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平塚市の生活保護申請方法|条件・必要書類・申請の流れ

平塚市の生活保護申請方法|条件・必要書類・申請の流れ エリア別情報

平塚市で生活保護の申請を考えているものの、「どこに行けばいいのか」「何を持っていけばいいのか」が分からず、最初の一歩を踏み出せずにいる方は少なくありません。

平塚市の申請窓口は市役所本館1階にあり、市が独自に作成した「生活保護のしおり」で制度の概要を確認することもできます。ただし、名称の似た「平塚保健福祉事務所」は平塚市民の窓口ではないため、行き先を間違えないよう注意が必要です。

この記事では、平塚市での生活保護申請の流れ、受給の基本要件、必要書類、決定までの期間、そして申請が却下されたときの対処法までを順番に整理します。あわせて、平塚市の住宅扶助の上限額や、申請前に利用できる相談窓口についても解説します。


平塚市の生活保護申請の流れ(5ステップ)

平塚市で生活保護を申請する場合、相談から受給決定までは大きく5つの段階に分かれます。

ステップ1 事前相談

まず、平塚市役所の福祉事務所(生活福祉課)で事前相談を行います。相談員が生活状況や困窮に至った経緯を聞き取り、生活保護制度の説明を行います。この段階では申請書の提出は不要で、話を聞くだけでも構いません。

平塚市は制度の概要をまとめた「生活保護のしおり」を作成し、市の公式サイトでPDF形式で公開しています。事前に目を通しておくと、相談時の理解が進みます。

ステップ2 申請書の提出

生活保護を申請する意思が固まったら、生活保護開始申請書を提出します。あわせて、収入申告書・資産申告書などの提出も求められます。

申請書の様式は平塚市の公式サイトからダウンロードでき、記載例も公開されています。窓口で受け取ることもできます。

ステップ3 調査

申請後、地区担当のケースワーカーが家庭訪問を行い、世帯員の生活歴、生活に困るようになった原因、収入、資産、扶養義務者の状況などを調査します。金融機関や年金事務所への照会が行われることもあります。

ステップ4 保護の決定

調査結果をもとに、世帯の最低生活費と収入を比較して、保護の要否と支給額が決定されます。決定内容は文書で通知されます。

ステップ5 保護費の支給と支援の開始

保護開始後は、担当ケースワーカーが定期的に訪問し、生活状況の確認と自立に向けた支援を行います。困りごとがあれば、いつでもケースワーカーに相談できます。


平塚市で生活保護を受けるための4つの基本要件

生活保護は、平塚市に住んでいれば誰でも自動的に受けられるわけではありません。生活保護法には4つの原理が定められており、平塚市もこれに沿って運用しています。

要件1 資産を活用していること

預貯金・生命保険・有価証券・自動車・貴金属などの資産は、生活の維持のために活用することが求められます。土地や家屋も同様です。

ただし自動車については、通勤や通院に必要な場合、例外的に保有が認められることがあります。平塚市内でも、公共交通機関の利用が難しい地域に居住している場合や、障害のために公共交通機関を使えない場合には、個別の事情が考慮される余地があります。

なお、平塚市は総排気量125cc以下のオートバイおよび原動機付自転車について、保有が認められる場合があると公式に案内しています。自動車は手放さざるを得なくても、移動手段がまったくなくなるわけではありません。

要件2 働く能力を活用していること

世帯全員が生活の維持のために最大限の努力をし、働く能力に応じて就労することが前提となります。ただし「働いてはいけない」わけではなく、収入があっても最低生活費に届かない場合は、その不足分が支給されます。

要件3 扶養義務者の援助が受けられないこと

夫婦、親子、兄弟姉妹などの扶養義務者からの援助が優先されます。ただし2021年の厚生労働省の通知以降、扶養照会の運用は見直されており、機械的にすべての親族へ照会がなされるわけではありません。

平塚市も、長期にわたり連絡を取っていない場合や、DV(家庭内暴力)・虐待など特別な事情がある場合など、扶養の履行が困難と思われるときは親族への照会を見合わせることがあるとして、事前に相談するよう案内しています。

さらに平塚市は、援助が可能な親族がいることをもって生活保護を利用できなくなるわけではないとも明記しています。「親に知られたくない」「連絡を取りたくない相手がいる」という理由で申請をあきらめる必要はありません。

扶養照会に不安がある場合は、事前相談の段階でその事情を率直に伝えてください。

要件4 他の制度を活用してもなお不足すること

年金、手当、失業給付など、他の法律による給付が優先されます。それらを活用してもなお最低生活費に届かない場合に、不足分が生活保護費として支給されます。

なお、借金があることは生活保護の申請可否とは関係ありません。借金を理由に申請をためらう必要はありません。


平塚市の申請窓口はどこか(本館1階124番窓口)

平塚市には行政区がないため、福祉事務所は市役所内の1か所に集約されています。市内どこにお住まいでも、窓口は同じです。

項目内容
窓口名称平塚市福祉事務所(福祉部 生活福祉課)
相談受付場所平塚市役所 本館1階 124番窓口
所在地〒254-8686 神奈川県平塚市浅間町9番1号
直通電話0463-21-9849
ファクス0463-23-5858
受付時間月曜〜金曜 午前8時30分〜午後5時
休業日土曜・日曜・祝日・年末年始(12月29日〜1月3日)

「平塚保健福祉事務所」は平塚市民の窓口ではありません

平塚市内には、名称のよく似た「平塚保健福祉事務所」という施設があります。こちらは神奈川県が設置している機関で、生活福祉課の電話番号は0463-32-0130です。

平塚保健福祉事務所が生活保護の相談を受け付けているのは、大磯町と二宮町にお住まいの方です。平塚市民の相談窓口ではありません。平塚市にお住まいの方は、必ず平塚市役所 本館1階 124番窓口へ向かってください。

名称が似ているため訪問先を間違えやすく、せっかく足を運んでも相談できずに戻ることになります。事前に電話で確認しておくと確実です。


平塚市の申請に必要な書類リスト

平塚市が原則として提出を求めている書類は次のとおりです。世帯の状況によっては、これ以外の書類を求められることもあります。

書類内容
生活保護開始(変更)申請書氏名・住所・申請理由などを記載する基本の様式
収入申告書給与・年金・手当など世帯全員の収入を申告
資産申告書預貯金・保険・不動産・自動車などを申告
本人確認書類運転免許証・マイナンバーカード・健康保険証など
収入を証明する書類給与明細・年金振込通知書など
資産を確認できる書類預金通帳・保険証券など
賃貸借契約書家賃額・契約者名の確認のため

申請書・収入申告書・資産申告書の3点は、平塚市の公式サイトからPDF形式・Word形式のどちらでもダウンロードできます。収入申告書と資産申告書には記載例も用意されているため、事前に記入して持参すると相談がスムーズです。

なお、書類がすべて揃っていないことを理由に申請を拒まれることはありません。生活保護の申請は、原則として申請書を提出すれば受理されます。手元にない書類があっても、まずは窓口で事情を伝えてください。

必要書類の詳細や、書類が用意できない場合の対処については、生活保護の申請に必要な書類で詳しく解説しています。


平塚市の申請から決定までの期間

生活保護の申請に対する決定は、申請のあった日から原則14日以内に行われ、その内容が文書で通知されます。

ただし、資産の調査や扶養義務者への照会に時間を要する場合など、特別な理由があるときは最長30日まで延長されることがあります。この場合、通知書に延長の理由が記載されます。

決定を待つ間の生活費が不足する場合は、その旨を担当のケースワーカーに相談してください。なお、保護が受けられる場合、原則として申請日にさかのぼって保護が開始されます。

平塚市の保護費の支給日は毎月5日

平塚市では、原則として毎月5日に、1か月分の生活保護費が指定の口座に振り込まれます。

支給日が祝日などで休日にあたる場合は、その前日など、休日ではない日に繰り上げて支給されます。後ろ倒しにはなりません。

ただし、保護が決定した後の最初の支給と、特別な事情が認められる場合については、口座振込ではなく生活福祉課の窓口で直接支給されます。初回だけは市役所へ足を運ぶことになる点を覚えておいてください。

また、保護費の内容が前月と変わるときは「保護変更通知書」で理由と新しい内容が知らされます。通知書が届かない月は、前月と同じ内容です。


平塚市の住宅扶助上限額と級地区分

生活保護費は「生活扶助(生活費)」と「住宅扶助(家賃)」を柱として構成されます。申請前に、家賃の上限額を把握しておくことが重要です。

平塚市は1級地-2

平塚市は、生活保護の級地区分で1級地-2に分類されます。神奈川県内では、横須賀市・小田原市・茅ヶ崎市・相模原市・三浦市・秦野市・厚木市・座間市と同じ区分です。

級地は生活扶助の基準額に影響しますが、住宅扶助については神奈川県の場合、1級地・2級地・3級地のいずれも同額という特徴があります。つまり、平塚市の住宅扶助の上限は、県内の多くの市町村と変わりません。

世帯人数別の住宅扶助上限額(通常基準)

世帯人数住宅扶助の上限額
単身41,000円
2人49,000円
3〜5人53,000円
6人57,000円
7人以上64,000円

一方で、横浜市と川崎市は政令指定都市として個別に基準額が告示されており、単身の上限はそれぞれ52,000円・53,700円です。平塚市とは1万円以上の差があります。同じ神奈川県内でも、住む市によって選べる物件の幅が変わる点は押さえておいてください。

特別基準(告示実額)

障害があって広い居室が必要な場合など、一定の要件を満たすと通常基準を超える額が認められることがあります。これを特別基準といいます。

世帯人数特別基準の額
1人53,000円
2人57,000円
3人62,000円
4人66,000円
5〜6人70,000円
7人以上74,000円

特別基準が適用されるのは、次の3つの場合です。

  1. 障害等により広い居室が必要な場合
  2. 高齢等により転居が困難な場合
  3. 通常基準の範囲内で適当な物件が見つからない場合

これらの金額は厚生労働大臣が世帯人数ごとに個別に定めた告示実額であり、通常基準を機械的に何倍かして算出されるものではありません。適用には福祉事務所の判断が必要です。まずはケースワーカーに相談してください。

床面積が狭い場合の減額(単身世帯)

単身世帯では、居室の床面積によって上限額が下がります。

床面積単身の上限額
通常41,000円
11〜15平方メートル37,000円
7〜10平方メートル33,000円
6平方メートル以下29,000円

平塚市の代理納付制度

平塚市福祉事務所は、生活保護受給世帯が入居する民間賃貸住宅の家賃を、受給者に代わって直接家主へ納付する「代理納付制度」を平成23年10月1日から実施しています。さらに令和3年3月1日からは、家賃に加えて共益費も代理納付の対象に加わりました。

対象となるのは、家賃を滞納し、福祉事務所が納付指導を行っても改善が見られない世帯と、平塚市福祉事務所が必要と判断した世帯です。

家賃の払い忘れによる滞納を防げるため、入居審査の場面で貸主側の安心材料になることもあります。

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申請が却下されたときの3段階対処法

申請が認められないケースで最も多いのは、収入や資産が最低生活費を上回っていると判断された場合です。しかし、判断に納得できないときは対処の手立てがあります。

段階1 却下理由を確認する

まず、決定通知書に記載された却下理由を丁寧に確認してください。一時的な収入増加が理由になっている場合や、資産の評価額に誤解がある場合など、事実関係の確認だけで解決するケースもあります。

段階2 審査請求を行う

却下理由に納得できない場合、決定を知った日の翌日から3か月以内に、神奈川県知事に対して審査請求を行うことができます。審査請求は書面で行い、平塚市福祉事務所を経由して提出することも可能です。

段階3 状況の変化に応じて再申請する

審査請求とは別に、いつでも新たに申請し直すことができます。収入が減った、傷病で働けなくなったなど、状況が変わったときは改めて申請してください。

面接の場でうまく事情を説明できなかったことが却下につながることもあります。その場合は、生活状況や困窮の理由を書き出して整理したうえで、民生委員や社会福祉協議会の支援員に同行してもらうことも検討してください。

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申請の前に使える平塚市の相談窓口

「生活保護を申請するほどではないかもしれない」「まずは家計を立て直したい」という段階の方には、平塚市のくらしサポート相談という窓口があります。

項目内容
窓口名称くらしサポート相談
場所平塚市役所 本館1階 128番窓口
電話番号0463-21-8813
受付日時月曜〜金曜 午前8時30分〜午後5時(祝日・年末年始を除く)

生活保護の相談窓口である124番窓口の、すぐ近くに設けられています。予約は不要で、電話での相談や、家族など周囲の方からの相談も受け付けています。

窓口に来ることが難しい事情がある場合は、支援員が自宅を訪問することもあります。

くらしサポート相談で受けられる主な支援

  • 自立相談支援 支援員が生活の困りごとを聞き取り、課題を整理して支援プランを一緒に作成します。プラン決定後も定期的に状況を確認し、必要に応じてプランを見直します。
  • 家計改善支援 家計改善支援員とともに家計の状況を「見える化」し、家計管理の力を高めて早期の立て直しを図ります。
  • 就労訓練事業 すぐに一般企業で働くことが難しい方に対して、就労体験や支援付きの雇用を提供します。

これらは生活保護とは別の制度です。生活保護に至る前の段階で相談できる場として、覚えておいて損はありません。


平塚市の受給者統計と保護率

平塚市が公表している統計によると、令和5年3月末時点の被保護世帯数は2,958世帯・3,691人、保護率は14.32パーミル(1,000人あたり14.32人)でした。

これに対し、同時期の全国の保護率は16.2パーミル、神奈川県全体では16.62パーミルとなっており、平塚市の保護率は全国平均・県平均のいずれも下回っています

平塚市は、保護率が高齢化の進展や単身世帯の増加を背景に増加傾向で推移しているとしつつ、平成21年度から22年度の景気低迷期に急増した後は緩やかな増減を繰り返し、令和2年度以降は新型コロナウイルス感染症の影響で再び増加傾向にあると説明しています。

保護率が県平均より低いことは、平塚市が特別に厳しい審査をしていることを意味するものではありません。生活保護は法律に基づく権利であり、要件を満たしていれば申請できます。統計の数字を理由に申請をためらう必要はありません。


よくある質問(FAQ)

Q
平塚市の生活保護の申請窓口はどこですか?
A

平塚市役所 本館1階 124番窓口(福祉部 生活福祉課)です。所在地は平塚市浅間町9番1号、直通電話は0463-21-9849です。受付は月曜から金曜の午前8時30分から午後5時までです。

Q
平塚保健福祉事務所で申請できますか?
A

できません。平塚保健福祉事務所は神奈川県が設置している機関で、生活保護の相談を受け付けているのは大磯町と二宮町にお住まいの方です。平塚市にお住まいの方は、平塚市役所の124番窓口へお越しください。

Q
平塚市の住宅扶助の上限はいくらですか?
A

単身世帯で41,000円、2人世帯で49,000円、3〜5人世帯で53,000円です。障害等の事情がある場合は、特別基準として単身53,000円までが認められることがあります。

Q
平塚市の級地は何級地ですか?
A

1級地-2です。ただし神奈川県では、住宅扶助の上限額は級地によって変わりません。級地は主に生活扶助の基準額に影響します。

Q
申請してからどのくらいで結果が分かりますか?
A

原則として申請日から14日以内に決定され、文書で通知されます。調査に時間がかかる特別な理由があるときは、最長30日まで延長されることがあります。

Q
平塚市の生活保護費はいつ支給されますか?
A

原則として毎月5日に、1か月分が指定の口座へ振り込まれます。5日が休日にあたる場合は、その前の休日でない日に繰り上げて支給されます。ただし、保護決定後の最初の支給は、生活福祉課の窓口で直接受け取ります。

Q
借金があっても申請できますか?
A

できます。借金があることと、生活保護の申請が認められるかどうかは関係ありません。

Q
自動車を持っていると受給できませんか?
A

原則として処分が求められますが、通勤や通院に必要な場合は例外的に保有が認められることがあります。なお平塚市では、総排気量125cc以下のオートバイおよび原動機付自転車について保有が認められる場合があります。

Q
申請が却下されたらどうすればよいですか?
A

まず決定通知書の却下理由を確認してください。納得できない場合は、決定を知った日の翌日から3か月以内に神奈川県知事へ審査請求ができます。状況が変わったときは、いつでも再申請が可能です。


まとめ

平塚市で生活保護を申請するときの要点を整理します。

  • 申請窓口は平塚市役所 本館1階 124番窓口(生活福祉課・0463-21-9849)
  • 名称の似た平塚保健福祉事務所は大磯町・二宮町の住民が対象で、平塚市民の窓口ではない
  • 平塚市は1級地-2。住宅扶助の上限は単身41,000円で、横浜市52,000円・川崎市53,700円とは差がある
  • 申請から決定までは原則14日以内、最長30日。保護は原則として申請日から開始される
  • 保護費の支給日は毎月5日(休日の場合は繰り上げ・初回は窓口で支給)
  • 却下されたときは、決定を知った日の翌日から3か月以内に神奈川県知事へ審査請求ができる
  • 申請前の段階なら、くらしサポート相談(本館1階128番窓口・0463-21-8813)も利用できる

住宅扶助の上限内で物件を探すこと、そして入居審査を通過することは、生活保護の申請と並行して進める必要があります。住まいのことで不安がある方は、お気軽にご相談ください。


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