのほかの加算

  • 児童養育加算:児童1人につき10,190円(全国一律。級地による差はありません)
  • 特例加算:1人につき1,500円(世帯人数分が上乗せされます)
  • 妊産婦加算・在宅患者加算・介護施設入所者加算など:該当する事情がある場合に計上されます

障害者加算と母子加算は、同じ方が両方の要件に当てはまる場合に限り、いずれか高いほうの額が算定されます(同額のときはどちらか一方)。世帯のなかの別々の方がそれぞれ該当する場合は、両方とも算定されます。ひとり親ご本人に障害がある場合が前者、お子さんに障害がある場合が後者にあたります。ご自身のケースがどちらにあたるかは、福祉事務所にご確認ください。


現金以外で受けられる支援と、秦野市での利用実態

生活保護というと「毎月いくら振り込まれるか」に目が向きがちですが、金額の面でそれ以上に大きいのが医療費と介護費の負担がなくなることです。生活保護には8種類の扶助があり、必要に応じて組み合わせて適用されます。

扶助の種類内容受け取り方
生活扶助食費、衣料費、光熱水費など日常生活の費用現金
住宅扶助家賃、地代、家屋の補修などの費用現金(大家さんへの直接支払いも可)
教育扶助学用品、給食費など中学校卒業までの費用現金
医療扶助けがや病気の治療に必要な費用医療機関へ直接支払い
介護扶助介護サービスを受けるための費用事業者へ直接支払い
出産扶助出産に必要な費用現金
生業扶助高校などの修学費用、就労に必要な技能・資格取得の費用現金
葬祭扶助受給中の方が葬儀を行う必要がある場合の費用現金
出典:秦野市「生活保護」

秦野市の令和6年度決算を見ると、これらがどれくらい使われているかが分かります。

扶助支給額利用世帯数金額の割合
医療扶助19億6,517万円1,507世帯50.9%
生活扶助10億7,120万円1,492世帯27.8%
住宅扶助6億3,669万円1,509世帯16.5%
介護扶助1億3,088万円430世帯3.4%
葬祭扶助2,143万円36世帯0.6%
教育扶助710万円53世帯0.2%
生業扶助547万円29世帯0.1%
出典:秦野市「生活保護の統計(令和7年3月時点)」令和6年度決算額。万円未満を四捨五入。就労自立給付金・進学準備給付金・施設事務費を除く

注目していただきたいのは医療扶助の利用世帯数です。1,697世帯のうち1,507世帯、およそ9割が医療扶助を利用しています。金額でも全体の半分を超えており、毎月の振込額だけを見ていると見落としてしまう部分に、制度の効果が集中していることが分かります。

介護扶助を430世帯が利用している点も、高齢者世帯が54.8%を占める秦野市らしい数字です。介護保険の自己負担分が扶助でまかなわれるため、介護サービスを使いながら生活を続けられます。

このほか、決まったタイミングや事情に応じて支給される一時扶助があります。転居時の敷金・礼金、家具や家電が無い場合の購入費用、入学時の費用などが該当します。いずれも事前に福祉事務所へ相談し、必要と認められることが前提です。秦野市では令和6年度に29世帯が生業扶助(高校の就学費用や資格取得の費用)を利用しています。


秦野市の家賃の上限額(住宅扶助)

家賃としていくらまで認められるかは、世帯人数で決まります。秦野市は神奈川県の基準が適用され、次の額が上限です。

世帯人数家賃の上限額(月額)
1人41,000円
2人49,000円
3〜5人53,000円
6人57,000円
7人以上64,000円

この額は上限であり、実際の家賃がこれより安ければその実費が支給されます。上限を超える家賃のお部屋にお住まいの場合、超過分は生活費から持ち出すことになるため、転居を検討することになります。

上限を超えて認められる場合がある

車いすを使うために広い居室が必要な場合など、特別な事情があると認められると、通常より高い上限(特別基準)が適用されることがあります。秦野市の単身世帯の場合、特別基準は53,000円です。3〜5人世帯の通常の上限と同じ額になります。

特別基準が認められるのは、おおむね次の場合です。

  • 障害などのために広い居室が必要な場合
  • 高齢や病気のため転居が難しい場合
  • 通常の上限額の範囲で入居できる物件が見つからない場合

秦野市の家賃相場との関係

秦野市の賃貸物件の平均家賃は、間取りを問わない全体でおよそ5.1万円です。単身向けのお部屋であればこれより低い水準の物件もありますが、上限41,000円は市の平均を下回るため、探し方に工夫が必要になります。

実際、秦野市の令和6年度決算では、住宅扶助費が6億3,669万円で1,509世帯に支給されています。1世帯あたりの年額は約42万円、月額に直すと約3万5,000円という計算です。上限額いっぱいではなく、それより低い家賃のお部屋にお住まいの世帯が多いことがうかがえます。

なお、お部屋の広さが15平方メートル以下の場合は上限額が下がります(11〜15平方メートルで37,000円、7〜10平方メートルで33,000円、6平方メートル以下で29,000円)。世帯人数別の詳しい表や、近隣の市との比較は、住宅扶助のページにまとめています。

家賃の上限内で条件に合うお部屋を見つけられるかどうかは、生活の見通しに直結します。秦野市でどのようなお部屋が探せるのか、具体的にお知りになりたい方はお気軽にご相談ください。


秦野市の生活保護費の支給日

秦野市の生活保護費の定例支給日は、市の要綱で毎月5日と定められています。5日が土曜・日曜・祝日など市の休日にあたるときは、その前の直近の開庁日に繰り上げて支給されます。

5日の曜日実際の支給日
2026年9月土曜日9月4日(金)
2026年10月月曜日10月5日(月)
2026年11月木曜日11月5日(木)
2026年12月土曜日12月4日(金)
2027年1月火曜日1月5日(火)
曜日から算出した目安です。年末年始などの特別な取扱いは福祉事務所からの通知をご確認ください

秦野市の支給日を「4日」と紹介しているサイトがありますが、市の要綱では毎月5日と定められています。転居や引越しの予定を立てるときは、正しい日付でご計画ください。

初めて受け取れるのはいつか

申請してから決定の通知が届くまでは、原則として14日以内です(調査に時間がかかる場合でも30日以内)。保護費は申請した日にさかのぼって計算されるため、決定が出た後に申請月の分から受け取れます。

手持ちのお金がほとんどない状態で申請される方も多く、決定を待つ間の生活が心配になるかもしれません。そうした事情は相談の段階で伝えておくことが大切です。緊急性が高いと判断された場合には、決定前に対応がとられることもあります。


最高裁判決を踏まえた追加給付(申出の受付が始まりました)

いま、金額に関して見落とせない動きがあります。平成25年から3年かけて行われた生活扶助基準の引き下げについて、令和7年6月27日の最高裁判決で、国の判断の過程と手続に誤りがあったと判断されました。

これを受けて国は、当時の受給者に対し、本来支払われるべきだった額との差額を追加給付として支払う方針を決定しました。裁判の原告であったかどうかは関係なく、対象となる方すべてが受け取れます。

項目内容
対象となる期間平成25年8月から令和8年3月までの間に生活保護を利用していた世帯
現在も受給中の方手続きは不要。順次支給されています
すでに廃止になった方申出が必要。当時お住まいだった自治体へ申し出ます
申出の受付期間令和8年8月1日から令和9年7月31日まで

見落としが起きやすいのは、すでに生活保護を利用していない方です。就労して保護が廃止になった方も、当時受給していた期間があれば対象になります。秦野市では令和6年度だけで318世帯が廃止になっていますので、心当たりのある方は受付期間内にお問い合わせください。秦野市の窓口は生活援護課(0463-82-7393)です。制度全般については、厚生労働省の「最高裁判決を踏まえた保護費の追加給付相談センター」(フリーダイヤル 0120-179-445・平日)でも相談できます。

受け取れる金額は、当時の世帯構成や受給していた期間によって異なります。自治体からは「計算中のため個別の金額はお答えできない」という案内が出ていますので、通知を待つ形になります。


収入があると金額はどう変わるか

生活保護は、収入がゼロの方だけの制度ではありません。年金や給与があっても、それが最低生活費に届かなければ差額を受け取れます。秦野市で高齢者世帯が930世帯と最も多いのは、年金だけでは足りない方が制度を利用しているからです。

年金がある場合

年金は原則として全額が収入として認定されます。単身68歳・家賃41,000円の方の最低生活費は115,350円ですので、年金月額が7万円であれば、差額の45,350円が支給される計算です。

働いて収入がある場合

給与の場合は扱いが違います。働いて得た収入には勤労控除が認められており、稼いだ額がそのまま差し引かれるわけではありません。手取りの一部は手元に残る仕組みで、働くほど世帯全体で使えるお金は増えます。

秦野市では令和6年度に27世帯(40人)が就労を理由に保護を廃止しています。働きながら受給を続け、収入が最低生活費を上回った時点で自立していく、という流れが実際に機能しています。

収入があったときは、必ず生活援護課に申告してください。申告せずに受給を続けると、後から返還を求められることがあります。アルバイトを始めたとき、年金額が改定されたとき、仕送りを受けたときなどが申告のタイミングです。


秦野市で生活保護を受けるための条件と申請の流れ

秦野市は「生活保護の申請は国民の権利です。生活にお困りの方は、いつでもご相談ください」と市の公式ページで明記しています。まずは条件を確認しましょう。

4つの要件

要件内容
資産の活用預貯金、土地・家屋、自動車、貴金属などを生活のために活用すること。ただし個別の事情により保有が認められる場合もあります
能力の活用働ける方は、能力に応じて働くこと
他の制度の活用年金・手当など、ほかに受けられる給付があれば先に利用すること
扶養の優先親・子・兄弟姉妹などから援助を受けられる場合は、それが優先されること

扶養について、秦野市は「扶養は可能な範囲での援助を行うものであり、扶養可能な親族がいることで生活保護制度の利用ができないということではありません」と説明しています。あわせて、家庭内暴力や虐待、借金による関係不良、施設入所などの特別な事情がある場合は照会をしないことがあるとも明記されています。親族に知られたくないという不安から申請をためらっている方は、その事情を相談時に伝えてください。

秦野市の相談・申請窓口

窓口秦野市 福祉部 生活援護課
場所秦野市役所 本庁舎2階(秦野市桜町一丁目3番2号)
電話0463-82-7393
受付時間月曜日から金曜日 午前8時30分から午後5時(祝日、12月29日から1月3日を除く)

秦野市には区役所や支所ごとの福祉事務所はなく、生活保護の相談・申請は市役所本庁舎の生活援護課に一本化されています。窓口は援護第一担当と援護第二担当に分かれていますが、電話番号は共通です。

また、生活保護の手前の段階でお困りの方には、秦野市社会福祉協議会が運営する「はだの地域福祉総合相談センター きゃっち。」(秦野市緑町16-3 秦野市保健福祉センター内・0463-83-2751)が、住居確保給付金や子どもの学習支援などの相談を受けています。

申請から決定までの4段階

段階内容
1. 相談生活援護課で現在の状況を伝えます。制度の説明を受け、ほかに利用できる制度がないかも一緒に確認します
2. 申請申請書を提出します。書類がすべて揃っていなくても申請は受け付けられます
3. 調査地区担当員が家庭訪問などで、生活状況・健康状態・収入や資産を確認します。金融機関や生命保険会社への調査も行われます
4. 決定最低生活費と収入を比べて要否を判定し、結果が文書で通知されます。原則14日以内、調査に時間を要する場合でも30日以内です

申請が却下されたときは

決定に納得できない場合、神奈川県知事に対して審査請求ができます。期限は処分があったことを知った日の翌日から3か月以内です。

また、却下の理由が「収入が最低生活費を上回っている」というものであれば、収入が減ったときに改めて申請できます。事情が変われば何度でも申請できる制度です。


秦野市でお部屋を探すときの進め方

秦野市は小田急小田原線が市内を東西に走り、鶴巻温泉・東海大学前・秦野・渋沢の4駅があります。市の中心は秦野駅周辺ですが、家賃を抑えたい場合は駅から少し離れたエリアや、渋沢駅方面まで範囲を広げると選択肢が増えます。

先にケースワーカーへ相談する

受給中の方が転居する場合、事前に担当のケースワーカーへ相談することが欠かせません。転居が必要と認められると、敷金や礼金などの初期費用が住宅扶助の一時扶助として支給される場合があります。先に契約してしまうと対象外になることがあるため、順番を間違えないようご注意ください。

物件選びで見るべき3点

  • 家賃が上限額の範囲内か:単身なら41,000円。共益費・管理費は住宅扶助の対象外となる場合があるため、内訳の確認が必要です
  • お部屋の広さ:15平方メートル以下だと上限額が下がります。狭いお部屋は家賃も安い一方、上限も同時に下がる点に注意します
  • 入居審査に通るか:多くの物件で保証会社の利用が求められます。生活保護の受給を理由に一律で断られるわけではなく、家賃の支払い能力をどう示すかがポイントになります

代理納付という選択肢

住宅扶助を受給者本人ではなく、市から直接大家さんへ支払う代理納付という仕組みがあります。家賃の滞納が起きない仕組みであるため、大家さん側の安心につながり、入居審査で有利に働くことがあります。利用を希望する場合は生活援護課にご相談ください。

秦野市で生活保護を利用しながら住めるお部屋をお探しの方は、当サイトからご相談いただけます。上限額の範囲で条件に合う物件があるか、入居審査の見通しはどうかといった点を、具体的にご案内します。


よくある質問

Q
秦野市の生活保護費の支給日はいつですか?
A

毎月5日です。市の要綱で定められています。5日が土曜・日曜・祝日などにあたるときは、その前の直近の開庁日に繰り上げて支給されます。たとえば2026年9月は5日が土曜日のため、9月4日(金)が支給日になります。

Q
秦野市で単身の場合、生活保護費はいくらもらえますか?
A

収入がなく、家賃が上限額の41,000円の場合、30代の方で約115,800円、68歳の方で約115,300円、78歳の方で約109,800円が目安です。年金などの収入があるときは、その額を差し引いた差額が支給されます。

Q
秦野市の家賃の上限はいくらですか?
A

単身世帯で41,000円、2人世帯で49,000円、3〜5人世帯で53,000円です。神奈川県では横浜市・川崎市・横須賀市・相模原市を除き、級地に関係なく同じ額が適用されます。特別な事情が認められる場合は、単身でも53,000円まで認められることがあります。

Q
年金を受け取っていても生活保護は申請できますか?
A

申請できます。年金額が最低生活費に届かない場合、その差額を受け取れます。秦野市では被保護世帯の54.8%が高齢者世帯であり、年金だけでは生活費が足りない方が多く利用されています。

Q
以前に生活保護を受けていました。追加給付は受け取れますか?
A

平成25年8月から令和8年3月までの間に受給していた期間があれば対象です。すでに保護が廃止になっている場合は申出が必要で、受付期間は令和8年8月1日から令和9年7月31日までです。当時お住まいだった自治体が申出先になります。秦野市で受給されていた方は生活援護課へお問い合わせください。

Q
持ち家や自動車があると生活保護は受けられませんか?
A

一律に対象外となるわけではありません。秦野市も「個別の事情により資産の保有が認められる場合もあります」と説明しています。居住用の家屋や、通院・通勤に不可欠な自動車などは、事情によって保有を認められることがあります。まずは生活援護課にご相談ください。


まとめ

秦野市で生活保護を利用したときに受け取れる金額を、要点として整理します。

  • 単身で家賃が上限額の場合、月額の目安は約10万9,800円から約11万5,800円。年齢によって金額が変わります
  • 家賃の上限は単身41,000円、2人49,000円、3〜5人53,000円
  • 秦野市は1級地-2。加算額の表を見るときは「1級地」の欄を使います
  • 支給日は毎月5日。休日にあたるときは直前の開庁日に繰り上げ
  • 最高裁判決を踏まえた追加給付は、過去に受給していた方も対象。申出の受付は令和9年7月31日まで
  • 相談・申請の窓口は秦野市役所本庁舎2階の生活援護課(0463-82-7393)

秦野市では毎年350世帯前後が新たに保護を開始しています。生活が立ち行かなくなったとき、制度を使うことは特別なことではありません。そして住まいの問題は、金額の見通しが立ってはじめて具体的に動けるようになります。上限額の範囲でどのようなお部屋が見つかるか、まずはご相談ください。


▶ 秦野市の住宅扶助データ


▶ 近隣市の情報:平塚市


▶ 近隣市の情報:厚木市


▶ コラム:住宅扶助とは


▶ コラム:申請方法


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