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東大和市の生活保護完全ガイド | 申請の流れ・受給額・住まい探しまで

東大和市の生活保護完全ガイド | 申請の流れ・受給額・住まい探しまで エリア別情報

東大和市で生活保護を申請したい、あるいは受給しながら部屋を探したいという方に向けて、窓口・条件・金額・住まい探しを1ページにまとめました。東大和市は1級地-1に分類され、単身世帯の家賃上限(住宅扶助)は53,700円です。相談・申請の窓口は東大和市 生活福祉課で、申請から決定までは原則14日以内です。


  1. 東大和市の生活保護 ― 先に結論から
  2. 東大和市で生活保護を受けられる4つの要件
    1. 要件1:働く能力の活用
    2. 要件2:資産の活用
    3. 要件3:扶養義務者の援助
    4. 要件4:他の制度の活用
  3. 申請・相談の窓口は市役所の「生活福祉課」
    1. 生活保護に該当しないときの相談先「そえる」
    2. 窓口に行くときに伝えておきたいこと
  4. 申請から決定までの流れ
  5. 東大和市でいくら受け取れるか(5つのモデルケース)
    1. 東大和市(1級地-1)の年齢別の基準額
    2. モデルケース1:30代の単身世帯
    3. モデルケース2:30代夫婦+5歳の子どもの3人世帯
    4. モデルケース3:65歳の単身高齢者(年金が月8万円ある場合)
    5. モデルケース4:母親35歳+中学生の子ども1人の母子世帯
    6. モデルケース5:45歳・身体障害2級の単身世帯
    7. 5つのケースの早見表
    8. 収入があるときはどう計算されるか
    9. 現金以外で支給される扶助もある
  6. 家賃の上限(住宅扶助)は単身53,700円
    1. いま住んでいる部屋の家賃が上限を超えている場合
  7. 東大和市で住宅扶助内の部屋を探すには
    1. 市内6駅の使い分けを知っておく
    2. 探しはじめる順序を間違えない
    3. 保証人がいない・審査が不安という場合
    4. 上限内に収まったように見えて、収まっていない例
    5. 家賃を市から直接大家さんへ払う「代理納付」
    6. 初期費用が用意できない場合
  8. 申請が却下されたときの対処法
    1. 審査請求(不服申立て)
    2. 状況が変わったときの再申請
  9. 東大和市ならではの注意点
    1. 近隣市と比べて受給者数は少なめ
    2. 市域が南北に長く、生活圏が分かれる
    3. 保護費の支給日は窓口で確認を
    4. ケースワーカーとの付き合い方
  10. よくある質問
  11. まとめ

東大和市の生活保護 ― 先に結論から

細かい制度の話に入る前に、東大和市で生活保護を考えるうえで最初に押さえておきたい点を3つに絞ってお伝えします。この3点がわかっていれば、窓口に行く前の準備はほぼ整います。

東大和市で最初に押さえる3点
  • 窓口はひとつだけ ― 東大和市の福祉事務所は市役所内の「生活福祉課」で、市内どこにお住まいでも相談先は同じです
  • 家賃の上限は単身53,700円 ― 東京23区と同じ水準です。多摩地域のなかでは高いほうの区分にあたります
  • 結果は原則14日以内 ― 申請してから決定通知が届くまでの期間は法律で定められています

東大和市は東京都の北西部、狭山丘陵の南側に広がる住宅都市です。2020年の国勢調査による人口は83,901人(総務省統計局)で、生活保護を受けている方は1,820人(令和4年度・東京都福祉局の統計より)となっています。人口規模に対して市内の福祉事務所は1か所に集約されており、区のように複数の窓口を使い分ける必要がありません。この「窓口がひとつ」という点は、はじめて相談に行く方にとっては迷いが少なくて済む要素です。


東大和市で生活保護を受けられる4つの要件

生活保護は「収入が少ないこと」だけで決まる制度ではありません。東大和市の公式サイトでも、保護は利用できる資産や能力を最低限度の生活の維持のために活用することを要件として行われると説明されています。具体的には次の4つが確認されます。

要件1:働く能力の活用

世帯の全員が、それぞれの能力に応じて働くこと、または働くための努力をすることが求められます。ここで誤解されやすいのは「働いていると受けられない」という思い込みです。実際には働いていても収入が最低生活費に届かなければ、その差額が支給されます。病気や障害、介護、育児などで働けない事情がある場合は、その事情を伝えることが大切です。

要件2:資産の活用

預貯金・生命保険・自動車・土地建物などの資産がある場合は、原則としてお金に換えて生活費にあてることが求められます。ただしすべてを手放さなければならないわけではありません。生活に必要と認められる家具や家電、通院や通勤に不可欠と判断された自動車などは、保有が認められる場合があります。手持ちのものをどう扱うかは、自己判断せずに窓口で相談してください。

要件3:扶養義務者の援助

親・子・きょうだいなどの親族から援助を受けられる場合は、そちらが優先されます。ただし援助は義務ではなく、親族側にも生活があります。親族に知られたくないという理由で申請をあきらめる必要はありません。DVや虐待などの事情がある場合、長く音信不通の場合などは、扶養についての照会自体を控える運用があります。詳しくは生活保護の扶養照会 | 対象になる親族の範囲と拒否できるケースで解説しています。

要件4:他の制度の活用

年金・雇用保険の失業給付・傷病手当金・生活福祉資金の貸付・住居確保給付金など、生活保護より先に使える制度があればそちらが優先されます。東大和市では、これらの制度の相談を「東大和市くらし・しごと応援センター そえる」が受け付けています。生活保護に該当しない場合でも、この窓口から別の支援につながることがあります。

4つの要件をすべて満たしたうえで、なお収入が最低生活費に届かない場合に、その不足分が生活保護費として支給されます。「最低生活費の満額が現金でもらえる」という仕組みではない点に注意してください。受給条件の全体像は生活保護の受給条件4つをわかりやすく解説もあわせてご覧ください。

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申請・相談の窓口は市役所の「生活福祉課」

東大和市公式サイトは、生活保護の申請先について「居住地または現在地を管轄する福祉事務所(東大和市では生活福祉課)に申請できます」と明記しています。つまり東大和市では、生活福祉課がそのまま福祉事務所の役割を担っています。市内に複数の福祉事務所が置かれているわけではないため、お住まいが上北台でも桜が丘でも、相談先は同じ市役所です。

項目内容
窓口東大和市 生活福祉課(保護第一係・保護第二係)
所在地〒207-8585 東京都東大和市中央3-930(東大和市役所)
電話042-563-2111(代表)/保護第一係は内線1116
管轄東大和市の全域(1か所のみ)

生活保護に該当しないときの相談先「そえる」

東大和市には、生活保護とは別に生活困窮者自立支援制度の相談窓口が置かれています。名称は「東大和市くらし・しごと応援センター そえる」です。

項目内容
名称東大和市くらし・しごと応援センター「そえる」
場所市役所本庁舎2階 エレベーター横
受付時間月曜日〜金曜日 午前8時30分〜午後5時15分(土日祝・年末年始を除く)
電話042-563-2111(内線1081)
予約予約なしでも相談可。予約した方が優先される

「そえる」では、支援プランの作成、家賃相当額を一定期間支給する住居確保給付金、就労準備支援、家計改善支援、子どもの学習・生活支援などを扱っています。生活保護の対象になるかどうか自分では判断がつかない、という段階でも相談できる窓口です。生活福祉課と同じ庁舎内にあるため、話の内容によってその場で引き継いでもらえます。

窓口に行くときに伝えておきたいこと

相談の場でうまく話せるか不安だという声はよく聞きます。制度に詳しくなくてもかまいませんが、次の4点だけは整理して持っていくと、その場で話が前に進みやすくなります。

  • いまの手持ちのお金(財布と口座を合わせておおよそいくらか)
  • 毎月の収入(給与・年金・手当など。ゼロならゼロと伝える)
  • 住まいの状況(家賃はいくらか、滞納はあるか、退去を求められていないか)
  • 働けない事情があるならその内容(診断書がなくても、通院先や症状を口頭で伝えれば足ります)

とくに家賃の滞納や退去の通知が出ている場合は、最初に伝えてください。住まいを失う前と失った後では、取れる手立ての幅が大きく変わります。急を要する状況だと分かれば、窓口側の動き方も変わります。


申請から決定までの流れ

東大和市に限らず、生活保護の手続きは全国共通の流れで進みます。実際に窓口へ行ってから決定通知が届くまでは、おおむね次の5段階です。

  • 事前相談:生活福祉課で現在の状況を伝えます。制度の説明を受け、他に使える制度がないかも確認されます
  • 申請:申請書を提出します。書類がすべて揃っていなくても申請自体は受け付けられます
  • 調査:家庭訪問、資産の調査、就労可能性の調査、扶養義務者への照会などが行われます
  • 決定:保護を開始するか却下するかが決まり、書面で通知されます
  • 受給開始:担当のケースワーカーが決まり、以後は定期的な訪問と収入の申告が続きます

決定までの期間は原則14日以内と定められています。資産調査などに時間がかかる場合に限り、最長30日まで延長されることがあります。30日を超えても通知がない場合は、申請が却下されたものとみなして次の手続きに進むことができます。

用意しておくとスムーズな書類:本人確認書類、収入を確認できるもの(給与明細・年金の通知など)、預金通帳、家賃がわかるもの(賃貸借契約書)。揃っていないものがあっても申請は可能です。書類の詳細は生活保護申請の必要書類 | 共通書類と状況別書類の取得方法で解説しています。

申請から受給開始までの実務的な進め方は、全国共通の解説記事生活保護はいつもらえる?申請から14日以内に受給開始する6ステップもあわせてご覧ください。


東大和市でいくら受け取れるか(5つのモデルケース)

生活保護費は「最低生活費 − 世帯の収入」で決まります。この最低生活費が世帯ごとにいくらになるかは、住んでいる地域の区分(級地)・世帯人数・年齢によって変わります。東大和市は1級地-1で、東京都のなかで最も高い区分です。

最低生活費のうち、日常生活の費用にあたる生活扶助は、年齢ごとの金額(第1類)に世帯人数に応じた率をかけ、世帯共通の費用(第2類)と特例加算を足して計算します。ここに家賃分の住宅扶助が加わります。以下は令和8年4月時点の基準額にもとづく試算です。

東大和市(1級地-1)の年齢別の基準額

生活扶助の第1類は年齢によって金額が変わります。下の表は東大和市に適用される1級地-1の金額だけを抜き出したものです。ご自身の年齢の行を見れば、計算の出発点になる金額がわかります。

年齢第1類(月額)年齢第1類(月額)
0〜2歳44,580円41〜59歳46,930円
3〜5歳44,580円60〜64歳46,930円
6〜11歳46,460円65〜69歳46,460円
12〜17歳49,270円70〜74歳46,460円
18〜19歳46,930円75歳〜39,890円
20〜40歳46,930円

意外に思われるかもしれませんが、最も高いのは12〜17歳(49,270円)で、成人よりも高く設定されています。逆に75歳以上は39,890円と、70〜74歳より6,570円下がります。「高齢だから多くもらえる」「大人のほうが高い」という思い込みで計算すると、実際とずれてしまう部分です。

世帯人数が増えると、第1類の合計に次の率をかけます。人数が多いほど1人あたりの生活費が効率化されるという考え方によるものです。

1人2人3人4人5人
1.00000.87000.75000.66000.5900

なお、この率をかけるのは第1類の合計だけです。世帯共通の費用である第2類には率をかけません。第2類は世帯人数だけで決まり、1人27,790円・2人38,060円・3人44,730円・4人48,900円・5人49,180円です。第2類は級地によって変わりませんので、東大和市でもほかの地域でも同額です。

モデルケース1:30代の単身世帯

内訳月額
生活扶助 第1類(20〜40歳・1級地-1)46,930円
生活扶助 第2類(1人世帯)27,790円
特例加算(1人あたり)1,500円
経過的加算200円
生活扶助の合計76,420円
住宅扶助(上限額の場合)53,700円
最低生活費の目安130,120円

収入がまったくない場合、この130,120円が支給額の目安になります。家賃が53,700円より安ければ、住宅扶助はその実費までとなるため、合計額も下がります。たとえば家賃45,000円の部屋に住んでいる場合は、76,420円+45,000円=121,420円が目安です。

モデルケース2:30代夫婦+5歳の子どもの3人世帯

内訳月額
生活扶助 第1類の合計(46,930+46,930+44,580)138,440円
3人世帯の率をかけた額(×0.75)103,830円
生活扶助 第2類(3人世帯)44,730円
特例加算(1,500円×3人)4,500円
経過的加算340円
児童養育加算(子1人)10,190円
生活扶助+加算の合計163,590円
住宅扶助(3〜5人世帯の上限額の場合)69,800円
最低生活費の目安233,390円

世帯に収入がある場合は、この金額から収入を差し引いた差額が支給されます。たとえば上の3人世帯で月15万円の給与収入がある場合、勤労控除を考慮しない単純計算では約8万円が支給される計算になります。働いていても受給できるのは、この仕組みがあるためです。

モデルケース3:65歳の単身高齢者(年金が月8万円ある場合)

年金を受け取っていると生活保護は使えない、と考えている方が少なくありませんが、これは誤解です。年金額が最低生活費に届かなければ、その差額が支給されます。

内訳月額
生活扶助 第1類(65〜69歳・1級地-1)46,460円
生活扶助 第2類(1人世帯)27,790円
特例加算1,500円
経過的加算1,130円
住宅扶助(上限額の場合)53,700円
最低生活費の目安130,580円
年金収入−80,000円
支給される額の目安50,580円

このケースでは、年金8万円に生活保護費50,580円が加わり、手元に入る合計は130,580円になります。あわせて医療費の自己負担がなくなるため、通院が続いている方にとっては実質的な差がさらに大きくなります。高齢者の受給条件については高齢者は生活保護を受けられる?年金との関係と受給条件で詳しく扱っています。

モデルケース4:母親35歳+中学生の子ども1人の母子世帯

ひとり親世帯には母子加算が、18歳到達後の最初の3月31日までの子どもがいる世帯には児童養育加算がつきます。義務教育中であれば教育扶助も加わります。

内訳月額
生活扶助 第1類の合計(46,930+49,270)96,200円
2人世帯の率をかけた額(×0.87)83,694円
生活扶助 第2類(2人世帯)38,060円
特例加算(1,500円×2人)3,000円
経過的加算390円
母子加算(児童1人・1級地)18,800円
児童養育加算(児童1人)10,190円
教育扶助(中学生の基準額)5,300円
住宅扶助(2人世帯の上限額の場合)64,000円
最低生活費の目安223,434円

教育扶助はこの基準額のほかに、教材費・給食費・クラブ活動費などが実費で計上されます。また児童扶養手当を受け取っている場合は、その分が収入として差し引かれます(受け取れなくなるわけではありません)。母子加算は1級地で児童1人18,800円・児童2人23,600円、3人目以降は1人につき2,900円が加わります。

モデルケース5:45歳・身体障害2級の単身世帯

障害のある方には障害者加算がつきます。金額は障害の程度と地域の区分で決まり、東大和市は1級地として扱われます。

内訳月額
生活扶助 第1類(41〜59歳・1級地-1)46,930円
生活扶助 第2類(1人世帯)27,790円
特例加算1,500円
経過的加算1,020円
障害者加算(1・2級・1級地)27,460円
住宅扶助(上限額の場合)53,700円
最低生活費の目安158,400円

障害者加算は、身体障害者障害程度等級表の1・2級に該当する場合が1級地で27,460円、3級に該当する場合が18,300円です。この金額は令和8年4月に改定されていますので、古い資料の金額(1・2級で26,810円など)を見て計算すると差が出ます。障害のある方の受給については障害者の生活保護はいくら?加算額・対象条件・申請の流れもご覧ください。

障害者加算と母子加算は、同じ方が両方の要件に当てはまる場合に限り、いずれか高いほうの額が算定されます(同額のときはどちらか一方)。世帯のなかの別々の方がそれぞれ該当する場合は、両方とも算定されます。ひとり親ご本人に障害がある場合が前者、お子さんに障害がある場合が後者にあたります。ご自身のケースがどちらにあたるかは、福祉事務所にご確認ください。

5つのケースの早見表

ここまでの5つを、住宅扶助を上限額まで使った前提で並べたものが下の表です。東大和市(1級地-1)で世帯の形によって最低生活費がどう変わるかのおおよその目安になります。

世帯の形生活扶助+加算住宅扶助最低生活費の目安
30代 単身76,420円53,700円130,120円
65歳 単身76,880円53,700円130,580円
45歳 単身(身体障害2級)104,700円53,700円158,400円
母子2人(母35歳・中学生1人)159,434円64,000円223,434円
3人(30代夫婦+5歳)163,590円69,800円233,390円

母子2人の行には教育扶助5,300円を含めています。いずれも収入がまったくない場合の目安であり、収入があればその分が差し引かれます。

収入があるときはどう計算されるか

支給額は「最低生活費 − 収入」で決まります。ただし収入の種類によって差し引かれ方が違います。ここを知らないと「働くと損をする」と誤解しがちですが、実際にはそうならない仕組みが用意されています。

収入の種類差し引かれ方
給与・賃金などの働いて得た収入勤労控除が差し引かれたうえで収入として扱われる。働いた分がまるごと減額されるわけではない
年金・手当・仕送りなど原則としてそのまま収入として扱われる
仕事で実際にかかった費用交通費など、必要と認められたものは収入から差し引かれる

勤労控除には、働いた収入の額に応じた基礎控除のほか、新たに就労した場合の控除、未成年者が働いた場合の控除などがあります。働いて得た収入のほうが、同じ金額の年金より手元に残る額が多くなるのはこのためです。控除額は収入額によって変わるため、具体的な金額は生活福祉課で確認してください。

また、収入があった月は必ず申告が必要です。申告を忘れると、あとから支給されすぎた分の返還を求められることになります。受給中に何ができて何ができないかは生活保護受給中にできること・できないこと一覧にまとめています。

上の金額はあくまで目安です。実際の支給額は、医療扶助・介護扶助・教育扶助の要否、障害者加算や母子加算の対象かどうか、冬季加算の期間かどうかなどによって変わります。障害者加算と母子加算は、同じ方が両方の要件に当てはまる場合に限り、いずれか高いほうの額が算定されます(同額のときはどちらか一方)。世帯のなかの別々の方がそれぞれ該当する場合は、両方とも算定されます。ひとり親ご本人に障害がある場合が前者、お子さんに障害がある場合が後者にあたります。ご自身のケースがどちらにあたるかは、福祉事務所にご確認ください。

生活扶助の計算方法そのものは生活保護の生活扶助はいくら?計算式・世帯別目安・特例加算まで完全解説で詳しく扱っています。

現金以外で支給される扶助もある

生活保護は8つの扶助で構成されており、上のモデルケースに出てくる生活扶助・住宅扶助以外にも、必要に応じて支給されるものがあります。これらは現金で受け取るのではなく、費用が直接まかなわれる形が中心です。

扶助内容
医療扶助病気やけがの治療費。窓口での自己負担なしで受診できる
介護扶助介護保険のサービスを利用するときの費用
教育扶助義務教育に必要な学用品費・給食費など
生業扶助高校の就学費、就労に必要な技能を身につける費用
出産扶助・葬祭扶助出産や葬儀にかかる費用

また、冬の期間には冬季加算が別に計上されます。金額は全国一律ではなく地区区分ごとに定められており、東京都は最も温暖な区分に属します。加算される期間や額は年度によって扱いが変わることがあるため、具体的な数字は生活福祉課で確認してください。

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家賃の上限(住宅扶助)は単身53,700円

東大和市で生活保護を受けながら賃貸に住む場合、家賃は単身世帯で月53,700円までが原則の上限です。これは東京都の1級地に適用される金額で、東京23区とまったく同じ水準です。東大和市の公式サイトも、住居確保給付金の支給上限額の例として単身世帯53,700円・2人世帯64,000円・3〜5人世帯69,800円を示しており、生活保護の住宅扶助基準と同じ金額が使われています。

ここで押さえておきたいのは、住宅扶助の上限は級地の6区分ではなく3区分(1級地・2級地・3級地)で決まるという点です。東大和市は「1級地-1」ですが、住宅扶助の上では「1級地」として扱われます。同じ多摩地域でも、羽村市やあきる野市は2級地にあたるため上限額が下がります。

世帯人数ごとの上限額、特別基準が適用される条件、部屋の広さによる減額など、住宅扶助の詳しい金額表東大和市の生活保護 家賃上限(住宅扶助)はいくら?にまとめています。東京都全体の一覧は東京都の住宅扶助上限額【全62市区町村一覧】をご覧ください。

いま住んでいる部屋の家賃が上限を超えている場合

家賃が上限を超えていると、原則として転居を指導されることがあります。ただし即座に引っ越さなければならないわけではなく、健康状態や就学の事情などが考慮される場合もあります。転居が必要と認められた場合、敷金・礼金・仲介手数料・引越し費用は一時扶助として支給の対象になります。転居指導の考え方と拒否できるケースは生活保護の転居指導とは|拒否できる?期限と引越し費用を解説で解説しています。


東大和市で住宅扶助内の部屋を探すには

東大和市の強みは、23区と同じ53,700円という上限が使えるのに、市内の家賃水準はそこまで高くないことです。そのため上限内に収まる物件を見つけやすい地域だといえます。とはいえ、部屋探しでつまずくポイントは家賃だけではありません。

市内6駅の使い分けを知っておく

東大和市の公式サイトが案内している駅は6つあります。市域が南北に長いため、住む場所によって使う駅がはっきり分かれます

路線
西武鉄道東大和市駅・玉川上水駅・武蔵大和駅
多摩都市モノレール上北台駅・桜街道駅・玉川上水駅

玉川上水駅は西武鉄道とモノレールの乗換駅で、市の南側の玄関口にあたります。上北台駅は多摩都市モノレールの終点で、立川方面へ一本で出られます。武蔵大和駅は市の北側、狭山丘陵に近いエリアです。通院先や役所への行きやすさを基準に駅を選ぶと、生活が組み立てやすくなります。市役所(中央3-930)は市のほぼ中央にあり、駅からはバスを使う人も多いエリアです。

探しはじめる順序を間違えない

部屋探しでよくあるつまずきが、気に入った物件を見つけてから相談するという順序です。この順序だと、上限額を超えていた、代理納付に応じてもらえなかった、初期費用の申請が間に合わなかった、といった理由で振り出しに戻ることがあります。おすすめの順序は次のとおりです。

  • ケースワーカーに転居の意向を伝える(転居が認められるかどうかが最初の分かれ道です)
  • 使える上限額を確認する(世帯人数によって変わります。単身なら53,700円)
  • 受給者の入居に対応できる不動産会社に相談する(この段階で会社を選び直すと後の手戻りが減ります)
  • 物件を絞り込み、審査と初期費用の見通しを立てる
  • 契約前にケースワーカーへ最終確認(契約後では一時扶助が出ない場合があります)

保証人がいない・審査が不安という場合

生活保護受給者の部屋探しで最も多い壁は、家賃の上限そのものよりも入居審査です。連帯保証人を立てられないケースでは、家賃保証会社を利用する方法があります。保証会社にもいくつか系統があり、生活保護受給者の受け入れに慣れているかどうかで結果が変わります

上限内に収まったように見えて、収まっていない例

物件情報で「家賃52,000円」と書かれていても、そこに共益費・管理費が別途かかることがあります。住宅扶助の対象になるのは家賃であり、共益費や管理費は原則として対象外です。つまり家賃52,000円+共益費4,000円の部屋は、家賃部分だけ見れば上限内ですが、毎月4,000円は生活扶助のなかから支払うことになります。

同じように、駐車場代・町会費・インターネット利用料などが家賃と一緒に請求される場合も、扱いを確認しておく必要があります。物件を比べるときは「家賃」ではなく「毎月出ていく総額」で並べてください。この確認を先にしておくと、入居後に生活費が思ったより残らないという事態を避けられます。

家賃を市から直接大家さんへ払う「代理納付」

住宅扶助分の家賃を、受給者を経由せず市から直接、貸主へ支払う仕組みを代理納付といいます。滞納の心配がなくなるため、貸主側が入居を判断しやすくなる材料になります。審査に不安がある場合、代理納付に対応できるかどうかを不動産会社に確認しておくと話が進みやすくなります。

詳しくは生活保護の代理納付とは | 仕組み・メリット・申請方法をご覧ください。

初期費用が用意できない場合

敷金・礼金・仲介手数料などの初期費用は、要件を満たせば一時扶助として支給の対象になります。

ただし自己判断で契約してしまうと支給されないことがあります。契約前に必ずケースワーカーへ相談してください。

支給される範囲と申請の流れは生活保護の初期費用 | 一時扶助で支給される範囲と申請の流れで解説しています。

みまもり不動産では、東大和市内(中央エリアなど)の物件もお取り扱いがあります。住宅扶助の上限内で、かつ代理納付や保証会社の条件をクリアできる物件に絞ってご案内できますので、条件の整理からご相談いただけます。


申請が却下されたときの対処法

申請しても保護が開始されない「却下」の通知が届くことがあります。このとき取れる道は大きく2つです。

審査請求(不服申立て)

却下の決定に納得できない場合、東京都知事に対して審査請求ができます。期限は処分があったことを知った日の翌日から3か月以内です。決定通知書には理由が書かれているので、まずはその理由を確認してください。理由が事実と異なる場合は、それを示す資料を添えて請求します。

「60日以内」という説明を見かけることがありますが、現在の期限は3か月以内です。行政不服審査法の改正により期間が延びています。古い情報を見て期限を過ぎてしまわないよう注意してください。

状況が変わったときの再申請

生活保護の申請に回数の制限はありません。収入が減った、貯金が尽きた、病気で働けなくなったなど状況が変われば、あらためて申請できます。却下の理由が「預貯金があるため」だった場合、その預貯金を生活費として使い切った時点で要件を満たすことになります。

ひとりで手続きを進めるのが不安な場合は、「そえる」に相談する、法テラスの無料法律相談を利用する、支援団体に同行を依頼するといった方法もあります。


東大和市ならではの注意点

近隣市と比べて受給者数は少なめ

令和4年度の統計では、東大和市で生活保護を受けている方は1,820人です。近隣の多摩地域の市と並べると次のようになります。

被保護人員(令和4年度)
東村山市3,058人
小平市2,874人
昭島市2,249人
東久留米市2,198人
清瀬市2,106人
東大和市1,820人

受給者数が少ないことは、窓口の混雑が比較的穏やかという意味では利点になります。一方で、生活保護受給者の入居に慣れた不動産会社の数も相対的に少なくなりがちです。部屋探しでは、市内だけにこだわらず隣接する立川市・小平市・武蔵村山市・東村山市も視野に入れると選択肢が広がります。いずれも住宅扶助の上限は東大和市と同じ53,700円です。

市域が南北に長く、生活圏が分かれる

東大和市は北の狭山丘陵から南の玉川上水まで、南北に細長い形をしています。北側と南側では最寄り駅も買い物先も変わります。南側は玉川上水駅・桜街道駅を中心に立川方面へ出やすく、商業施設や医療機関へのアクセスが取りやすいエリアです。北側は武蔵大和駅や多摩湖に近く、静かな住環境である一方、駅までの距離が出る場所もあります。

市役所は市のほぼ中央(中央3-930)にあり、市内のどこからでも一度は交通手段を考える必要があります。受給が始まるとケースワーカーの家庭訪問や窓口での手続きが定期的に発生するため、部屋を選ぶ段階で市役所までの行き方も確認しておくと、あとの負担が軽くなります。通院先が決まっている方は、通院ルートを優先して駅を選ぶほうが現実的です。

保護費の支給日は窓口で確認を

東大和市は、保護費の支給日を公式サイトで公表していません。

支給日は自治体ごとに異なり、月初の平日、5日、10日などさまざまです。この記事では推測で日付を書くことは避けます。実際の支給日は、申請時または受給開始時に生活福祉課へ直接ご確認ください。

ケースワーカーとの付き合い方

受給が始まると担当のケースワーカーがつき、定期的な家庭訪問と収入の申告が続きます。訪問は年数回が目安です。収入があった月は必ず申告してください。申告漏れは、あとから返還を求められる原因になります。

ケースワーカーの役割と相談していい場面はケースワーカーとは?年4回の家庭訪問・相談OKな7場面と付き合い方で解説しています。


よくある質問

Q
東大和市の生活保護の相談窓口はどこですか?
A

東大和市役所(中央3-930)の生活福祉課です。東大和市では生活福祉課が福祉事務所の役割を担っており、市内に他の窓口はありません。電話は042-563-2111(代表)です。

Q
東大和市の家賃の上限はいくらですか?
A

単身世帯で月53,700円が原則の上限です。東大和市は1級地にあたるため、東京23区と同じ金額が適用されます。2人世帯は64,000円、3〜5人世帯は69,800円です。

Q
働いていても東大和市で生活保護を受けられますか?
A

受けられます。生活保護は「最低生活費 − 収入」の差額を支給する制度です。働いていても収入が最低生活費に届かなければ、その不足分が支給されます。収入は毎月申告する必要があります。

Q
申請してからどのくらいで結果がわかりますか?
A

原則14日以内に書面で通知されます。資産の調査などに時間がかかる場合は最長30日まで延長されることがあります。30日を過ぎても通知がない場合は、却下されたものとみなして審査請求に進めます。

Q
親族に知られずに申請できますか?
A

扶養についての照会は必ず行われるものではありません。DVや虐待がある場合、長期間音信不通の場合などは照会を控える運用があります。事情がある場合は、申請の際に必ず窓口へ伝えてください。

Q
保護費の支給日はいつですか?
A

東大和市は支給日を公式サイトで公表していません。自治体によって異なるため、申請時または受給開始時に生活福祉課へ直接ご確認ください。


まとめ

東大和市で生活保護を考えるうえでの要点を整理します。

  • 相談・申請の窓口は市役所の生活福祉課(中央3-930)。市内に窓口は1か所のみ
  • 生活保護に該当しない段階でも「そえる」(本庁舎2階)で相談できる
  • 東大和市は1級地-1。住宅扶助は3区分で決まるため「1級地」として単身53,700円(東京23区と同水準)
  • 単身30代の最低生活費の目安は約13万円(生活扶助76,420円+住宅扶助53,700円)
  • 申請から決定までは原則14日以内、最長30日
  • 却下されたときの審査請求の期限は3か月以内(60日ではない)

東大和市は、上限額が23区と同じでありながら市内の家賃水準は落ち着いているため、住宅扶助の範囲内で住まいを確保しやすい地域です。一方で、受給者の入居に慣れた不動産会社の数は多くありません。「家賃は条件に合うのに審査で断られてしまう」という段階でつまずいている方は、ひとりで抱え込まずご相談ください。


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