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松戸市の生活保護申請方法 | 条件・必要書類・申請から決定までの流れ

松戸市の生活保護申請方法 | 条件・必要書類・申請から決定までの流れ エリア別情報

松戸市で生活保護の申請を考えている方に向けて、申請窓口である生活支援課の場所と受付の進み方、申請から決定までの期間、必要な書類、そして申請が認められなかったときの対処法まで、松戸市の公式資料をもとに整理しました。

松戸市は生活保護の基準で「1級地-2」に区分され、家賃にあてられる住宅扶助の上限は単身世帯で46,000円です。これは千葉県内で最も高い水準にあたります。


松戸市の生活保護申請の流れ(5ステップ)

松戸市の生活保護は、相談から始まり、申請・調査を経て決定に至ります。松戸市が公開している「生活保護のしおり」に沿って整理すると、次の5段階です。

段階内容場所・担当
1. 相談生活に困っている状況を伝え、制度の説明を受ける生活支援課の窓口
2. 申請生活保護申請書を提出し、必要書類を添付する生活支援課の窓口
3. 調査ケースワーカーの家庭訪問、関係先調査、扶養調査、病状調査自宅・関係機関
4. 決定保護決定通知書または保護申請却下通知書が書面で届く郵送・窓口
5. 初回支給その月の生活費が支給される生活支援課の窓口

相談は予約制ではなく、来所された順番に個別の面接相談を受ける形をとっています。時間に余裕をもって訪れてください。

調査の段階では、生活支援課のケースワーカーだけでなく、お住まいの地域を担当する民生委員も聞き取りに訪れます。これは松戸市のしおりに明記されている運用です。銀行や生命保険会社への照会、病状の確認もあわせて行われます。

生活保護の申請は国民の権利です。松戸市も公式サイトで「生活保護を必要とする可能性はどなたにもあるものですので、ためらわずにご相談ください」と案内しています。相談の段階で断られたと感じても、申請書の提出そのものを止める権限は窓口にはありません。

最初の相談で聞かれること

相談の場では、おおむね次のような点を確認されます。あらかじめ整理しておくと、話がスムーズに進みます。

  • 現在の住まいの状況(家賃はいくらか、滞納はあるか、退去を求められていないか)
  • 世帯の構成(同居している人は誰か、その人の収入はあるか)
  • 現在の収入(給与、年金、手当、家族からの仕送りなど)
  • 手持ちのお金と預貯金の残高
  • 健康状態と就労の可否(通院しているか、働けない事情があるか)
  • 頼れる親族がいるか、その関係性

このうち住まいの状況は、松戸市で申請を進めるうえで特に重要です。生活保護には家賃にあてる住宅扶助がありますが、上限額を超える家賃の住まいに住んでいる場合、転居を指導されることがあります。逆に住まいがまだ決まっていない状態でも申請は可能です。

住まいが決まっていない場合の申請

住む場所が定まっていない状態であっても、生活保護の相談・申請はできます。生活保護は「現在いる場所」を基準に対応する仕組み(現在地保護)があるためです。松戸市内にいるのであれば、生活支援課で相談を受けられます。

住まいの確保と申請を並行して進めたい場合は、先に部屋を決めてから申請する流れをとることもあります。この進め方については、松戸市で賃貸を借りる方法の記事で詳しく解説しています。


松戸市で生活保護を受けるための4つの基本要件

生活保護は、世帯の収入が国の定める最低生活費を下回る場合に、その不足分を補う制度です。申請にあたっては、次の4つを先に活用することが求められます。

  • 1. 能力の活用:働ける方は、その能力に応じて働くことが前提となります。病気や障害で就労が難しい場合は、その状況を医師の診断などで伝えます。
  • 2. 資産の活用:保有が認められない不動産、預貯金、生命保険、自動車、高価な貴金属や腕時計などは、処分して生活費にあてることが求められます。
  • 3. 扶養義務者の援助の活用:親・子・兄弟姉妹などから金銭的・精神的な援助を受けられるかを確認します。松戸市では保護の受給中も、原則として毎年「扶養に関する届出書」を扶養義務者へ送付する運用をとっています。
  • 4. 他法・他施策の活用:年金や各種手当など、ほかの法律や制度で受けられるものがあれば、すべて受けたうえで判断されます。

なお、持ち家がある65歳以上の方には「リバースモーゲージ(要保護世帯向け不動産担保型生活資金)」という選択肢があります。居住用の土地・家屋を担保に生活資金の融資を受け、その住居に住み続けながら生活資金を得る制度で、生活保護に優先して活用します。松戸市のしおりにも明記されている仕組みです。

松戸市の最低生活費のイメージ

最低生活費は、世帯の人数・年齢・必要な扶助によって個別に計算されます。松戸市(1級地-2)で20〜40代の単身世帯の場合、目安は次のようになります。

項目金額
生活扶助 第1類(20〜40歳・1級地-2)45,520円
生活扶助 第2類(1人世帯)27,790円
特例加算(1人あたり)1,500円
住宅扶助(単身の上限)46,000円
合計(目安)120,810円

※生活扶助の基準額は令和8年4月時点、住宅扶助は厚生労働省告示による実額です。

この額を収入が下回る場合、不足分が生活保護費として支給されます。障害者加算や母子加算などに該当する世帯、冬季加算のある時期はさらに額が変わります。世帯ごとの詳しい金額は、松戸市の生活保護受給金額の記事で解説しています。


松戸市の申請窓口と受付の進み方

松戸市の福祉事務所は、福祉長寿部 生活支援課の1か所です。区ごとに窓口が分かれている政令指定都市とは異なり、松戸市では市役所の生活支援課が申請の入口になります。

項目内容
窓口松戸市 福祉長寿部 生活支援課
所在地〒271-8588 千葉県松戸市根本387番地の5(新館3階)
電話047-366-7349(課代表)
受付時間月曜〜金曜 8時30分〜17時(土日祝・年末年始を除く)

生活支援課の内部は保護第一担当室・保護第二担当室・保護第三担当室・保護第四担当室の4担当室に分かれており、それぞれ直通の電話番号を持っています。どの担当室が担当になるかは、相談の際に案内されます。各担当室の連絡先を含む窓口の詳しい情報は、松戸市の福祉事務所一覧の記事にまとめています。


松戸市の申請に必要な書類

松戸市では、申請書の提出とあわせて世帯状況や収入状況等を確認する書類を添付します。一般的に準備しておくとよいものは次のとおりです。

  • 本人確認ができるもの(健康保険証、運転免許証、マイナンバーカードなど)
  • 預金通帳(世帯全員分・記帳を最新にしておく)
  • 収入がわかるもの(給与明細、年金証書、年金振込通知書など)
  • 住まいの状況がわかるもの(賃貸借契約書)
  • 印鑑
  • 病気や障害がある場合は、診断書やお薬手帳、障害者手帳

書類がすべて揃っていないことを理由に申請を受け付けない、という扱いは制度上ありません。手元にないものがあっても、まず相談してください。不足分は申請後に補うことができます。

それぞれの書類が必要な理由

書類何を確認するためのものか
預金通帳資産の状況。松戸市では調査で銀行への照会も行われます
給与明細・年金証書収入の状況。最低生活費との差額を計算する土台になります
賃貸借契約書家賃の額。住宅扶助の上限(単身46,000円)に収まっているかの確認
診断書・お薬手帳就労が可能かどうかの判断材料

通帳を紛失している、契約書が手元にないといった場合は、その旨を伝えれば再発行や写しの取り寄せの案内を受けられます。書類が揃うまで待っていると、その間の生活が成り立たなくなります。先に相談することを優先してください。


申請から決定までの期間と初回の支給

松戸市では、保護が受けられるかどうかを申請した日から14日以内に通知します。資産調査などに時間を要する場合でも30日以内に通知される決まりです。結果は「保護決定通知書」または「保護申請却下通知書」という書面で届きます。

保護費の支給については、松戸市のしおりに次のとおり定められています。

  • 保護費は原則として毎月1日に支給される
  • 初回は生活支援課の窓口で、その月の生活費が支給される
  • 2回目以降は、原則として本人名義の預金口座へ振り込まれる

初回だけ窓口での受け取りになる点は、申請前に知っておくと予定を立てやすい情報です。口座の準備が難しい事情がある場合は、事前に地区担当員へ相談してください。


申請が却下されたときの3段階対処法

申請が認められなかった場合、あきらめる前に3つの段階があります。

段階1:生活支援課に理由の説明を求める

却下通知書には理由が記載されています。内容がわからない場合は、生活支援課に説明を求めてください。収入や資産の認定に事実と異なる点があれば、資料を添えて訂正を申し出ることができます。

段階2:千葉県知事へ審査請求する

松戸市の生活支援課が行った申請の却下、保護の変更・停止・廃止などの決定に不服がある場合、千葉県知事に対して審査請求ができます

期限は、決定があったことを知った日の翌日から数えて3か月以内です。「60日以内」と記載している情報を見かけることがありますが、これは行政不服審査法の改正前の期間であり、現在は誤りです。

審査請求書の提出先は、千葉県総務部審査情報課(電話 043-223-2193)、または松戸市の生活支援課です。

段階3:厚生労働大臣へ再審査請求する

千葉県知事の裁決にも不服がある場合は、厚生労働大臣に対して再審査請求ができます。

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松戸市で生活保護を受ける人の状況と市独自の支援

松戸市は、千葉県内では千葉市に次ぐ規模の生活保護受給者を抱える自治体です。市議会でもたびたび取り上げられており、その背景として、住宅扶助の基準額が近隣自治体より高く、上限額の範囲内で住める住宅が比較的多いことが挙げられています。

住宅扶助が単身46,000円という水準は、同じ千葉県内でも千葉市(41,000円)・船橋市(43,000円)・柏市(41,000円)を上回ります。家賃の面で選択肢が広いことは、松戸市で部屋を探す方にとって実際的な利点です。

松戸市の家賃相場と住宅扶助の上限

一方で、松戸市の一般的な家賃相場は住宅扶助の上限を上回っています。単身向けの間取りの平均は次のとおりです。

間取り家賃相場の目安
ワンルーム約7.8万円
1K約7.1万円
1DK約7.9万円

※賃貸情報サイトの公開データ(2026年8月時点)をもとにした目安です。

この相場は駅から徒歩10分以内の物件を中心に算出された平均値であり、築年数の新しい物件や駅に近い物件を含んだ数字です。上限46,000円との差は大きく見えますが、これは「松戸市に46,000円以内の物件がない」という意味ではありません。

松戸市はJR常磐線・JR武蔵野線・京成松戸線(旧新京成線)・東武野田線・北総鉄道・流鉄流山線が通り、市域が広く駅の数も多い自治体です。駅から距離のある物件、築年数の経った物件、バス便のエリアまで範囲を広げると、上限内の住まいは実際に見つかります。松戸市は東京都に隣接しながら、こうした選択肢が残っている点が特徴です。

松戸市が実施している自立支援の事業

松戸市は、生活保護を受けている世帯に対して独自の支援事業を行っています。

就労支援事業

働く力がありながら十分に活かせていない方に対し、専門の就労支援相談員がおおむね3か月を目標に就労支援を行います。利用したい場合は担当ケースワーカーに相談してください。

学習支援事業

生活保護を受けている世帯の小学校5・6年生、中学生、高校生を対象に学習支援を行い、基礎学力の向上を図ります。自宅以外の居場所を提供し、悩みのある児童には心理カウンセラーが相談に応じます。

受給中に減免されるもの

松戸市では、申請により次のようなものが減額または免除されます。国民年金保険料、保育料、NHK放送受信料、市県民税・固定資産税、県・市の水道料、下水道料、し尿くみとり料、粗大ごみ手数料、駐輪場定期使用料、住民票の手数料などです。申請の方法は地区担当員に確認してください。

病院にかかるときの手続き

生活保護を受けると医療費は医療扶助でまかなわれますが、松戸市では受診のたびに手続きが必要です。

  • 病院・診療所にかかるときは「医療券」が必要で、医療券は生活支援課で交付されます
  • 保護の申請中は医療券を発行できないため、病院の窓口で「生活保護申請中」であることを伝えます
  • 受診先は原則として、居住地から比較的近い距離にある医療機関に限られます
  • 生活保護法で指定されていない病院で治療を受けた場合、医療費を全額自己負担することがあります
  • 社会保険証がある方はそのまま社会保険を適用し、自己負担分を生活支援課で支払います
  • 処方される医薬品は原則としてジェネリック医薬品を使用します
  • 眼鏡・コルセットなどの治療用具、接骨院・はり・灸・マッサージ、通院にかかる交通費は、いずれも事前に地区担当員への相談が必要です

申請してから決定までの間に体調を崩した場合も、受診をあきらめる必要はありません。窓口で申請中であることを伝えてください。

受給中に気をつけたいこと

  • 収入や家賃が変わったとき、仕事を始めた・辞めたときは、すぐに届け出が必要です
  • 借金をした場合は収入として認定され、保護費が減ります
  • 原則として自動車の所有および運転は認められません
  • 生活圏外(市外の遠距離)の病院にかかるときは、事前に地区担当員への相談が必要です
  • 松戸市では生活保護法第29条に基づく課税調査を年1回実施しています

よくある質問

Q
松戸市の生活保護で家賃はいくらまで出ますか?
A

単身世帯で46,000円が上限です。松戸市は1級地-2に区分され、千葉県内で最も高い水準の住宅扶助が適用されます(市川市・習志野市・浦安市と同額)。2人世帯は55,000円、3〜5人世帯は59,800円です。世帯人数別の詳しい金額は松戸市の住宅扶助のページで解説しています。

Q
保護費はいつ支給されますか?
A

松戸市では原則として毎月1日に支給されます。初回は生活支援課の窓口でその月の生活費を受け取り、2回目以降は本人名義の口座へ振り込まれます。

Q
申請してから何日で結果がわかりますか?
A

申請した日から14日以内に書面で通知されます。調査に時間を要する場合でも30日以内です。

Q
家族に連絡がいくのが不安です。
A

松戸市では扶養調査を行うことが原則ですが、扶養が期待できないと判断した場合や、DV・虐待などの被害を受けていて居所を知られたくない場合などには、扶養調査を行わないこともあります。事情がある場合は相談の段階で必ず伝えてください。調査の内容が他の人に漏れることはないと明記されています。

Q
申請が却下されました。もう受けられませんか?
A

千葉県知事への審査請求ができます。期限は決定を知った日の翌日から3か月以内です。事情が変わった場合は、あらためて申請することもできます。

Q
車を持ったままでは受けられませんか?
A

原則として自動車の所有と運転は認められません。ただし、障害のある方の通院や通勤に不可欠な場合など、例外が認められることがあります。個別の事情は相談時に伝えてください。

Q
持ち家がありますが、申請できますか?
A

持ち家があるだけで申請できないわけではありません。ただし保有が認められない不動産は処分して生活費にあてることが求められます。65歳以上の方には、居住用の土地・家屋を担保に生活資金を借りるリバースモーゲージという制度があり、これは生活保護に優先して活用します。松戸市のしおりにも明記されている扱いです。

Q
借金があると受けられませんか?
A

借金があること自体は申請の妨げになりません。ただし保護を受けている間に新たに借金をした場合、その金額は収入として認定され、保護費が減額されます。債務整理が必要な場合は、法テラスなどの無料相談を検討してください。

Q
外国籍でも生活保護を受けられますか?
A

生活保護法そのものの適用対象ではありませんが、昭和29年の厚生省社会局長通知により、行政措置として生活費が支給されます。内容は生活保護法に基づく保護と変わりませんが、行政不服審査については一部の事項を除いて審査請求の対象外となる点が異なります。


まとめ

松戸市で生活保護を申請するときのポイントを整理します。

  • 申請窓口は松戸市 福祉長寿部 生活支援課(新館3階・047-366-7349)の1か所。相談は来所順の面接
  • 決定は申請日から14日以内(調査を要する場合は30日以内)に書面で通知
  • 保護費は原則毎月1日支給。初回のみ生活支援課の窓口で受け取る
  • 住宅扶助の上限は単身46,000円で、千葉県内では最も高い水準
  • 却下された場合は千葉県知事へ3か月以内に審査請求できる
  • 松戸市には就労支援事業・学習支援事業という独自の支援がある

住まいの確保と生活保護の申請を同時に進めたい方は、お気軽にご相談ください。松戸市内の物件情報とあわせてご案内します。


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